日向源治郎
ひなたげんじろう
人物像
ドライバーとしては未熟な輪堂凛を技術面から支える非常に優秀なメカニックで、かつてはロレンツォが所属するアドリアーノ・フォーミュラ、リチャードが所属するアリアンロッド・グランプリに在籍していた事が、公式サイト及び公式Xで配信されるスピンオフミニマンガ「はいすぴ!(漫画:Bcoca)」で語られている。なお、ベテランとなった彼らに対して
未だに子ども扱いで ときおりNEXTレース界の帝王となったキングを「ロレンツォの小僧」と呼んだりしている。
輪堂凛の親友であり、武戦(ぶぜん)レーシングのサポートスタッフを務める日向光莉は、彼の孫である。
メカニックとしての能力と悪癖
メカニックとしては経験も長く優秀で腕も確か……なのだが、時折ドライバーが制御不能になるほどの超過激セッティングを施してしまう悪癖があり、凛もマシンを「走る拷問器具」に魔改造されてその餌食となった(ちなみに、以前のセッティングですら監督代行の千登世曰く「人類が乗れる代物ではない」という過激さだった)ほか、かつてはロレンツォとリチャードもその被害にあっている。
一応、ドライバーの更なる成長を期待して「ドライバーの限界の二歩先を行くセッティング」を施すという意図であって悪意は一切無いのだが、いずれの場合もドライバーやチームに無断で行いドライバーに一切伝えないため、どのケースも大問題となっており、凜の場合もDNS(スタート不能)という最悪な結果に追い込まれている(ただし、上述のスピンオフにて、リチャードは「死ぬかと思ったんだぞ!!」と怒ってはいたものの、そのセッティングを用いて優勝している)。もちろん予選で1桁グリッドを獲得するほど好調で初表彰台も期待されたなかで敢えて調子を崩すような暴挙にチーム監督もキレて「次やったら解雇」と宣告しており、以降は自重している。