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聖邪の天使

せいじゃのてんし

N64『爆ボンバーマン2』のストーリーの根源になった存在であり、グッドエンドの最終ボス。あまりの強さに名付けられたニックネームは「ハドソンのプレイヤーキラー」。

概要

ストーリーの根幹をなす「宇宙を作り出したとされる1体の天使」。

宇宙創造後、女神ミハールと魔神サートゥスの2つに分裂してしまう。

そして、魔神は宇宙を混沌に染め、女神は正義の騎士を集めた。やがて、魔神は女神の軍勢に敗れて封印され、宇宙は平穏なときを過ごすことになる。

だが、いつしか魔神の封印は解かれ、女神のもとにいた騎士を洗脳して自らの味方として、女神に逆襲をしかけようとする。

物語の関わり方

その渦中に巻き込まれたのがボンバーマンである。そして、ボンバーマンは魔神のしかけたブラックホールから脱出しようと戦ううちに、女神もまた危険な存在であることを知る。

魔神は宇宙を力あるものが支配する混沌の世界にしようとした。

女神は今の間違った宇宙を正すために一度消滅させようとした。

どっちに転んでもただ事ではなかったのである。両者を退けることに成功するボンバーマンだったが、女神がついに目的を実行しようと最後の手段をとる。それは、

魔神と融合して天使に戻り、宇宙を消滅させて再び創造すること。

女神と天使の目的は同じだったのである。グッドエンドルートではこの天使と戦うことになるのだが···

その強さがぶっちゃけ狂っているレベル。

冗談抜きに多くの挫折者を生み出した鬼門である。

その戦闘能力の高さとスキのなさ

天使の攻撃手段はそれぞれのエレメンタル(属性)をほぼそろえている。

このうち、回転しながら火炎放射(炎)、杖で斬る(風)、直線状の火柱を何発も放つ(土)はたいしたことがない。

問題は残りのエレメンタルの攻撃であり、攻撃方法も対処法も他を圧倒するものばかり。

  • 幾重にも地面を這い、分岐する電撃(雷)。分岐した間を通り抜けるのだがなかなかコントロールが難しい。
  • 3本連続で放つ直線レーザー(水)。後半戦になると、「こちらの居場所」「こちらの移動先」の両方を一瞬で狙ってくる。1発目を撃った瞬間に向きを変えて逃げるという無茶な方法がセオリーどういうことなの…
  • ホーミングする光弾(光)。対処法はこちらの闇ボムで相殺する。闇ボムは自爆すると即死するのだがその使用を強制される

そして最も脅威となるのは、こちらの攻撃の有効時間の短さである。

1ターンに1〜3回の攻撃を行うが、それが終了した直後の数秒だけなので、

相手の攻撃を避けながら反撃の準備までしなければならない。

相手の攻撃は避けにくく、対処しにくく、こちらの攻撃はなかなか通らない。

多くのプレイヤーがジリ貧になり、精神力を削られていった。

その代わり、倒せればエンディングは感動もひとしおである。

一度は見ておきたい展開なので、ぜひお試しあれ。

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