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ヘラクレス

へらくれす

波乱万丈な一生を遂げたギリシア神話屈指の英雄。
目次[非表示]
  1. ギリシャ神話に登場する半英雄。本項で紹介。
  2. ヘタリア』の登場人物ギリシャ」の通称。 →ヘラクレス・カルプシ
  3. RPGヘラクレスの栄光』の登場人物。たぶん1と同一人物。
  4. ビジュアルノベルFate/staynight』に登場する英霊。たぶん1と同一人物。クラスバーサーカー。詳細はバーサーカー(Fate/staynight)を参照。
  5. アクションフィギュア武装神姫』に登場する人型ロボットランサメントエスパディア武装パーツが合体する事で完成する。由来は1ではなくたぶん7。
  6. 漫画鉄腕アトム』ないし『PLUTO』に登場するギリシア製超高性能ロボット。
  7. 昆虫ヘラクレスオオカブト)。カブトorカブトムシと併用検索すると探しやすい。
  8. ロッキード社が開発したC-130輸送機の名称。ただし、こちらは英語読みの「ハーキュリーズ」である。
  9. ディズニーが制作したアニメ映画ヘラクレス(ディズニー映画)』及び今作の主人公。
  10. マーベルコミックスに登場するヒーロー。英語なのでハーキュリーズ読み。1とは明確に同一人物だとされている。
  11. ソーシャルゲーム『夢王国と眠れる100人の王子様』に登場するキャラクター。
  12. 漫画作品『トリコ』に出てくる八王の一角→馬王ヘラクレス


ギリシア神話のヘラクレス

ギリシア神話に登場する多くの半神半人の英雄の中でも最大の存在である。
後にオリュンポスの神に連なったとされる。
神々のゼウス人間女性アルクメネーとの間に生まれた。
の家系はあの「メデューサ」を退治した英雄:ペルセウスの子孫であり、ミュケナイ王家のを引く。

幼名をアルケイデースといい、後述する12の功業を行う際、ティリュンスに居住するようになった彼をデルポイの巫女が 「ヘラの栄光」を意味するヘラクレスと呼んでからそう名乗るようになった。

しかし、その名前とは裏腹に父:ゼウスの妻であるヘラからは、トコトン嫌われた。

  • ゼウスが「今日生まれる最初のペルセウスの子孫が全アルゴスの支配者となる」と宣言→出産の女神に「誕生を遅らせてこい」→結果、7か月で後にムチャぶりを出す親戚のエウリュステウスが先に誕生。

  • ヘラクレス誕生後、ゼウスは不死の力を与えようとして眠っているヘラのを吸わせた。ヘラクレスが乳を吸う力が強く、痛みで目覚めたヘラは赤ん坊を突き放した(これが「天の川」誕生のいきさつ)。これを恨んだヘラは密かに二匹のを放ったが、赤ん坊のヘラクレスは素手でこれを絞め殺した。


成長すると、ケンタウロスの賢人:ケイロンに弟子入りし、武術を学ぶ。
テーバイとオルコメノスの戦いで活躍し、テーバイのクレオーン王の娘メガラと結婚
3人の子供が生まれた。
しかし、またもやヘラが邪魔立てをする。
ヘラクレスに狂気を吹き込み、我がと異父兄弟:イピクレスの子をに投げ込んで殺してしまう。
これを悲しんだメガラも自殺

正気に戻ったヘラクレスは、を償う為にデルポイに赴き、アポロンの神託を伺った。
神託は、「ミュケナイ王エウリュステウスに仕え、10の勤めを果たせ」というものだった。

12の功業(という名のムチャぶり)


ネメアの獅子退治

鋼鉄を生やし、青銅並の硬度を持つ毛皮獅子を退治しろというもの。
こいつは邪悪なる女神エキドナが、自分の息子であるオルトロスの精子を使って生んだ子供であり、ほぼ不死に近い生命力を持ち人や家畜を襲っては食い殺していた。
こいつには刃物弓矢が通じないので、棍棒でぶん殴ったら棍棒が折れた。
しかしこれはそこそこ効いたようで、隙をついて首元に抱き着き、3日かけて絞め殺すことに成功。
後にこの獅子のを(獅子のを使って裁断し)にした。

水蛇ヒドラ退治

猛毒ガスを吐く九本の首を持つ大蛇を退治しろというもの。
無限の再生力を持つヒドラには悪戦苦闘するものの、従者(っ子)イオラオスが松明を使って切り口を片っ端から焼き焦がす事で何とか事なきを得る。
最後の首は不死だったのでも通じなかったが、大で無理矢理押さえつけて封印する。
途中でなんかデカイ蟹が出てきてを鋏んだが、即座に踏み殺す。
後に「従者の助力で倒した」として、ノーカンとなる。

