CV:能登麻美子
概要
ウタウタイ姉妹の4女で、森の国を統べる。姉のことは「○○姉さん」と呼ぶ。
額にローマ数字の「Ⅲ」の痣がある。
「花」の影響で異常発達しているのは「髪」。紫色の長髪を刃と峰が逆になった鋏で適当に切りながら歩いており、武器にもこの鋏を用いる。かなり猫背で、歩くときも前屈かと疑うような姿勢で歩く。
フォウ曰く「姉妹の中で1番綺麗な顔をしている」とのこと。
従える魔獣は「侵せ」の号令で召喚する球体関節人形の姿をしたアルミサエル。別ルートでは「贖え」の号令でエンシェントドラゴンであるイズライールを召喚する。
使途は穴さえあればどんなものとも愛をはぐくめる変態のオクタ。
常に気怠げかつ無気力。興味のないものはどうなっても気にせず、自らの命を狙うゼロに対してすら無関心。
反面、自分が興味を抱いているものに対しては、異常なほどの執着心を燃やす粘着質な性格。
最近は人形遊びに御執心で、佳境に差し掛かると寝食も忘れて没頭する。
また、自身が作った人形について語るときは普段の物静かな佇まいからは想像できないほど饒舌になる。
また、ポエムチックな話し方をする反面、小学生男児並みの下ネタ好きという意外な一面もある。
国の統治は実質放置に近いが、森の国の場合それが幸いしているうえ、一部の兵士に人気な不思議ちゃんでもある。
幼少期
ウタヒメファイブでの姿。敵を操作し鎮圧するなどの能力を見せるが、飽きたり疲れたりするといつでもどこでも眠ってしまう。人形への執着もこの頃からのもの。
森の国
妖精やオーガなどの亜人が人間よりも多く住み着いている国であり、「光の森」や「毒の森」などの森が存在している。代々の領主が亜人達をどうにか征服しようとしていたそうだが結局それが叶うことはなかったらしい。
スリイが彼らに無関心だったので対立もなく平和そのものだったが、そもそも彼女が森の国の領主になったのは「人間がそこまでいない場所にいさせた方がいい」というワンの危惧によるもので、この時点でスリイの本性に勘付いていたようである。
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この先ネタバレ注意
手製の人形の素材に使われているのは、モンスターと人間。
最高の兵隊を自らの手で作りあげるために、多くのモンスターや人間を研究に使った。
ダウンロードコンテンツの終盤の話では、その度が過ぎた狂気が明らかになった。
具体的に内容を説明すると…
- 研究に使用した人間の数は56人。
- 強度を決めるモノは感情である事を知り、最も強い感情は「憎悪」であることを知る。
- 憎悪を引き出すために人間を捕獲しては様々な方法で憎悪の感情を抱かせた状態で兵隊に変える。
- その時戦っていたハイ・ギガースも、目の前で父親をザクザクに切り刻まれた母娘を改造したもの。
- 上記の事柄をスリイ自身がオクタに対して説明した際、多数のピー音が入った…が、当のスリイ本人は無邪気かつ楽しそうに語る。
- ワンから実験体とそれを生み出した自身のことを「認めない」と批判されたことに対しても「なんで?」「ワン姉さん、ひどくない?」と傷つきオクタにも同意を求める
と非常に残虐であり、さらには自らの行いの何が悪いのかすら理解していない。この事を知ったオクタはスリイのいき過ぎた残忍さに耐えかねてスリイから離反し、ゼロ側についたのだった。
一部のプレイヤーの間では、「スリイのとこにディト、ファイブのとこにオクタ…という組み合わせだったら良かったのでは?」という意見が出ている。実際、ストーリー内でアルミサエルとの戦いの中で上記の話をオクタがゼロ一行に説明した時にディトだけ引くどころか「悪趣味」と言いながらもどこか楽しげだったため。