アクア・ハルカス
あくあはるかす
概要
「リキッド・ピープルは液体を自在に操る。
彼らにとって、水は鎧であり剣である。」
デュエル・マスターズ第一弾、で登場した、リキッド・ピープルに属する水文明の代表的カードの一枚。
キャントリップの代表格であり、序盤から手札を減らさずにクリーチャーを並べられるのは利便性が高く、登場時から長い間使われ続けていた。
リキッド・ピープルの3コスト枠はアクア・スーパーエメラやアクア・アナライザー、電脳聖者タージマルなど激戦区だが、それらに負けない実力を持つカード。
特にリキッド・ピープルはかつクリスタル・ランサとクリスタル・パラディンを擁していたため、アクア・ハルカスの使用率を上げることになっていった。
そして、多色デッキでも「クリーチャーの残るドロー」は運用しやすいこともあり、様々なデッキに採用されることになる。
余談
アクア・ハルカスは殿堂カードとして指定されたカードである。
ボルバルマスターズやサファイア地獄を後押ししたカードは次々に規制され、更にそれらとそこそこタイマン張れたマーフォーク青単やデッキ破壊コントロールなどのパーツも順次規制された。
当然、ハルカスは活躍し続けたので規制の憂き目にあってしまう。
…だが、冷静に見て欲しい。
この時期のカードの殿堂入りの様子を…
2005年7月15日
《スケルトン・バイス》
《無双竜機ボルバルザーク》
2006年3月15日
《ヘル・スラッシュ》
《ロスト・チャージャー》
《無双竜機ボルバルザーク》
2006年4月15日
《炎槍と水剣の裁》
2007年1月15日
《ヘル・スラッシュ》
《ロスト・チャージャー》
《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》
《フューチャー・スラッシュ》
2007年8月15日
《アクア・パトロール》
2007年11月15日
《クローン・バイス》
《予言者マリエル》
《炎槍と水剣の裁》
2008年4月15日
《魂と記憶の盾》
《アクア・ハルカス》
《パシフィック・チャンピオン》
《インフェルノ・ゲート》
《インフィニティ・ドラゴン》
《超竜バジュラ》
《母なる大地》
《呪紋の化身》
…ハルカスと並んでるカードパワーのやつなんていない。これはハルカスが高い側ではないのは言うまでもない。
他のカードがみんなぶっ壊れててどうしようもないのに対して、ハルカスは基本カードとしての性能しか持っていない。
よりはっきり言えば、とばっちりである。
特にハルカスを悪用したと言える裁と大地は共に同時期に規制かかっているし、ハルカス以外にも悪用されたウィニーは多数いたはずだ。
「水は剣にも鎧にもなる!行くぞっ!」
かつては殿堂入りでスタートデッキに1枚だけ収録だったハルカスも、初期デッキに4積みされており、かっての不遇が嘘のように大暴れしている。
というのも最初に述べた通りクリーチャーの残るドローという汎用性が高い能力に加え《クリスタル・ランサー》などの進化元としても使えるため、水単速攻にはもちろんのことありとあらゆるデッキに採用される事態になっている。
その為、上記の召喚時のボイスからの能力起動のボイスを聞かない日はほぼ無い。