ケリュネイアの鹿の生け捕り
黄金と青銅の蹄を持つこの鹿を、何と1年も追い回した末に捕獲。
この鹿は後に持ち主のアルテミスには返却された。

エリュマントスの人喰いの生け捕り

大猪自体は簡単に捕えることが出来た。
しかし、問題はこの時、協力してもらったケンタウロス一族の保管していたをヘラクレスが勝手に飲んだ事から争いが起き、その最中誤って師のケイロンにヒドラの毒矢を放ってしまった。
ケイロンは純粋なる神であり、死ぬこともできず猛毒によって苦しめられる。
この失態はヘラクレスの心に遺恨を残す事となった。

アウゲイアスの家畜小屋掃除

エーリスのアウゲイアス王は3千頭もの牛を飼っていたが、その家畜小屋は30年間一度も掃除された事がなく、世界一汚いと言われていた。そんな汚物の塊の様な家畜小屋を一日で綺麗にしろという難題に対し、ヘラクレスはまず家畜を全て外に出し、に大穴を開けてそこにを流し込むという強引な方法で一日でキレイにした。
しかし、2つのの流れを強引に変えたが為に、この川の流れが狂ってしまい、たびたび洪水が起こる様になってしまう。
更に、罪滅ぼしの勤めでありながら報酬を要求した(3千頭の牛の10分の1)としてノーカン。挙句にアウゲイアスはこの約束を無視したが、後々この時のお礼参りをする事に。

ステュムパリデスの怪鳥退治

軍神アレスの作ったの大軍に対し悪戦苦闘するが、アレスの事が大嫌いだった智恵の女神アテナ楽器を借りて鳥を脅し、見せしめにヒドラの毒を塗り込んだ矢を放って数羽射落とす事で追い払った。

クレーテーの牡牛の生け捕り

海神ポセイドン怒りに触れてボーボーと火を吹きながら暴れ回るようになった(悪名高い人喰い怪物ミノタウロスの父牛)を捕え、おとなしくさせた。

ディオメデス王の人喰い馬の奪取

ディオメデス王は旅人を殺して馬に食わせていたが、すぐに見抜いて彼の差し向けた暗殺者を返り討ちにし、逆にヘラクレスが王を殺して馬に食わせた。

アマゾンの女王:ヒッポリタの腰帯を持ち帰る

強靭な肉体のヘラクレス達勇士を見て、自分達との間に子供を作る事を条件に腰帯を渡すことを承諾した。
ところが、ヘラがアマゾン族を扇動し、結果ヒッポリタを殺害して腰帯を持ち帰るはめに。
部下の数名がアマゾン族の美しい女戦士達を本国に連れ帰る。

妖怪ゲーリュオーンの飼う牛を生け捕り

この冒険の途中、ジブラルタル海峡を通過した際に海峡の両岸に「ヘラクレスの柱」を残した。
もうこの辺りになると面倒になったのか番犬の双頭狼オルトロスを速攻で殺し、抗議に来たゲーリュオーンもボコボコにして牛を分捕って帰ってきた。

ヘスペリデスの黄金の林檎を持ってくる

この功業は「ヘラクレスが林檎を守る怪物:ラドンを退治した」と「天空を支えるアトラスが代わりに取ってくる間、ヘラクレスが天空を支えた」などの異説がある。
この旅の最中に、人間に炎を与えた事で肝臓を食われ続ける刑罰に処されていた巨人プロメテウスを救出し、今まで死んだ回数だけケイロンの不死の力を与える事によりケイロンはようやく死ぬ事が出来た。
ゼウスは彼の偉業を称え、射手座を作ったという。

地獄の番犬ケルベロスの捕獲

冥王ハデスから「素手でなら良い」と言う条件で、ケルベロスを連れてきた。
この時に地上に引きずり出されたケルベロスがを垂らし、その涎から毒草のトリカブトが生まれた。

その後の冒険

イアソンの呼びかけに応じてアルゴ船(アルゴノーツ)に乗り込み(途中離脱)、神々と巨人族との戦い:ギガントマキアで戦ったりした。

最期

ニンフディアネイラと再婚。
その後、ケンタウロスのネッソスがディアネイラを犯そうとし為にヒドラの毒矢で射殺。
ネッソスは死ぬ前に「自分の血は媚薬になるので、ヘラクレスのが減じた時に衣服をこれに浸して着せれば効果がある」と言い残した。
ディアネイラはその言葉を信じ、ネッソスの血を採っておいた。

後にヘラクレスがオイカリアの王女を手に入れようとしているのを察したディアネイラは、ネッソスの血に浸した服をヘラクレスに送った。
すると、たちまちヒドラの猛毒が回って体が焼けただれ始めた。
観念したヘラクレスはを積み上げてその上に身を横たえ、炎に包まれて死んだ。

その死後、神の座に上った。
この時に至ってようやくヘラの許しを得て、彼女の娘のヘーベーをに迎えたという。

そしてこの結婚が、新たな悲劇を生むこととなる

考察

彼の生涯は、考えようによっては「前述の12功業を初めとするヘラの課した試練をクリアした結果、『神の座と言う栄光』に到達した」と取れなくもない事から、「ヘラ女神の栄光」を意味するその名に偽りはないと言えよう。

関連タグ

ギリシャ神話

外部リンク

ヘーラクレース - Wikipedia

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