騎馬隊

きばたい

馬に乗った兵士により構成される舞台。

概要

騎兵も参照。

馬に乗った勇ましい兵士たち。

洋の東西問わず存在したが、大抵の人は「武田信玄率いる戦国最強の騎馬隊」とか戦国モノ（大河ドラマとか）の合戦シーンといったものが思い浮かぶはず。

しかし当時の日本の馬はポニーのような小型馬で、精々140センチくらいしかなかった（ちなみにサラブレッドは165センチ前後。当時の名馬で150センチくらい）。

小柄ながらもパワーとタフネスはあったので重宝されたが、それも移動用というより専ら荷物係だったようだ（それが証拠に、合戦の様子を描いた当時の屏風・絵巻物などにも「騎兵」はほとんど描かれていない）。

当時の日本人は現代よりかなり小柄だったことを差し引いても、重い甲冑を着込んだ上で戦場を駆け回り、勇猛に打ち合う……なんてのはまず無理で、人が乗るとすれば指揮官クラスが号令や指令をかける（高い位置にいることで声が遠くまで響く）とか、敗走する兵が脱出用に乗るといったところ。

絵面の映える花形もリアル事情はそんなものであった。

流石に軍事的な騎馬隊は廃れたが、海外では警官が馬にのって警備にあたっている。日本でも警視庁が騎馬隊によるパレードを披露したりする。