イシス(パズドラ)
いしす
概要
長い黒髪と、背丈ほどある杖を持った、水属性のエジプト神モンスター。
進化すると『聖海神・イシス』になり、衣装や頭の装飾も追加される。
序盤から扱いやすいリーダースキルや、何よりその外見などから高い人気を得ている。
レアガチャでしか手に入らないため、エジプト神が含まれているゴッドフェスを回すと良いだろう。
今でこそ十分な強さを持つが、彼女の強化への道は苦難の連続であった。
スキル
スキルは『クイックヒール』。発動するまでのターンは8ターン。最短で3ターン。自分の回復力×3倍のHPを回復する。Ver.6.3からはバインド状態を1ターン回復する効果が加えられた。
ガンホー自社コラボの『アークエンジェリング』や、エヴァコラボで手に入る『第五の使徒・戦闘形態』と合成することにより、スキル上げが可能。
回復する値は微々たるものなので、実質的にバインド回復が主な使い方となる。
…なのだが、当事イシスは覚醒に「バインド耐性」(一つごとに50%の確率でバインドを回避する)を持っていなかった。
当然イシス自身がバインドされていてはスキルも発動できないため、これを頼りにするのは難しかった。
更に最短で6ターンながらも倍の回復量とバインド回復能力を持つ『クイックキュアー』の存在も大きい。
リーダースキルは『ナイルの恵み』。三属性以上で同時に攻撃すれば、攻撃力が3倍になるというものでエジプト神や属性系リーダースキルの中では抜群の安定性を誇る。
魔王の城はおろか天上の海原くらいまでは全く手こずらずに進める事ができる。
できるが、そこまでである。初登場時は画期的だった3倍だが、インフレの進んだ現在では力不足なのだ。
超級・地獄級以上相当のダンジョンに挑むのなら、究極進化は必須と言っていい。
ちなみにかつては土日ダンジョンの女王と呼ばれていたものの過去の栄光。
今でも活躍はできるが、土日ダンジョンに向くリーダーが山ほど登場した現在ではもはや個性とは呼べないか。
総合して評価すると、残念ながらエジプト神の中ではハズレの部類に入る神、という扱いであった。
究極進化
2013年12月18日に2種類の究極進化が実装された。
ひとつは『蒼月聖海神・イシス』(水/水)。サブタイプは回復。究極前よりも露出が増えている。かわいい。
リーダースキルは『ナイルの導き』に変わり、3色で3倍、4色で3.25倍、5色で3.5倍に変化するように。
ステータスも攻撃・回復に+100と上昇している。
もう一つは『煌命聖海神・イシス』(水/光)。副タイプは見た目に似合わないが体力タイプである。これにより体力エンハンスによる瞬間火力を得ることも可能になった。
こちらは進化にエンジェリットが必要であり、究極進化の難易度が高い。
エンジェリットの入手はダンジョンが超地獄級なだけあってヘラ降臨や勇者降臨の比ではない程に難しい。(現在では、友情ガチャでも入手可能。)
ただしリーダースキル『ナイルの煌めき』は最大5色で4倍とより強力なものとなった。
覚醒スキルが変更され、バインド耐性を一つ獲得した。ただ、上述の通り半分の確率であるため戦術に組み込むのはやや不安。
確かに、元よりは強くなったのだが…
エンジェリットを使う他のエジプト神話モンスターと比較すると
3色 | 4色 | 5色 | 6色 | |
イシス | 3倍 | 3.5倍 | 4倍 | |
ホルス | 4倍 | 5倍 | ||
ラー | 4倍 | 7倍 |
つまり、エンジェリットを取れるようなプレイヤーからすればイシスは今まで通りほぼホルスの下位互換に近かった。
またラーは回復ドロップを含めても5色扱いにできるため、条件に対して4倍以上を出せる確率は大きい(当然、そのパズルが解けるのが前提となるが)。
ステータスは体力が+500上がった代わりに回復は140減っている。ただし、実装当時はステータスがかなり低く設定されており、「これでは劣化ではないか」とユーザーの不満の声が大きかったため急遽ホルスと共に修正されてこのステータスとなった。
イシスよりも楽にかつ迅速に高倍率を出せるモンスターや優秀な覚醒・ステータス・スキルを揃えているモンスターは他にも多く、ここまで強化されてもまだイシスを使うものは少なかった。
強いですから発言
イシスの絵師である日野さんはヴァルキリーやイズン&イズーナを始め、最初に選べる3竜など様々なイラストを担当しているいわば「パズドラの顔」の一人であるのだが、
このイシス究極について「居場所がなくなったような」という旨のツイートをしたところ、プロデューサーの山本大介氏はこう返した
