HD-DVD
えっちでぃーでぃーぶいでぃー
東芝とNECが開発を進めていた次世代型光ディスク
概要
東芝とNECがSONY・フィリップス・松下電器産業が中心となって開発を進めていたBlu-rayに対抗する形でDVD規格の普及、促進や新たな規格の策定を主な目的とする組織であるDVDフォーラムへ提案し、採用されるも思ったほどの普及が見込めず、2008年にリーダーシップを取っていた東芝が撤退を表明したことで事実上終焉を迎えた。
XBOX360に外付けのHD DVDプレーヤーが出ていたことで有名。
DVDと高い互換性を持っていたことが特徴で、Blu-ray同様に青色レーザーをピックアップに使っている。保護層の厚さをDVDと同じとすることで生産ラインの流用を可能とし、さらにレンズとの接近検知システムの一部流用ができる設計になっていた。しかしBlu-rayよりも容量が少ないのが欠点で、片面1層あたり15GBにとどまった。また、コピープロテクト技術は初期のBlu-ray同様のAACSのみにとどまる。
表記について
正式名称は『HD DVD』であり、HD-DVDは全く別の規格であるが
知名度が低すぎるためかほとんど正しく区別されていない。