356(ポルシェ)
すりーふぁいぶしっくす
概要
ポルシェが1948年から1965年の間に製造した車。
1931年の創業以来、他のメーカーのマシン設計や開発の請け負いを主な業務としてきたポルシェが、新たな活路をスポーツカーの自社生産に見出し、第二次大戦終戦後に開発に着手した小型スポーツカー。自動車メーカーとしてのポルシェ第1号が356である。
「356」の名称はポルシェ社内の開発コードから来たもの。
もともと、ポルシェの創業者であるフェルディナント・ポルシェ氏(よく「ポルシェ博士」といわれる)は、世界大戦時において戦車の設計に携わっていた人で、その結果誕生したのがポルシェティーガー...という歴史があるのだが、そのポルシェティーガーに搭載するエンジンの位置にポルシェ博士が強いこだわりを持っていた事があり、このこだわりが現在にも残るポルシェのRR駆動(リアタイヤよりも更に後ろ側にエンジンを配置しリアタイヤを駆動する駆動方式)の理念の原点ともなっている。
356はそのプロトタイプも含めると計6つのバージョンが存在(下記参照)し、その中で更にグレードやらなんやらが乱立している。グレードの解説を始めるとバカ長くなる為ここでは割愛する。全て確認したい場合は後述の外部リンクに貼ってあるWikipediaのリンクを踏んでWikipediaを参照してもらいたい。
- 356.001
- 356/2
- 356プレA
- 356A
- 356B
- 356C
メイン画像の車は356Aのロードスターモデル。
なお、356の後継として、今やポルシェの主戦力であるポルシェ911シリーズを抱えている。