平山幸雄
ひらやまゆきお
福本伸行原作の漫画「アカギ~闇に降り立った天才~」の登場人物。CV:佐藤銀平
概要
本作の主人公である赤木しげるの替わりに、安岡が代打ち業をさせていた偽者。
凄まじい記憶力と計算力を持っており、麻雀においてはその非凡な能力を用いて対局をするが、計算や確率に依存しすぎた性格と勝負に対する執着心の薄さなどが災いし、浦部戦にて惨敗。
後に鷲巣麻雀にて失血死。死体は多摩の山中にて遺棄され、新聞に掲載された所から鷲巣の悪行が明らかになる。
オールバックに銀に近い白髪を後ろに逆立て、黒の縦縞模様の付いた白いスーツに、襟を立てた緋色のカラーシャツという服装。シャツと同じ色のサングラスをかけている。
冷静沈着な性格であり、能力もアカギと違った意味で天才的だが、アカギの命のやり取りを賭博に望む発言に反対して必死に言い訳をしたり、鷲巣との麻雀で「死にたくなーい!」と叫ぶなど(アニメ24話)、その一般人的かつ消極的な行動が狂人の多い作品内では逆に目立ち、「駄目なアカギ」、略して「ダメギ」と呼ばれる事も。
また、原作でもアニメでも彼はナレーションから「ニセアカギ」としか呼ばれず、本名が発覚したのは死体になってからという、とても可哀想な人。
山中に埋められた遺体の描写も、アニメ15話のカットでは両腕を交差した状態だけが地上に露出しているというシュールな姿から、よくネタにされる。
しかし、そのダメっぷりこそが彼の魅力であると理解されている様子で、ファンの中では「ニセアカギ」「ダメギ」の他、「凡夫」(アカギがそう呼んだ所から)、「ダメギしげらない」など数々の愛のあるあだ名が付けられている。
派生語
ニコニコ大百科より転記。
「ヤーメロイド」
ヤーメロイドとは、ダメギ(平山幸雄)が死の間際に習得した、特殊スキルである。
ダメギの名セリフ「ヤメロー!シニタクナーイ!」を利用した新しい命乞いの方法。
ただしこの命乞いをしたところで彼が助かることはおおむねない。
主に「ヤメロー!」部分の繰り返しが多く使われるため「メロメロイド」と呼ばれたり、
「ツンダメ」
ツンダメとは、「ツンツンダメダメ」の略でありキャラクターの形容語のひとつである。
ニコニコ動画では「アカギ」の登場人物である「ニセアカギ(平山幸雄)」関連動画のタグとして付くことが多い。
主に、以下の条件に当てはまるキャラクターを指す。
- 普段はツンと澄ました態度を取るが、ある条件下ではまるでダメダメになる
- 消極的でダメなところを悟られないように自らを律し、ツンとした態度で天邪鬼に接する
使用例
- 勘違いするなよ。怖くて言ってるんじゃない。このギャンブルの馬鹿馬鹿しさを言っているんだ!
- 余興や遊びで命や体を張ったりできるもんか!
- 死が怖いんじゃない。無意味な死はごめんだと言っているんだ!
- ヤメロー!シニタクナーイ!
「ヤメロイシン」
ヤメロイシンとは、「ニセアカギ(平山幸雄)」の脳内物質のひとつである。
ヤメロイシン (isoleucine) はダメノ酸の一種で2-アミノ-3-メチルペンタン酸(2-アミノ-3-メチル吉草酸)のこと。
略号はdmeまたはD。ロイシンの構造異性体である。「ダメソリューシン」と英語読みで音訳される。
疎水性アミノ酸に分類される。たんぱく質構成ダメノ酸の1つで、必負アミノである。糖原性性・ケト原生を持つ。
「ニセアカギ(平山幸雄)」が死に直面したとき脳内に分泌される。特に鷲巣との闘牌が終わった直後には最大分泌され「やめろー!死にたくなーい!」と叫んでしまった。
その他の場面でも多々分泌されている。彼が高めの点で上がらず早上がり重視するのもこのヤメロイシンが脳内で分泌されているのが原因である。また、アカギとの小競り合いにおいても
リスクがあがった瞬間に最大分泌され「怖くて言ってるんじゃない(ry」と前置きをおいたがリスク回避に必死であった様が見て取れる。
Lv.別で分別すると、
LV.1 格下およびローリスク…やたらと強気
LV.2 ピンチ…リスク回避(ただし口調は強い)
LV.3 大ピンチ…逃亡および命乞い
となる。
発症するとメロメロメロともはや「ヤメロ」なのか「メロメロ」なのか判別がつかない。
脳内で無限ループが流れ出すと危険信号である。
現在の医学ではヤメロイシンの有効性は見つかっていない。
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