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概要

ギリシャ南部のエリス地方を治めていたとされる王。

一説には、イアソンが率いたアルゴナウタイの一員とも伝えられる。

父は太陽神ヘリオスとされるが、海神ポセイドンの息子とも言われる。

名前の意味は、古代ギリシャ語で「輝ける男」。


第五の難行

アウゲイアスには、父ヘリオスの聖獣である牛を含めた3000を越える牛を所持しており、それらを管理していた牛小屋は30年以上掃除されておらず、その糞まみれの惨状から、世界で最も汚い場所と忌み嫌われていた。


ヘラクレスは、十二の功業と呼ばれる難題の五つ目で、この汚ならしい牛小屋をたった1日で掃除するという難題を与えられた。この際ヘラクレスは、「もしも1日で掃除出来たのなら、飼っている牛の10分の1を譲って欲しい」と頼んだので、アウゲイアスはこれを約束した。


そしてヘラクレスがとった策とは、付近の川の流れを無理矢理変え、その川の水の勢いを利用して牛小屋の糞を洗い流すというものであった。


結果的に牛小屋は綺麗になったが、ヘラクレスが川の流れを無理に変えたことで、川はその後酷く荒れ狂うようになり、さらに難題を出したエウリュステウスが、ヘラクレスが報酬を要求したとして、難題の達成を認めなかった為に、難題がさらに一つ追加されてしまった。一説には、ヘラクレスが川の流れを乱したことに激怒した水の聖霊ナーイアス達によって密告されたと伝えられている。


おまけに、牛小屋掃除がエウリュステウスの命令であったことを知ったアウゲイアスは、上記を理由に報酬を支払わなかった。


最後

最終的に、十二の功業を達成したヘラクレスは、お礼参りと言わんばかりに軍を率いてアウゲイアスを襲撃し殺してしまった。そして残された牛は、全てヘラクレスの手に渡ったのであった。


関連タグ

ギリシャ神話

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