正体(小説)
しょうたい
『正体』は、染井為人による長編小説。
概要
『正体』は、染井為人による長編小説。
2020年1月22日に光文社から書き下ろしで単行本が発売された。
2022年1月12日には、あとがきを増補した文庫版が発売された。
登場人物
※キャストは「ドラマ/映画」の順で記載。
東村山一家殺人事件にて一家三人を殺害した容疑で死刑判決を受けた死刑囚。
両親はおらず、児童養護施設で育つ。口元の左側に小さなホクロがある。
「自分は無実だ。」と主張しており、刑務所から脱獄。逃亡中も新しいことに挑戦し、三章では料理、四章ではスノーボードを習得する。
元高校教師。若年性アルツハイマーを発症して退職する。
そのあと夫が病死し、埼玉県で息子夫婦と暮らすようになる。
孫が生まれ幸せな日々を過ごしていたが、息子夫婦と孫を殺されてしまう。
東京の宮益坂にあるメディア会社「メディアトレンダーズ」の社員。35歳。
マーケティング部のチーフディレクターで、ニュース記事の配信を担当する。
妻子がいる男性との8年続いた不倫が終わり、今も立ち直れていない。
建設会社「牛久保土木」のアルバイト。22歳。
東京の有明にあるテニスコート施設の改修工事に、作業員として参加している。
グループホーム「アオバ」のパート。19歳。
高校卒業後に東京の美容専門学校に通うが、途中で辞めて地元の茨城県に戻る。
自宅から車で20分ほどの場所にある「アオバ」で、介護士として働き始める。
警視庁世田谷警察署刑事部第二課の警部係長。30代くらい。鏑木を執拗に追い続ける。
- 足利清人(演:山中崇)
西東京市一家殺人事件の犯人。当初凶器の形状や残忍性が東村山一家殺人事件と酷似していたことから模倣犯とされていたが、又貫は東村山一家殺人事件は彼の余罪ではないかという疑念を抱くが…。