ウツコ(.exeシリーズ)
うつこ
概要
第3作Nightmare.exeに登場する10歳(小学4年生)の少女。
ゆみのミッション「SAVE HER(説明文では「鬱子の部屋」)」にて、汚れた部屋の中に佇んでいた。
両親は病死、兄は2人いたが人間に殺されてしまったうえ、彼女自身学校でいじめを受けていた。
さらに貧乏であるため、お金や食べ物等は奪うなどして生きてきた。
そのため、ゆみが出会った時には人間への不信感が非常に高く、3年ほど部屋から出ていなかったらしい。
その上自殺すら考えており、ここで彼女の話を聞かないとその時点でバッドエンドに進んでしまう。
ここで適切な解答をすることで彼女を救えるかどうかが決まる。
攻略の流れ
成功のコツとしては「相手を傷つけない程度に正直に答える」ことである。
あからさまなお世辞を言うのは失礼だし、正直すぎると逆に傷つけてしまう。
また、質問の一部はその時点での好感度で上がるか下がるかが決まるので、成功を目指すなら早い段階で好感度を上げる必要がある。
1つ目「この部屋、どう思う?」
凄く綺麗だと思う
→「嘘つかないで!どうせ汚いとか思ってるんでしょ!」と怒られ、好感度は下がる
私よりは綺麗だと思う
→最初は「じゃあどうしてそんなに可愛い服を着れるの?」と誤解されるが、すぐに「部屋の片付けがてが出来なくて…」と弁明するためすぐ理解してもらい、好感度は少し上がる
ちょっと汚れてると思う
→一定の理解は示しつつ、「でもウツコちゃんは綺麗だよ」と褒めるのでウツコは少し喜び、好感度は大きく上がる
凄く汚いと思う
→「確かにそうだけど、そこまで言わなくても…」と落ち込み、好感度は変わらない。
2つ目「あたしの名前、どう思う?」
良い名前だね!
→「あたしにはやっぱりこの名前がお似合いなのね」と自嘲し、ゆみが「そういう意味じゃ…」と弁明しようとしても「じゃあどういう意味よ!」と怒られ、好感度は下がる。
もっと良い名前があると思う
→指摘すると「そうだよね。考え直してみようかな…」と言い、(ゆみは訝しむも)好感度は大きく上がる
酷い名前だね
→「どうせあたしなんかその名前の方がお似合いなのよ…」と暗い口調で落ち込んでしまい、好感度は変わらない。
それって本名なの?
→違和感のある名前を指摘され、「…後で詳しくは話すわ。」と返される。好感度は少し上がる。
3つ目「あたしね、憧れている人がいるの。高杉晋作って知ってる?」
知ってる→「じゃあ、どんな人だった?」と質問される
知らない→正直に答えたので、「自分らしく自由に生きた人で、その人がすごく好きなの!」と紹介し、ゆみも共感したので、好感度が上がる
4つ目「じゃあ、どんな人だった?」
滅茶苦茶な事をした人→ある意味間違ってはいないものの、ゆみには理解できず落ち込む(好感度は変わらない)
自分らしく自由に生きた人→滅茶苦茶な人だったと言いつつも、あの時代に自分らしく生きた人はいなかったと嬉しそうに話し、ゆみも共感する。好感度は大きく上がる
孤独にひっそりと生きた人→「それ、あたしの事でしょ…?」と傷ついてしまい、理解もされなかったため、好感度は下がる
5つ目「ところで、幸せって何だと思う?」
猫を可愛がる事 →同じ猫好きで意気投合し、ウツコは「でも貧乏だから飼えない」と落ち込むも、ゆみが「子猫を飼ってるから、家に来ない?」と誘い、好感度が上がる
お腹いっぱい食べる事 →「一度でも良いから美味しいものを食べたい」と落ち込むも、それに関する悩みをゆみに話したことでスッキリし、好感度は大きく上がる
