概要
1986年に東映京都撮影所製作・東映配給により公開されたヤクザ映画。監督は五社英雄。主演は岩下志麻。好評を博し、主演女優・監督を替えながらシリーズ化された。通称『極妻(ごくつま)』。
家田荘子のルポルタージュを原作に、それまでのヤクザ映画では脇役が多かった女性側の視点から描いた異色のやくざ映画シリーズ。
劇場シリーズの完結後もレンタルビデオで好評のため、東映ビデオの企画として高島礼子主演で新シリーズが製作された。しかし、レンタルビデオ主導の企画であることから予算規模は大幅に縮小され、劇場用の35ミリフィルム撮影ではなくスーパー16ミリでの撮影となり、短期間に小規模上映された。
東映制作作品(劇場シリーズ)
※第2作主演十朱幸代、第3作主演三田佳子を除き主演は岩下志麻。
第1作 極道の妻たち 1986年11月15日
第2作 極道の妻たちII 1987年10月10日
第3作 極道の妻たち 三代目姐 1989年4月8日
第4作 極道の妻たち 最後の戦い 1990年6月2日
第5作 新極道の妻たち 1991年6月15日
第6作 新極道の妻たち 覚悟しいや 1993年1月30日
第7作 新極道の妻たち 惚れたら地獄 1994年1月15日
第8作 極道の妻たち 赫い絆 1995年9月9日
第9作 極道の妻たち 危険な賭け 1996年6月1日
第10作 極道の妻たち 決着(けじめ)1998年1月17日
東映ビデオ制作作品
第11作 極道の妻たち 赤い殺意 1999年3月6日
第12作 極道の妻たち 死んで貰います 1999年11月27日
第13作 極道の妻たち リベンジ 2000年7月22日
第14作 極道の妻たち 地獄の道づれ 2001年7月28日
第15作 極道の妻たち 情炎 2005年3月26日
第16作 極道の妻(つま)たち Neo 2013年6月8日
キャラクター
粟津環(あわづたまき)
粟津組組長の妻。高松市で暮らす。3年前から夫に代わり組を仕切り組員や対立組織にも凄みを利かせているが、基本的に人情を大事にする性格で実家の家族や組員の妻などに思いやりを持つ、結婚前は北新地のクラブで人気No.1ホステスだった。