エンジェル・ダスト(ハズビン・ホテル)
えんじぇるだすと
「俺なら一晩中でもヤれるよ?」
概要
著名なポルノ男優として知られる悪魔。
抗争に積極的に関わる武闘派悪魔としても有名で、優れた戦闘能力を有している。銃火器の扱いが上手く、抗争では様々な種類の銃火器を駆使して闘う。
女性的な見た目で胸もあるが、正真正銘の男で、同性愛者である。
公にはしていないが、プライベートでは売春行為もしている。
飄々とした性格で、誰に対しても容赦なくセクハラ発言を飛ばすなど軽薄さが目立つ。
職業柄自分のことを性的に売り物にすることにためらいがなく、好みと思った男性に対してすぐに誘いをかけたり挑発したりすることはしょっちゅうで、自身が出演した過激なAVを「自慢できるもの」と見せびらかすこともあった。
パイロット版では、いい子なら誰でもタダで泊まれるという理由でチャーリーの「ハッピー・ホテル」の最初の客となる。しかしポルノスターや武闘派悪魔としての自身のイメージの失墜を恐れ、「いい子でいるのは俺らしくない」と開き直り、TVでのチャーリーのホテル宣伝中に約束を破ってチェリー・ボムの抗争に参加し、宣伝を台無しにした。チェリー・ボムとの会話ではチャーリーとヴァギーのことを「イカれ女」呼ばわりしていたものの、勝手に抗争に参加した件をヴァギーに責められた際は(下ネタ交じりに煽りつつ)何とか彼女を宥めようと弁解しており、また本気でしょげているチャーリーに対しては流石に罪悪感を覚える表情を見せていた。
とはいえプライム版でも相変わらずで、チャーリーの言う「更正」にも半笑いで付き合う程度。
酒と薬を繰り返す日々を送っていた。
一方で、自分のことをポルノスターとして誇らしげにしつつも、雇い主かつ契約相手であるヴァレンティノには抗うことができない。
支配され、嬲られ続け、どこにも逃げられず、服従するしかない現実に自暴自棄になっており、エピソード4挿入歌「Poison」は彼の悲哀と絶望を感じるものになっている。
「バッドエンドがいつも待ってる」
ハスクのことはパイロット版で初めて会った瞬間から目を輝かせて見つめており、何かと挑発したり誘ったりと秋波を送っていた。
そのハスクからは袖にされ続けていたが、それはエンジェルが「本心を偽った振る舞いをしている」ことを見抜いていたからであり、エピソード4ではハスクに「紛いもん」呼ばわりされたことで激昂し、ホテルを飛び出す。
その後連れ戻しに来たハスクと口論になり、溜まりに溜まっていた感情が爆発。本心では自分も仕事も何もかも嫌いで、酒や薬に溺れてハイになるのは「自分がどれだけ傷ついているか考えずに済む」からということ、廃人のように壊れてしまえばヴァレンティノの興味から外れ、支配から逃れられると思ったがゆえであることを吐露する。
彼の言動は半ば希死念慮に近いもので、軽薄な言動と裏腹にチャーリーやヴァギーに友情を感じている様子を見せるのも、ホテルに身を寄せているのも、自分を消費物として扱わない場所を求めた気持ちの現れであるともいえる。
ハスクは同じように支配されている身として彼に共感を示し、自らを「負け犬」と呼びつつも受け入れていくと歌いかける。その歌にエンジェルも心を開いていき、同じように「負け犬」としての自分をまっすぐに受け入れられるようになった。
挿入歌「Loser, Baby」は、エピソード4のサブタイトル「仮面」とともにエンジェルやハスクの象徴的なシーンとして人気が高く、youtubeでは1800万回再生(2024年2月現在)を獲得している。
「どん底でもひとりじゃない」
以降は彼の心境に変化が訪れたばかりか、精神的に成長している様子も多々見られるようになった。
チャーリーが泣きながら謝罪するのを受け入れ、気にかけてくれたことを素直に感謝した他、親友の薬を初めとする危ない遊びの誘いをやんわり断り、ハスクにもやたらと誘うようなことはしなくなった。ニフティの保護に手を焼く姿はまるで兄のようですらある。
また、最たるところではなんとヴァレンティノにも反抗できるようになった。その分仕事中は手ひどくされているようだが、ヴァレンティノに恐怖以外の感情を抱けるようになったのは大きな成長といえるだろう。
関連イラスト
関連動画
Poison
Loser, Baby
関連項目
追記:
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生前も売春行為をしていた(公式発言アリ)
・生前の名前は「アンソニー」。国籍はイタリアだったものの、アメリカに住んでいた。
・家族構成:父、母、兄、双子の姉妹(姉か妹かは不明)。犯罪者一家の生まれであり、双子の姉妹を除く(アンソニー自身も含めて)家族全員が地獄に落ちている。
・父親と兄とは不仲だった模様。逆に姉妹との関係は良好だったらしい。母親については不明。
・ペットとしてブタのナゲッツを飼っている。
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