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概要

『月刊ビッグガンガン』にて2013年Vol.05から2015年Vol.01まで連載された。全16話。

物語は映島巡、作画はIsIIが担当。

一見して萌えやコメディを前面に押し出しているが、その実本編を髣髴とさせる陰惨で過激な描写が見られる。

本編から2年前の物語で、子供時代のワン達五人姉妹が登場し、ウタウタイの使命である「世界の平和」を守るため、裏切り者であり姉でもあるゼロ倒すための力を求めて悪徳領主を倒しつつ、この世の叡智と力が眠るとされている『メリクリウスの扉』を目指す。

五人姉妹が魔法を行使する場面が多く登場するが、ワンを除いてどれも天使(魔獣)の名を冠している。

登場人物

ワン

ウタウタイ姉妹の次女。

真面目な性格はこの頃でも健在で、四人の妹達をまとめるリーダーとしての振る舞いをしている。

裏切り者であるゼロを倒すことにどこか戸惑いを覚えつつも、「ウタウタイの使命だから」と無理矢理自分を納得させているような様子を見せることがある。

身体能力が高いだけでなく五感が常人よりも優れている。

ウタうことで身体能力を強化する魔法を使う。例え効果が切れても声が出せる状況であればまた使うことが可能。

ウタウタイの代償は「五感の成長」

トウ

ウタウタイ姉妹の三女。

明るく快活な性格で姉妹内のムードメーカーを務める。

子供よりも子供らしい面を見せるが、誰にでも優しい心を持つ。

ウタうことで巨大な腕を召喚し攻撃する魔法を使う。

ウタウタイの代償は「筋力の成長」

スリイ

ウタウタイ姉妹の四女。

大人しい性格で気分によって「疲れた」と言い行動を中止することがある。

この頃はまだ本編のような狂気はないが……。

ウタうことで魔法の糸を繰り出し、かかった者を操る魔法を使う。

ウタウタイの代償は「髪の成長」。

フォウ

ウタウタイ姉妹の五女。

ワンと同じく真面目な性格だが、時折無理をするワンを気遣うことがある。

胸の発達に悩んでいることがあり、そのことをファイブに突かれて喧嘩するらしい。

ウタうことで障壁を出現させる魔法を使う。しかし出現時間が2~3秒程度なため少しの時間稼ぎにしかならない。

ウタウタイの代償は「爪の成長」で伸びる爪を噛む癖がある。

ファイブ

ウタウタイ姉妹の六女。

少女らしからぬ妖艶さを持ち、豊満な胸を自慢げに誇ることがあるため胸にコンプレックスを持つフォウと取っ組み合いになることがある。

ウタうことで強力な光線を生み出し攻撃する魔法を使う。

ウタウタイの代償は「胸の成長」。

前領主

それぞれに血縁関係があり、家族で国を治めていると考えられる。

ベイス

砂の国の領主で肥満体型の男性。

領地から子供を攫っては皮膚や骨肉を剥ぎ取り、人形などのオブジェを作ることを趣味としている。

子供を探しに来た親を殺し、見せしめとして城の入り口に吊るして部下や領民を恐怖させていた。

搭乗型のゴーレムを所持しており、討伐に訪れたワンたちをコレクションに加えようと自ら襲いかかるが敗北し、醜く命乞いをするもワンによって殺される。

なお彼のコレクションはそれを見つけたスリイを狂気へ染め上げるきっかけになってしまう。

グレイ

山の国の領主で壮年の男性。

日本語と英語を交ぜたような言葉を話す。

槍が主武装で教会都市にてワンたちと交戦した際は圧倒的な力で彼女たちを追い詰めたが、暴走したスリイが召喚したと思われる天使「アルミサエル」の攻撃を受けて死亡する。

シャホル

森の国の領主でグレイの息子。

無邪気な性格をしているが、その本性は残忍なもの。

魔法の腕輪を武器とし、教会都市での戦いではトウに致命傷を与えるが、暴走したウタウタイたちの力を前にして戦意喪失。

「ファヌエル」に襲われかけていたところをカエルラに救われるが、彼女に生命力を吸収されて死亡した。

カエルラ

海の国の領主である年齢不詳の美女。

熟練の魔術師であり、常に超然とした余裕に満ち溢れている。

またグレイとパルティシオンの師匠でもあるのか、二人から「マスター」と呼ばれる場面もあった。

過去にメルクリウスの扉の封印を解こうと試みたことがあり、その際にバルタスを発見、回収している。

その正体は老婆であり、他者の生命力を奪うことて若さを保っている。

魔力によって形を変えるムチを武器にする。

教会都市での戦いではワンと戦い彼女を追い詰めるが、混乱に乗じたパルティシオンの手によって殺害される。

ゲーム本編ではDLCゼロ編で兵士の会話の中で名前だけ登場している。

高価なドレスやアクセサリーを持っていたらしいが、海の国の新領主になったファイブにより商人に売り飛ばされた。

その他人物

パルティシオン

ベイスに仕えていた魔術師の男。

眼鏡をかけた美形の青年だがその姿は魔力によって維持しているものであり、本来の姿は老人である。

領主とウタウタイを利用し、メリクリウスの扉にある力を手に入れようとしたがウタウタイの暴走に巻き込まれて頓挫。

魔獣に堕ちたガブリエラを元に戻すためワンに魔力を吸い取られ老人に戻ってしまった。

後にワンたちによって捕らえられたのか、教会都市の一室に繋がれた状態で歴史書のようなものの執筆にあたっている。

バルタス

厳つい風貌をした謎の男。フェアリーと共に領主からの命令を受けて行動している。

その正体はメリクリウスの扉の番人。

ガブリエラ

オネェの口調で話す黒色の竜種。途中姉妹と離ればなれになったワンを助けメリクリウスの扉の場所まで案内する。

最初は悪態をついていたが、ワンの熱意に惹かれるようになる。

ゼロ

裏切り者であり、ワン達五人姉妹の姉。最強のウタウタイとも。

ワン達を殺すため、その行方を追っている。

このとき右目の「花」はまだ開花していない。

ミカエル

ゼロについている白色の竜種。

旧世界の言葉を話すことが出来、メリクリウスの扉の番人のことを知っていたがなぜそうなのかは不明。ワンについたガブリエラに驚いていた。

余談

教会都市には住民がおらず、近くにある街で暮らしている。

一般人からすればよく分からない遺跡として見られているが、魔法発祥の地ということで好奇心を抱く者達から様々な調査や研究がされている。

また旧世界の文字で記した物も存在する。

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