ヌヴィフリ
ぬゔぃふり
概要
フォンテーヌの最高審判官であるヌヴィレットと水神フォカロルスことフリーナとのカップリング。
※本記事には魔人任務第四章・ヌヴィレット伝説任務・フリーナ伝説任務・2人のキャラストーリーやボイスを含む重大なネタバレがあります
フリーナはフォンテーヌに君臨する神であるため、ヌヴィレットは最高審判官であれど、序列的には彼女の部下にあたる。
常に冷静沈着かつ無表情なヌヴィレットと違い、フリーナは内心は小心者でありながらお調子者の子供っぽい性格をしており、性格は対照的。
上記の性格も相まって、彼女を神と畏敬するにはイマイチなポンコツ具合であるせいか、ヌヴィレットがフリーナを神らしく尊敬していると思われる部分はあまり見られない。しかし、彼女の身を案じたりなど関係は悪くない様子。
余談
フリーナはその性格のためか、神としての威厳はあまりなく、フォンテーヌの人々からは身近なマスコット的な扱いを受けている。ちやほやされれば何でもいいのか、本人はそれを悪く思う様子もない。威厳を持って何かを制する時はヌヴィレットの力を借りている模様。(しかし当の本人はこれを自分の威厳だと思い込んでいる)
お調子者のフリーナの尻拭いをしたり、たしなめるといった恋愛関係いうより親子関係にも近いイラストが多い。
魔神任務(重大なネタバレあり)
魔神任務 第四章第一幕『白露と黒潮の序詩』
ヌヴィレットとフリーナの最初の絡みは任務中盤、エピクレシス歌劇場へリネとリネットのマジックショーを見に来た旅人とパイモンは、リネにチケットを渡され最前列の用意された席へと向かう。そこで隣の席に偶然居たヌヴィレットと話をする。その会話途中にヌヴィレットがこう発言した。
「それから、多少不本意ではあるが…はぁ…一応言っておこう…」
「さっきからずっと、高所の貴賓席からポーズを決めているやつがいる…」
「君たちの目に初めて写った時に、最もかっこいいと思い込んでいる姿を見せたいがためにな。」
「気づいてやってくれ。でないと、落ち込んでしまうだろうから。」
貴賓席から足を組みながらポーズを決めてアピールをしているフリーナをヌヴィレットは「気づいてやってくれ」「落ち込んでしまうだろうから」とフリーナの事を思い、旅人とパイモンにそう促している描写がみられる。
そして第一幕終盤、終わりが見えそうな審判にて最初にヌヴィレットがこう発言した。
ヌヴィレット「被告人側の主張に対して異議はあるかね、フリーナ殿?」
フリーナ「ぼ、僕は…えーっと…」
ヌヴィレット「何も言うことはないのか、フリーナ殿。ちなみに…審判が終わるまで、原告側は退廷できない決まりだ。」
フリーナ「なな、なんで僕の考えが分かったんだっ!?」
あっさりと論破されてしまい、立ち去ろうとするフリーナにヌヴィレットが考えを見透かしていた。
魔神任務第四章第三幕『深海に煌めく星たちへ』
棘薔薇の会の拠点でゆったりと過ごしていた旅人とパイモンはヌヴィレットに呼ばれ、任せたい用事があると告げられる。その事の経緯の回想にて、執務室でフリーナがヌヴィレットになにか相談を持ち掛けている場面に切り替わる。11人のファトゥス執行官第四位「召使」アルレッキーノとの外交的な面会に、どうしてもヌヴィレットも一緒に参加して欲しいと固い意思を持つフリーナ。その時の2人の場面でフリーナがわざわざ大きい机を跨いで、椅子に座っているヌヴィレットの前に立ち、「絶対にキミも連れていくからな…」と顔の距離がかなり近い描写が見られる。
経緯を聞いた旅人とパイモン。パイモンは、
「もしかして、フリーナは「召使」に脅されているのか?」と発言する。その発言に対しヌヴィレットは、
「もしそうなら、私に説明しない理由はないはず…」
と言う。この発言からフリーナはいつも、ヌヴィレットにはいつも何かと重要なことはちゃんと話していると感じ取られる。
魔神任務第四章第四幕『胎動を諭す終焉の刻』
禁域でリオセスリに地上のヌヴィレットを呼んでくるよう頼まれた旅人とパイモン。慌てて水の上へと戻ってすぐにヌヴィレットと出くわす。会話中ヌヴィレットはこう発言する。
「旅人、今すぐ歌劇場に向かってほしい。」
「もうじき、フリーナがそこで「召使」に会う。どうかフリーナを守ってくれ。くれぐれも、彼女を「召使」と長く二人きりにさせてはいけない。」
