曖昧さ回避
1.実在のトレド
スペインのカスティーリャ=ラ・マンチャ州の州都。
タホ川に囲まれた都市で、歴史的価値の高い建築物や絵などが至る所で見られる博物館のような街並みであり、観光地として人気が高い。
旧市街は世界遺産に登録されている。
この他、トレドという地名はアメリカやフィリピン、コロンビアの都市名などにも存在する。
2.架空のトレド
「トレドから来た男」という一種の都市伝説で語られている架空の国名。
以下はその都市伝説の内容を簡略化したものである。
1957年、羽田空港に降り立った一人の外国人男性が入国手続きの際にパスポートを提出するも、そこには「トレド」というこの世に存在しない国名が書かれていた。
当然偽装パスポートとして入国拒否されるも、男性はれっきとした実在する国だと主張し、更に証拠として免許証や通貨も提示する。
しかし、その場に居合わせた誰もがトレドという国を知らず、男性が滞在する予定だった取引先の会社とも証言の辻褄が合わず、事態は混乱を極める。
ひとまず男性は空港付近のホテルに宿泊させられるも、翌日には彼が存在していた痕跡含めて姿が消えていた…というお話。
このためパラレルワールド、異なる世界線から来たのではないかとオカルト・SF的な文脈で取り上げられることがある。
実際に起きた話なのか、本当に起きたとしたのなら単なるパスポート偽装やスパイによる陽動ではないのか、等様々な考察がなされているが真相は不明。