概要
「般若心経」に書かれている仏教用語。
「色」とはサンスクリット語でルーパといい、目に見えるものや形あるものを指す。
つまりこの世にある全ての物質も生命も「色」である。
「空」とは目に見えない万物の繋がりを示すエネルギーのようなものを指す。
例えば林檎があったならそれが存在するためには林檎の木が必要で、林檎の木が存在するためには太陽と水と空気と土などが必要で、太陽や水や空気や土がそれぞれ存在するためには・・・(以下略)というように全てのものはそれぞれがお互いに影響し合って存在しているのである。その網目のような万物の繋がり全体を指して「空」という。
この世にある全ての「色」は「空」の結果より生まれたものであり、形が無くなればまた「空」へと帰っていく。