ヌヴィレットは監獄に行かなくてはならない。だがフリーナと「召使」の面会の事も放っていく訳にもいかなかった。そこで旅人に「フリーナを守ってくれ」「長く二人きりにさせてはいけない」とフリーナを心配する描写が見られる。
その後のストーリーでも描写が続き、胎海の水が平静を取り戻した後、リオセスリ、クロリンデ、ヌヴィレットの会話にて、ヌヴィレットは先程の大事を沈めたにも関わらず、水の上の面会の事を心配し、「向こうも順調だといいのだが。」と考える描写がみられる。
「召使」との会話が終わり、ヌヴィレットが旅人とパイモンの元へやってくる。そこでの会話にて、
「フリーナを守ってくれたこと、感謝する。」
と安堵していた。
そして会話中ヌヴィレットが水の龍王だと判明した瞬間に、フリーナは遠くからこっそりと3人を見ている場面が見られた。ヌヴィレットだけフリーナが遠くから見ている事に気づき、旅人とパイモンとの会話中というにもかかわらず、
「…フリーナ?」
とフリーナを見ながらそっちのけに発言する。フリーナは足早に立ち去ってしまい、その後パイモンに、
「…!ヌヴィレット!聞こえてるか?」
と問いかけられ会話に戻っている。
魔神任務第四章第五幕『罪人の円舞曲』
予言が近づいているというのに、頑なに口を割らず先代水神と関わる情報を持ち合わせてないと言い張るフリーナと、それを口説こうとするヌヴィレットの揉めている場面が見られる。そこでのヌヴィレットは少し険しい表情をしている描写がみられた。
その後のポアソン町で集まる船内の会話にて、クロリンデが
「もし今、私たちが大がかりなトラップを作るとしたら、それはどんな形であってほしいですか?」
と問うクロリンデに対して
「…効果的でありながらも、獲物をひどく傷つけるものではなく、また優しいものであってほしいと願う。」
と発言している。獲物についての比喩はあくまで比喩で、ヌヴィレットはフリーナをあまり傷つけて欲しくないと感じ取られる。
そしてフリーナの裁判にて、ナヴィアが持ってきたポアソン町の海水に怖がりながらもフリーナが触れようとする場面では、ヌヴィレットが2回もフリーナに助言を告げていた。
「死刑」の執行が始まる瞬間、旅人がフォカロルスの意識に入ると同時に、ヌヴィレットも諭示機の光に呑まれ、もうひとつの空間に入っていった。そこで彼の目の前にいたフォカロルスとの会話で、ヌヴィレットは今までに見せなかった悲しい表情をしていた。これは、確かにフォカロルスに見せている表情だが、400年以上も一緒にいたフリーナへの思いも含めてこの表情をしていたと考察する。会話中、ヌヴィレットは
「…だが、あのフリーナは所詮人間なはず。」
「尽きぬ命があったとしても、精神の強さは人並みにすぎない。」
「彼女にとって…これはどれほどの苦痛だろうか。」
とフォカロルスにフリーナの苦痛を訴えている描写が見られた。
そしてフォカロルスへの「死刑」が下され、神座は崩壊し、ヌヴィレットは「古龍の大権」を取り戻した。フリーナは神ではなくなり、呪いが解け普通の人間となった。フリーナはパレ・メルモニアを出ていくことになり、ヌヴィレットに衣食住を保証して貰う。
伝説任務
ヌヴィレット伝説任務『往日の名残り』潮汐の章
ヌヴィレットがフリーナへ出した休暇申請に残した「フリーナの返答」にて。
「『私用』?ハハハッ、我らが最高審判官もやっと理解したみたいだ。」
「ずーっと前から言ってきただろう?キミも僕みたいに外を歩いて、人々と仲良くなるべきだって。」
「たとえその間に残念なことが起きても、特別な人たちにたくさん出会える。」
「…どうだい。人間の世界は面白いだろう?」
この返答に対して、ヌヴィレットに話しかけると
「まったく…たまに、彼女のことが分からなくなるな。」と発言している。
この休暇申請や「フリーナの回答」については、魔神任務第四章第五幕『罪人の円舞曲』をクリアした後にヌヴィレット伝説任務をやると見ることが出来ない。先にヌヴィレット伝説任務をやることをお勧めする。
フリーナ伝説任務『「水の娘」』頌歌者の章 第一幕
エピクレシス歌劇場を借りる許可が必要な為、ヌヴィレットを探しに行くフリーナと旅人とパイモン。
フリーナは既に「どこにいるか分かってる」と当てずっぽうに発言しながらも、偶然ヌヴィレットに出会うことが出来た。ヌヴィレットとの会話で、変わったフリーナを見たヌヴィレットは
「そうか。もう新しい「舞台」を楽しんでいるようで、安心した。」
と発言していた。
会話が終わった後にその場に立っているヌヴィレットに話しかけると
