概要
「Ⅸ」は、崩壊:スターレイルに登場する「虚無」の運命を表す星神。
謎に包まれた存在で、その姿は幾重もの霧に包まれている。ゲーム上は黒いスライムのように不定形で目と思しき部分だけが分かる存在。他の星神と一切交流せず、数多の宇宙の本質は虚無であり、存在の意味がないと信じている。
ヘルタは「変だし神秘的だがあまりにも解りやすい星神」と評している。
一見何に対しても興味関心を持たないようにも見えるが、「存在は虚無である」という考えに至った者に無作為の視線を与えることがある。これを受けた者は『自滅者』と呼ばれる、朽ち果てて真の無になるか、『混沌医師』になる。
Ⅸの関連派閥は星神との関係が少々変わっており、単純に信仰と庇護の関係にあるわけでは無い。『混沌医師』は、IXの視線への反発心から世界を救うという信念に目覚め、「存在は虚無ではない」と証明し、IXを解放することを(実質人間に不可能であるとは理解しつつも)目的としている。
もう一つ「IX機関」という派閥が存在するが、こちらは規模も目的も、そもそも実在するかさえ定かではない組織である。
過去、「壊滅」の派閥である「アナイアレイトギャング」によってIXの暗殺計画が持ち上がったことがある。彼らは「愉悦」のアッハの力を借りて暗殺を遂行しようとしたが、当然のごとく行方不明となった(生き残りがいるのかは不明)。
なお、アッハが力を貸したのはアナイアレイトギャングの考えに(成功の可能性があったかは別として)愉悦を感じたからである。また、彼らが本来信奉しているナヌークの助力を得ていないのは、そもそも彼ら自身がナヌークに相手にされていない(ヘルタからもクズと呼ばれている)存在だからだと思われる。