クラレンス・ボディッカー
くられんすぼでぃっかー
劇中での行動
劇中で警官殺しを行っており、劇中でも序盤で警官を何人も殺害していた(本編ではカットされたが、ノベライズにはそのシーンがある)。
アレックス・マーフィーも殺害、その際には床に押さえつけ、ショットガンで右手首を吹き飛ばした後に、仲間たちに一斉射撃させた後、頭部に拳銃で止めを差すという、「殺す行為を楽しむ」ようなやり方で殺害していた。
マーフィーがロボコップとして復活した後、一味の仲間であるエミールと再会。そこから警察のデータバンクより、自身の存在を知られる。
実はリチャード・ジョーンズと裏で繋がっており、警官殺しはジョーンズからの依頼でもあった。そうする事で治安悪化と警官の死亡率を高め、ED-209の必要性を高めていたのだ。
ロボコップ計画を勧めたモートンも、クラレンスが殺害。
その後、コカイン工場を経営しているサル・ルチオーネと麻薬売買の取引をしている際、ロボコップに殴り込まれ、逮捕される。
この時にジョーンズが黒幕である事を喋ってしまい、ロボコップにその事を記録された(この直後、ロボコップはジョーンズを逮捕しようとするも、第四指令によりジョーンズは難を逃れる)。
ジョーンズにより釈放され、ロボコップの破壊を依頼される。
デルタ・シティ建設の際、労働者たちへの麻薬売買、売春宿、賭博場の経営と利益の権利を条件に、それを承諾。コブラ砲を与えられ、仲間たちと共にロボコップへ挑戦する。
鉄骨や資材の下敷きにして、身動きが取れない状態で鉄棒を突き刺すも、ロボコップのアクセス用ニードルプラグを喉に突き刺され、絶命した。
ギャング団の手下
下記の手下どもを率いて、警官殺しを行ったのみならず、ありとあらゆる犯罪を行っていた。
- エミール
ノベライズでは「エミール・デ=ローリアン」、WIKIなどでは「エミール・アントノウスキー」と記載。
殺人未遂、強盗、放火、凶器を用いた暴行、強姦、私有財産の破壊、自動車による大規模窃盗の前科を持つ。劇中でも第一の手下のように暴れまわっていた。主にバンの運転を担当。それほど頭は良くなく、クラレンスも「こいつは類人猿以上の知恵を持ってる事は断じてない」と言い切っている。マリファナを常用しており、使用すると精神的に不安になるパラノイア。
劇中でガソリンスタンド強盗を行っていたが、その際にロボコップと遭遇。エミール自身、ロボコップを殺したマーフィーだと気づき、「お前なのか」と言った事から、ロボコップの中のマーフィーの記憶が蘇る原因となった。
ラストバトルで、クラレンスとともにコブラ砲でロボコップを破壊せんとするも、産業廃棄物の廃液タンクに突っ込み、身体が半ば溶解。そのままクラレンスの車に引かれ、肉体が飛び散る最期を迎えた。
- ジョー
ノベライズでは「ジョー・ネルソン」、映画では「ジョー・コックス」。
態度に問題のある、若い黒人。アジトに逃げ込んだ時、立小便をしているところに婦人警官アン・ルイスに追い詰められるも、隙を見てエレベーターシャフト内に突き落とす。
映画版では、陽気にうざったく騒ぐ男で、ラストバトルにてロボコップに宣戦布告した直後に撃たれ、何の活躍もせずそのまま死亡した。
ノベライズでは、工場内で暮らす大型犬の野良犬二匹のうち、一匹を遊び半分で射殺した後に、ロボコップとバトルに。
しかしその最中、クラレンスが投げた手榴弾をロボコップが投げ返し、運悪く自分の足下にて爆発。片足を吹っ飛ばされ、もう片足は壁の釘に引っかかり宙づり状態に。釘を外し、床に落ちた直後。先刻の野良犬の生き残りに襲い掛かられ、そのまま噛み殺されるという、因果応報の最期を迎える。
- ドゥギー・ハリス
ハンサムな顔つきをしてる手下の一人。マーフィーにアジトまで追い詰められ、射殺された。
- ボビー
手下の一人。冒頭で、バンに乗っている最中にマーフィーに足を撃たれた。役立たずと判断されたクラレンスに「お前空を飛べるか?」と聞かれた後、マーフィーとアン・ルイスの乗るパトカーに投げつけられ、そのまま死んだ。
- スティーブ・ミン
クラレンス一味で唯一のアジア系。頭部にバンダナを巻いている。
サル・ルチオーネの麻薬工場にて、ロボコップと撃ち合い射殺された。
- チャン・オーランド
ノベライズにおけるスティーブ・ミンの役割を有するアジア系ギャング。「香港生まれ」との事。写真とともに聞き込みをしていたロボコップが、少年ギャング団の一人から名前を聞いており、ギャングとしてそれなりに有名らしい事をにおわせている。
サル・ルチオーネの麻薬工場にて、ロボコップと銃撃戦になり、映画劇中同様に射殺された。
- レオン
ノベライズでは「レオン・クリンゲンスミス」、映画では「レオン・ナッシュ」
副リーダー的存在。ナイトクラブで遊んでいたところを、ロボコップにより逮捕される。
ノベライズでは「足を引きずって歩く」という描写があった。
ロボコップへ、クレーンの廃材を落として下敷きにするも、その直後に操縦室にアン・ルイスのコブラ砲の直撃を受け、爆死した。
趣味・嗜好
- モートンを殺害した時、彼の両脚を撃ち抜き歩けないようにして、ジョーンズからのメッセージを見せた後に、時限式の手榴弾を用いて爆殺した。その際、二人いた娼婦は逃がしているが、モートンが吸っていたコカインを自分も吸っている。ノベライズではこの時に、モートンが飼っていたシャム猫に気に入られ、すり寄られるシーンがあった。クラレンスも気に入ったのか、このシャム猫を抱き上げ、「いいニャンコだよ、おまえは」「さ、おまえとおれは何かうまいものを食いにいこう」と言って、どこかに連れて行った。
- サル・ルチオーネと麻薬売買の取引を行った際、支払額の件で折り合いがつかず、挑発し相手に銃を抜かせた。しかし動じることなくクラレンス側も銃を抜き、一触即発の状況に。その際には「今夜はタイガースの試合があるんだぜ。おれはタイガースの試合は絶対見逃さねえ主義でよ、ここらへんで手を打ってくれよ。そうだな、あと五分のうちにだ」と、こちらの条件を飲まさせた。
- 仲間が釈放され集まった際、仲間の一人ジョーが自分と同じ車に乗っているのを知る(しかも自分のはポンコツなのに、ジョーのそれはピカピカの新車)。それが気に入らないため、ジョーンズから与えられたコブラ砲を取り出し、発砲して車を破壊した。