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金印の編集履歴2021/11/16 16:34:45 版
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概要

漢王朝が周辺の冊封国に贈った金の印章。

文書を送る際に紐で結んで粘土で留めておき、その粘土に印を押して使用する。こうすることで送る途中で文書が読まれていないかがわかる。

ツマミの部分は動物の形を模していて、贈る国の位置によって動物の種類が決まっている。北方ならラクダ、南方なら蛇の印が贈られる。

日本には奴国と邪馬台国に贈られたという記録が残っている。邪馬台国のものは発見されていない。奴国のものについては後述。

漢委奴国王印

江戸時代志賀島で農家の甚兵衛が金印を発見した。どんなものかを調べるため福岡藩の手に渡り、藩校で調べた結果漢王朝から倭の奴国に贈られたものだという結論になった。この説が現在でも一般的となっているのだが、この印には漢委奴国王と彫られている。「倭」ではなく「委」となっているが、「委」を「わ」と読むのは無理がある。このため「奴国に贈られたものではなく別の意味がある」という説もある。

ツマミは蛇の形をしているが無理やり作り替えられたような跡がある。ラクダを作っている途中で何らかの理由で蛇に作り替えたようだ。

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