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サビター

さびたー

サビターとはDCコミックスが出版する『フラッシュ』に登場するスーパーヴィランである。TVドラマ『THE FLASH/フラッシュ』ではシーズン3に登場する敵キャラクターであり、シーズン3のラスボスに相当するキャラである。
目次 [非表示]

「私は未来だフラッシュ」

「お前の負けだ。バリー」

声:トビン・ベル


概要

「スピードの神」を自称する謎のスピードスター。教団を従えておりアース1ではアルケミーが教祖をしていた。現在は未来のフラッシュによってスピードフォースに幽閉されており、自由に行動できない身となっている。そのためスピードスター以外には見えないという特徴を持っている。


アルケミーを介する事でフラッシュポイントでメタヒューマンだった人間に力を与えることが出来、この能力のおかげでウォリーはキッド・フラッシュとなった。未来ではサビターによって『アイリスが殺害』されておりその歴史を変えるためフラッシュ=バリー・アレンが奔走することなる。


容姿

悪魔のような黒い外見のスーツを纏っている。このスーツは特殊な合金で出来ており銃弾すら弾いてしまう。所々に蒼白く光っている箇所があり、夜などの戦闘ではよく映える。


最低でもフラッシュより頭より1つ分以上は背が高く、体型はどっしりとしている。口に相当する部位もあるらしく時折開く演出も確認できる。目も蒼く発光しており今までの敵達とは一変した人外じみた外見となっている。


戦闘能力

特殊な合金で作られたスーツを着用している為、銃弾などは全く通らない。腕部から鋭利な爪のような物を射出することが出来、この爪でアイリスを葬っている。このスーツを着る事でサビターは驚異的なスピードを手に入れており"スピードの神"の名にふさわしい戦闘能力を手に入れている。


しかし本当に厄介なのは"バリー・アレンの未来"を見る事ができる能力。後述するがサビターは特殊な存在であり、この能力を用いることでサビターはチームフラッシュの1歩先を行くことで出来る。また、スピードフォースの中を出入りすることが出来、これにより瞬間移動のような芸当も可能である。



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正体(ネタバレ注意!)









































「だから最初に言ったじゃないか」

「僕は未来なんだよフラッシュ」


サビターの正体は"残存した時間軸"のバリー・アレンだった。そもそも残存した時間軸とは現在のバリー・アレンが過去のバリー・アレンと出会うことで誕生する時の分身である。


アイリスを失ったバリーはサビターを倒すため残存した時間軸を大量に作りサビターに挑むが残存した時間軸は全てサビターに殺されてしまう……1人を除いて。

その1人こそが後にサビターになるバリー・アレンである。


彼は生き残った。しかし変なことが起こった。


オリジナルのバリー、ジョー、ウォリー、シスコは彼が本物のバリー・アレンでないが故に彼を見捨てた。彼らに取って残存した時間軸は「使い捨てのヒーロー」だったのだ。


ボロボロになり捨てられたバリーは孤独と苦しみから逃れるためある事に気づく。


「神は苦しみを感じない!僕が神になればいいのだと」


それに気づいたバリーは神になるため、かつての仲間たちに復讐するため"サビター"と化したのだった。




外見的な変化だが顔の右半分がただれており、見る人によっては吐き気を催すほど痛々しい。

二人称が「きみ」から「お前」に変わっていたりと荒んでいる様が良くわかる。しかし口調自体はフラッシュの時とさほど変わっておらず、サビターとして活動する時のみ尊大な言葉遣いをしている。



結末

数々の悪行を重ねたサビターだったがフラッシュに鎧を奪取され目の前で破壊され万策尽きる。勝敗は決まりフラッシュがサビターに背を向けるがサビターは諦める事無くフラッシュの隙をつこうと走り出す。しかしアイリスが発砲した銃弾を背中に受け動かなくなってしまう。その後肉体はガラスのようにバラバラになり消えていった。


サビターが誕生する未来ではサビターによりアイリスが殺されているが歴史が変わり今度はサビターがアイリスに殺される運命を辿る、という因果応報な最期となった。



余談

サビターには多くの謎が残っているキャラであり、今後も何らかの形で登場する可能性がある存在である。また、"サビターを産むキッカケになった存在"も未だ言及されていない(サビターは閉じたループにより存在することが出来、ループを作るキッカケとなった存在については言及されていない)



僅かに善心が残っているのかキラーフロストに「愛しのアイリスを殺せるのか」と聞かれた際に頭を抱える描写があった。また、フラッシュがサビターを助けようとした際アイリスに「僕は結婚式の時にどっちに立つんだい?」といったフラッシュらしいジョークを言ったりとかつてのバリーらしい一面も見せていた。


しかし人を信じることが出来ず、結局チームフラッシュを裏切り賢者の石で彼らを殺害しようとした。

その後アジトに戻り「危うく騙されるところだった」と話しているところから上記の行動は本心から来るものであることが分かる。

もしサビターがフラッシュ達を信じ、罪を償う正義の心を取り戻していたらまた別の未来があったかもしれない。




"悪に堕ちたバリー・アレン"という存在は前々から示唆されていたがしっかり描写されたのはサビターが初。フラッシュはサビターも救えるなら救いたいと考えていたが救いようのない悲劇的な背景を考慮したとしても彼の犯した罪は大きく、仮に改心したとしてもチームフラッシュとして活動する事は不可能だと考えていいだろう。



これは完全に余談だがフラッシュことバリー・アレンはかなりの自信家でもあり、作中でも「スピードスターなら神にだってなれる」とも語っていた事から"自分なら神になれる"という思い上がりをしてもおかしくない人物でもある。

バリーの自意識過剰な部分がサビターを生んだと考えられなくもない。

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