「いや、イシスは普通に強いですから、日野さん。。」
実情は上記の通りである。このツイートに対しては様々な批判が上がった。
山本大介氏はイシスを初心者向けという形で使いたいそうだが、実際エンジェリットを手に入れている時点で初心者ではない(後に友情ガチャから排出されるようにはなったが)。
更に山本大介氏は究極イシス実装前のリーダースキル公開後にも
「イシスまだ実装もしてないのに、弱い弱い言い過ぎ(^_^;)」
とツイートしている。実装してみても弱かったので当時のユーザーの意見は実に正鵠を射ていた。
まあ山本Pの煽り癖は今に始まったことでもないのだが…
覚醒スキル追加
2014年1月30日より様々な神モンスターなどに新たに覚醒スキルが追加された。
光イシスには待望の2つ目のバインド耐性が追加され、敵のバインドを100%はじくようになっている。 これによってクイックヒールの実用性が劇的に増し、ついにホルスら他の多色リーダーとの差別化に成功。
金曜ダンジョンの超地獄級などバインドの多いダンジョンで特に活躍する。
その後
2014年3月20日、クイックヒールの効果が修正され、バインドを2ターン分回復できるようになった。これによりリーダーとフレンドのクイックヒールで4ターン分に対応でき、並のバインドに対してはほぼ無敵となった。
2014年4月10日、リーダースキルの効果が修正。光ラーと同じく回復ドロップを発動条件に含むようになった。つまり回復ドロップを含む6種のうち3種で3倍、以降1種増えるごとに倍率が0.5上昇し、最大で6色4.5倍になる。
光ラーとの違いは6色時の火力が劣るが、ドロップ欠損により16倍が出せない場合でも最悪12.25倍で攻撃できるのが大きな違い。
もちろんバインド耐性やクイックヒールの存在もある。
そして今ではイシスを使って降臨へ挑む者も増えてきている。
ただし高火力を出すには盤面に揃ったドロップをきっちり全種類消していく高いパズル力が要求される。チェンジ・ザ・ワールドのスキルなどが役に立つだろう。
不遇な立場から数々の強化を施されようやく一線級となった苦労人(神)である。
特待生イシス
4月2日、割といきなり決まった「パズドラ学園」というイベントにて、新たな絵で登場するモンスターがTwitter上で公開された。そしてそこにいたのは…
女神である。
イシスが特待生イシスという名前を得て、満を持して再登場したのだ。入手方法は期間限定の新学期ガチャで、イシスを愛してやまない一部プレイヤーは歓喜し、特待生イシスに一目惚れしたプレイヤーも多い。pixiv内のパズドライラスト全体でも特待生イシスのイラストは多くかかれているので是非チェックしてもらいたい。
覚醒イシス
2015年の春辺りから新たな究極進化として、覚醒が登場した。エジプト神も例外ではなく、一足先にホルス、バステト、ラーが覚醒。特に覚醒ラーはあの曲芸士すら上回ると言われ、一躍最強リーダーに踊り出る事になった。そして5月31日、覚醒イシスが発表される。
メジェドラの耳?がはえた。
属性が水/木になり、スキルは『クイックヒール』から『クイックガード』という軽減も可能なものに変化。リーダースキルも3属性以上で3倍。スキル使用時に水属性が1.5倍。と聖海神・イシスからそのまま強化されたような倍率に。覚醒イシスをリーダーにした最大倍率は20.25と曲芸士以降のインフレにおいては控えめである。
しかしながら、イシスの強みは安定性なのであまり問題はない上、全属性が1.5倍になったらバランスが崩壊しかねないので納得するしかない。
また、パーティの防御要員としても非常に優秀で、先述した覚醒ラーにちょうどよく噛み合う。秘女神と威女神のカーリーを一人ずつ入れ、そこに覚醒イシスと自由枠一つ。これで攻守共に最高クラスでドロップ延長も5個以上という覚醒ラーパーティが完成するのだ。
神話によっては父であるラーに尽くす形となり、イシスのお淑やかさと強かさを両立する立ち位置であるのかもしれない。
アシスト機能追加により、スキルの軽さも手伝い八相の暴圧や闘勁呼法などの強力なサポートスキルを自然に組み込むこともできる。
転生進化後はラーと副属性が入れ替わった。
余談
大半の女性モンスターに比べて、大人びた外見からBBAなどと呼ばれることもあったが、女子高生(特待生イシス)として登場したのは上述のとおりである。
ちなみに特待生イシスはちょっと大人びた少女といった感じの顔立ちをしている。
そして覚醒イシスが登場。進化前のイシスよりは若く、特待生イシスよりは年上といった印象。