概要
スターアイランド氏が制作したフリーホラーゲーム、.exeシリーズの登場人物。中学2年生。
実は女性。しかし、ボーイッシュな見た目や一人称の「俺」などからたびたび男性扱いを受けている。
1作目で屋敷を探索していたところをしゅう達と出会い、友達になる。
メンバーの最年長であり、まとめ役。基本的に勘は鋭いが恋愛事には疎い。あと勉強も苦手。
また動物が嫌いらしく、しゅうの前で「動物嫌い」と言ってしまい殺害予告をされかける、(本人曰く)とびっきりのダジャレを言った結果全員からシカトされる、「ぬぅおわん!?」という謎の叫び声、本編の雑談や公式のLINEスタンプで描かれた独特の顔芸と、制作者やファン達からも愛されている(?)存在。
余談だが手話を使うことができ、父親から教わったものらしい。
容姿
一作目~三作目
丸いロングヘアーで身長は175㎝。体格こそ男っぽいがこれでもまだ女性らしさがある方である。
また二作目では雑談で「かわいい服を着たらどうなるか」と言われたこともある。(当の本人は嫌がっていたが)
四作目以降
(四作目では本編には登場しないがおまけのキャラクター紹介からこの姿をしている。)
髪を切ってイメチェンし、よりボーイッシュな姿に。身長も176.3㎝と少し伸びている。
ストーリー中の活躍(一作目から三作目)※四作目の本編には未登場
物語ではしゅう達より前に幽霊屋敷を訪れており、屋敷の中の書斎で出会うことになる。仲間として合流した後は子ども達の保護者兼リーダー的なポジションで引導をしている。雪子と出会ったときは、手話を使って通訳を行っている。雪子が成仏した後、子ども達とともに屋敷を後にした。
詳しい経緯は不明だが、しゅう達と同じく謎の空間に迷い込んでしまっていた。その後は脱出に必要な玉を集めるために子ども達と協力をする。玉を手に入れるための試練では、謎の空間を作った人物の被害者から情報を聞き、紫の玉を手に入れている。ちなみに、最後の玉を手に入れる前の雑談に出てくる「女っぽいまさみ」は一見の価値あり。
他の子ども達と同じく悪夢の世界に閉じ込められた。彼女が行くフロアでは謎解き、迷路、誘惑であり、唯一他シリーズとのつながりがない。
物語終盤で何者かが彼女について言及していたが…
バッドエンド(一作目から三作目)※ネタバレ注意
「恐怖エンド」では、謎の幽霊によって子ども達とともに殺害されてしまう。
試練で「手紙666」を手に入れてしまった場合、暗闇を永遠に彷徨う事態になってしまう。通常ではタイトル画面に戻るだけだが、「絶望エンド」「滅亡エンド」では普通に進んでしまう。また「犠牲エンド」でも同じ目に遭っているらしい。
「皆殺しエンド」では本作の黒幕に乗っ取られたしゅうに皆殺しにされてしまう。
「妊娠エンド」「親友エンド」では数学ゲームに敗北したたかこに配慮をみせている。
誘惑に負けてしまうと始まる「狂女エンド」「悲劇エンド」では飴をとったことにより狂ってしまい、たかこを除く三人を殺害。その後残ったたかこに抵抗されて刺され、命を落とす。
「妊娠エンド」「悲劇エンド」でも、たかこに対して配慮をみせている。
「悪夢エンド」ではスターアイランドに殺害され、隠しエンドである「解体エンド」でもゆみによって殺されている。
関連タグ
この先、彼女についてのネタバレを含みます。
力
まさみの持つ力は、今世転生である。今世転生とは、何度も人生をやり直せる力で、ゲームのコンティニューに近い能力。しかしセーブやロードはできないので、一度発動したら人生を赤ん坊の頃からやり直さなくてはいけない。
この力はヴェンから授かったものらしく、まさみが見せた記憶の中で語られていた。
記憶
さらにまさみは、100年前の前世の記憶を所持している。しかしこれはまさみ自身の能力ではなく、誰かから授かった力でもない。
100年前、まさみは前世のしゅう達とともにオウガと戦うも敗北。4人は死亡し、まさみ自身も瀕死の状態だった。そんな中、当時も科学者だったジュンビューに発見され、来世でも記憶を保持できる「引継転生」を提案。まさみはそれを承諾し息を引き取った。その後ジュンビューは5人の遺体で引継転生を行い、まさみだけは記憶の保持に成功。他の4人も記憶は失うもなんとか転生は果たした。
また雪子とも前世では知り合いであったが、現在では雪子は前世の方のまさみしか面識がなく、まさみ本人もそのことを知っていたため、雪子に関する記憶を全て消していた。
この先は、彼女の出生の秘密が記録されている。
秘密
なんとまさみは前世に、人間を恨む「悪魔の心」をもった両親の間に生まれ、一件の黒幕であるリーパー、ヴェンのかつての妹であった。
当時のまさみは人間を憎み、人類を滅ぼすことが夢であり、目標となっていた。
しかし虐められていた雪子を助けようとしたことにより、一番下の妹を除いた家族全員から虐待を受けることに。その結果、精神的に病んでしまい、精神安定剤を服用しなければいけない体に。そしてそれは現在にも受け継がれることになってしまう。
雪子の館にあった呪いの本を手にしてしまったことによりヴェンに目をつけられてしまう。またスターアイランドとも知り合いであり、その際に「自殺はしない」という約束を告げた。
ストーリー中の活躍(五作目)
始めはまめすけを除く三人とともに筐体姉弟によってカプセルに閉じ込められており、抜け出した後は子ども達を先導してクイズに挑戦した。その後はリーパーの申し出を受けて単身で飛び込み、オウガの被害者達の追跡をオウガの弟の協力のもとなんとか抜け出し、筐体姉弟を更生させる。
戻った後は、しゅう達に自分の過去の記憶と真実を伝えた後ヴェンを成仏させようとするが失敗。逆に体を乗っ取られてしまう。しかしドロップ達や復活した雪子とすみれのおかげで正気に戻る。そしてヴェンとの因縁に決着をつけたあとは悪魔の空間を脱出。
…したと思った瞬間、リーパーに止められてしまい、再び悪夢に引きずり込まれてしまう。しかしまめすけ達の必死の祈りによって手を振り切り本当に脱出。病院で四人に囲まれて目を覚ました。