説明
野球の1シーズン内に1人の選手が打率3割、本塁打30本、30盗塁という、3のつく記録を3つ記録する事である。
パワーとスピードを両方兼ね備えた選手の指標となることから、これを目標とする選手もいる。
三冠王とは異なり、数値さえ達していればよく、一番である必要性はない。
ちなみに和製英語であるため、MLBにはそのような概念はないが、30-30クラブと呼ばれる似たような指標は存在する（30本塁打30盗塁のこと。トリプルスリーと違い打率は加味しない）。
2016年シーズン終了時点で達成者は10人おり、山田哲人は初めて複数回達成を経験した。
2015年には流行語大賞にも選ばれた。
達成者一覧(NPBのみ)
※太字は2018年現在の現役選手。
| 名前 | 満年齢 | 年 | 所属球団 | 打率 | 本塁打 | 盗塁 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 岩本義行 | 38歳 | 1950年 | 松竹ロビンス | .319 | 39 | 34 | 史上最年長 |
| 別当薫 | 30歳 | 1950年 | 毎日オリオンズ | .335 | 43 | 34 | 本塁打王 |
| 中西太 | 20歳 | 1953年 | 西鉄ライオンズ | .314 | 36 | 36 | 史上最年少、本塁打王 |
| 簑田浩二 | 31歳 | 1983年 | 阪急ブレーブス | .312 | 32 | 35 | 30年ぶりの達成者 |
| 秋山幸二 | 27歳 | 1989年 | 西武ライオンズ | .301 | 31 | 31 | |
| 野村謙二郎 | 29歳 | 1995年 | 広島東洋カープ | .315 | 32 | 30 | |
| 金本知憲 | 32歳 | 2000年 | 広島東洋カープ | .315 | 30 | 30 | 20世紀最後の達成者 |
| 松井稼頭央 | 27歳 | 2002年 | 西武ライオンズ | .332 | 36 | 33 | 両打ちでは初の達成 |
| 山田哲人 | 23歳 | 2015年 | 東京ヤクルトスワローズ | .329 | 38 | 34 | 本塁打王、盗塁王、セリーグ最年少 |
| 柳田悠岐 | 27歳 | 2015年 | 福岡ソフトバンクホークス | .363 | 34 | 32 | 首位打者、65年ぶりの複数人達成 |
| 山田哲人 | 24歳 | 2016年 | 東京ヤクルトスワローズ | .304 | 38 | 30 | 初の複数回達成(2年連続)、盗塁王 |
| 山田哲人 | 26歳 | 2018年 | 東京ヤクルトスワローズ | .315 | 34 | 33 | 3度目の達成、盗塁王 |