友達がたくさんいる事→最初は「友達がいないからあたしは幸せじゃない」と落ち込むも、ゆみが「私がいる(もう友達だ)からそんな事ないよ!」と励ますため、好感度が上がる
お金をたくさん持ってる事→貧乏なので、「あたしには幸せなんて少しも存在しないのね…」と涙を流し、ゆみが弁明しようとしても「幸せ=お金なんでしょ!あたしには幸せもお金もないのよ!」と怒られ、好感度は下がる。
6つ目「ああ、お腹すいたな…」
アメをあげる→ピーチ味のアメをあげることで、好感度が上がる
何もあげない→特に変わらない
7つ目「あたしのこと、どう思う?」
明るい←好感度+5(通常)+20(好感度高)-10(好感度低)
良い友達←好感度+15(通常)+20(好感度高)-20(好感度低)
可愛い←好感度+20(通常)+20(好感度高)-5(好感度低)
優しい←好感度+10(通常)+20(好感度高)±0(好感度低)
ここまでの解答によって、最終的に
最高の親友
良い友達
微妙な関係
最悪な関係(難易度がHARDの時のみ)
のいずれかの関係性を築くことになる。
上2つの関係性になるとボロボロだった部屋と家具が綺麗になり、部屋自体も明るくなる。
そして自殺も思い留まり、ゆみを友達として認識する。お礼としてお守りを貰うことになり、これが終盤において全員を救う切り札となる。
また、ウツコは自称つまり偽名であり、本名はヒカル(大月光)であることも判明する。
名前に反してネガティブなためそう自称していたが、ゆみと分かりあえたことで自信を取り戻し、どんなときでも親友がいるという自覚を持ったため、再び本名で生きていくことを決める。
好感度があまり高くない微妙な関係になると、一応自殺はやめることになるものの、あまり理解をされなかったため特に何も貰うこともなく、部屋の状態もそのままである。もちろん本名のくだりもなし。
そして最悪な関係を結んでしまうと、結局ゆみも自分達を傷つけてきた人間と同じだという認識となり、話を聞かなかった場合と同じ結末を辿る。
これで彼女の出番は終了したかに思えたが…
最終作となる今作で、黒幕であるヴェン及びリーパー、そして100年前の前世のまさみの妹であることが判明し、以前のゆみとのやりとりも100年前の出来事になったことになる。しかし、人間を敵視するヴェン(とリーパー)はそれを「洗脳」と嘲笑う。
※以外ネタバレ注意!
終盤、ヴェンに操られたまさみと戦い勝利も、諦められないヴェンはすみれを乗っ取ろうとする。
しかしその時現れたのは…
「ヴェンお兄ちゃん、まさみお姉ちゃん…
本当に久しぶりだね。」
まさみ「あっ!!」
ヴェン「お…お前…!!」
ゆみ「えっ!?もしかして…!!」
「そうよ、ゆみちゃん!もちろん覚えてるわよね!
あたしはウツコ、じゃなくて・・・」
「ゆみちゃんの大親友、ヒカルよ!」
なんと最終盤にまさかの再登場。
ヴェンやまさみと兄妹であるため彼女もそれなりに魔力を使うことができるため、長い年月を経て天国から会いに来たのだ。
親友であるゆみとの再会も喜んでいたが、目的は兄であるヴェンの説得。かつては自分も兄同様人間を憎んでいたが、ゆみと出会って優しい人間もいるということを自分の口でヴェンに伝える。そして本人からそれを聞いたことでヴェンもかなり困惑していた。(ヴェンがヒカルに甘いということもある)
そしてヒカルの説得を皮切りにその場にいた他のメンバーもヴェンを説得、結果ヴェンも改心し、長い戦いが終わる。
最後は笑顔でヴェンとゆみらに別れを告げ、天国に戻っていった。
余談だが、「ゆみちゃんの大親友」と言っているため、前作で最も好感度の高い「最高の親友」関係になったのが正史の模様。