モンティ・パイソン
もんてぃぱいそん
概要
イギリスの公共テレビ局BBCで放送されたお笑い番組「空飛ぶモンティ・パイソン」、およびそのホストを務めたコメディ集団。メンバーは全員高学歴のエリートであり、哲学的かつドキチガイ丸出しのレベルの高い笑いで放送終了後40年近くたった今でもファンが多い。
代表的なコント
まさかの時のスペイン宗教裁判
シンプルにネタは一つ、トラブルの中に突如現れる赤い修道服に身を包んだ3人の異端審問官が、トンチンカンな名乗りで周囲をあきれ返らせ、何度もリテイクをし・・・
失礼、ネタは二つ、トラブルの中に突如現れる赤い修道服に身を包んだ3人の異端審問官が、トンチンカンな名乗りで周囲をあきれ返らせ、何度もリテイクをし、やっと話が進んで拷問を始めようと、出てくるのは拷問器具とは名ばかり(名前だけ同じ)の家庭用品という・・・
三つだった、トンチンカンな名乗り・繰り返されるリテイク・いい加減な拷問器具・そしてそれらがしつこいまでに繰り返される天丼芸・・・
このスケッチの見所は、トンチンカンな名乗り・繰り返されるリテイク・いい加減な拷問器具・天丼・天丼のやりすぎで時間が
(この節を書こうとした人は途中で飽きて寝てしまいました、後は適当にがんばってください-アンサイクロペディアの常套句)
スパムだらけの食堂
老夫婦がロンドンのブロムリーの大衆食堂にやってきた。(ワイヤーアクションで)
今日のおススメを聞くとどの料理もスパム入り、挙句スパムスパムと連呼されスパム嫌いの婦人が辟易する中、夫は「スパム大好き(I'm love it)」とどこぞのハンバーガーチェーンよろしくスパム好きを宣言して、スパムとス中略パムと豆とスp中略aムとスパムの豆抜き(つまりスパm以下略)を頼み、バイキングが大合唱し、ハンガリー人が適当にもほどがある旅行者向け英語辞典で食事に訪れ、あろう事か腸詰とSPAMではなく「僕の腸にSpermを詰めてくれ」といい始め、歴史家が解説を始め、ヴァイキングが歌い、店主の怒号が響き渡り、そのままエンディングが始まるがスタッフロールもそこらじゅうにスパムとかソーセージとかエッグとか卑猥な隠喩だらけで、後に「Spam-mail」の語源とまでなった伝説のスケッチである。
ちなみに「SPAM」はホチキスなどと同じく固有の商品名で、スパムメールなどというイメージの悪い事象の語源とされたことに社長が激怒し、「うちの商品以外にSPAM(全て大文字の表記)は使うな」とふれ回っているとか。
言い訳するペットショップ
死んだオウム(ルリコンゴウインコ?)を掴まされた客が苦情を言いに来るがペットショップの店員は「まだ生きてる」と屁理屈をこね話にならない、その様子にキレた客が「このオウムは死んでる!」猛烈にまくし立てる、いわゆるキレ芸コント。後にメンバーの中心人物が死去した際にこのコントが引用され、笑いと涙を誘った。
殺人ジョーク
第二次大戦中、英国のお笑い作家が殺人ジョークを開発、それを英国軍がドイツ語に翻訳しナチスドイツを壊滅に追い込むコント。
バカ歩き(シリー・ウォーク)
ワケのわからん歩き方の権利申請というお役所仕事を皮肉ったスケッチ。当時の政治事情を知らなくてもバカ直球の歩き方だけで笑えるワールドワイドな作品
素っ裸のオルガン弾き
裸で演奏して何が悪い!