「かつて、フリーナのパフォーマンスに夢中になっていた者は数知れない。かく言う私も、そのうちの1人だ。」
「それらの「愛」は偽物ではないことを、彼女にも分かってほしいものだな。」
と発言している。
その後の歌劇場の公演でフリーナは本物の神の目を授けられるが、その神の目はヌヴィレットによって授けられた物では無いかという考察がされている。これはキャラクターストーリー・ボイスの項目にて説明する。
キャラクターストーリー・ボイス(魔神任務伝説任務含む)
ヌヴィレット キャラクターストーリー4
フォカロルスがヌヴィレットに招待状を送り、
「最大の劇場で、最高に見晴らしの良い席をキミのために用意しよう」
とヌヴィレットをフォンテーヌ廷に招待していた。エピクレシス歌劇場の最前列中央の席。ヌヴィレットは後に本当にその席に座った。ちなみにその「最前列中央」の席は、魔神任務第四章第一幕『白露と黒潮の序詩』にて、旅人とパイモンがエピクレシス歌劇場に来た時にヌヴィレットが座っていた席が、あの時に座っていた「最前列中央」の席だと考察されている。
フォカロルス、もしくはフリーナは自分のいた座席を他の者に譲り、1人で舞台に上がって劇中のヒロインとなった。
座席の総数は最初から決まっている。一人が座ればもう一人は席を立たなければならない。以前彼に届いた手紙は、数百年に渡って続く招待状である。
水の龍よ、人類の観衆の一部となった気分はどうかな?
人間の演じる劇は気に入っただろうか?
この舞台に上がって演じたのはフリーナとして、フリーナは人間。そしてヌヴィレットは伝説任務にて、「かつて、フリーナのパフォーマンスに夢中になっていた者は数知れない。かく言う私も、そのうちの1人だ。」と発言していた。ヌヴィレットはフォカロルスに招待され、「最前列中央」の席でフリーナのパフォーマンスを見ていた瞬間から、フリーナに夢中になっていたのだ。
ヌヴィレット ボイス「フリーナについて…」・ストーリー「神の目」
伝説任務の項目にて、フリーナに神の目を授けたのはヌヴィレットだと書いたことについて。
まず、ヌヴィレットは魔神任務第四章第五幕『罪人の円舞曲』にて、フォカロルスが「死刑」を下された瞬間に、「古龍の大権」を取り戻し、完全な水の龍王となった。その後の「呑星の鯨」との戦いで、ヌヴィレットはプネウマとウーシアを扱えるというボイスが見られた。フリーナの神の目は、他のフォンテーヌキャラクターの神の目と見比べてみると、装飾が違う部分がある。フォンテーヌキャラクターは、プネウマとウーシアに別れており、それぞれプネウマの神の目の装飾、ウーシアの神の目の装飾と、2種類に分けられているのだ。
それに対しフリーナの神の目は、プネウマの装飾もウーシアの装飾も混ざっており、さらに水元素のマーク周りに龍の角のような装飾が4つ施されている。
この特別な神の目があり、フリーナも重撃でプネウマとウーシアを両方使える。
魔神任務で開放された、「フリーナについて…」のボイスでは、
「機会があれば、彼女の舞台に拍手を送りたい…うむ、機会が出来次第、そうするとしよう。」と発言している。後に、フリーナ伝説任務にて、ヌヴィレットはフリーナの舞台を見ていたと考察する。
さらに同時に開放されたヌヴィレットのストーリー「神の目」より
その後、人間の欲望が天まで達したとき、物質世界の七人の執政者は人間のために贈り物を授けた。一体誰が、あるいはどのような願いが神の境地に達したのかは分からないが、それでも七神には自分の支配権の断片を他者に分け与える必要があった。そして贈り物を受け取った人は使命を果たしたあと…神々が受け取った返礼もさらに豊富となった。
ヌヴィレットは天の命令には応じなかったが、人類の意義を認めている。彼もまた、最も伝統的な龍の宝と同じように自分の一部を差し出し、勇敢な者が受け取りにくることを待っている。
ヌヴィレットはこうして伝説任務中に歌劇場で公演したフリーナを見て、神の目を授けたのでは無いかと考察されている。
フリーナ ボイス「興味のあること・ルエトワール」
ルエトワールはヌヴィレットの育成突破素材に含まれている。
資料
- 魔神任務第四章『白露と黒潮の序詩』『深海に煌めく星たちへ』『胎動を諭す終焉の刻』『罪人の円舞曲』
- 伝説任務『往日の名残り』潮汐の章
- 伝説任務『「水の娘」』頌歌者の章 第一幕
- 告諭の潮騒・ヌヴィレット(水)
- 不休のソリスト・フリーナ(水)