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バニッシュト

ばにっしゅと

ジラルハネイが主体で結成された武装組織。 コヴナントの教義を捨て去った異端者の集団でもありコヴナントとは戦争状態であった。 総帥のアトリオックスの高いカリスマ性と巧みな戦略と戦術の前に全盛期のコヴナントをもってして打倒する事ができなかった。
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組織の結成

 コヴナント戦争中にアトリオックスらジラルハネイは常に最前線で酷使され、アトリオックス個人は戦士としての数々の名誉を得ると同時にコヴナントに対する憎悪を深める。

 予言者達サンシュームから見れば、ジラルハネイは使い潰せる戦力でありアトリオックスは常に同族達を失い続け彼一人だけが基地に帰還する事が多くある戦場でついに彼の怒りと憎悪が爆発、上官と思われるサンヘイリの前で武器を捨てコヴナントの教義を否定した。

 彼はその場でサンヘイリにより処刑されるはずがソードを突き立てようとしたサンヘイリからソードを奪い殺害、その場にいた全サンヘイリを敵に回すが彼の戦いに同族達が次々に同調しその場にいたサンヘイリを皆殺しにしたのが全ての始まりである。

戦力の拡大

 アトリオックスはコヴナントの施設を強襲して次々に兵器類を強奪する。

 ゴーストのような小型の車両から大型機動兵器のスカラベを入手する事に成功し、兵員もジラルハネイの同調者達やアンゴイを集め徐々に拡大を始める。

 アトリオックスは自身のカリスマ性と高い人心掌握能力を最大限発揮し種族間で対立し大分裂中憎悪から戦いを挑んだサンヘイリの旧コヴナント特殊作戦部隊サイレントシャドウを説き伏せさらにサンヘイリの傭兵やレクゴロが加わる。

 サンヘイリ傭兵は元コヴナント残党軍に加入していたがアトリオックスが出向いた上で話し合い合意し艦隊から離脱しCAS級強襲揚陸艦エンデュアルコンヴィクションを保有するに至る。

組織としてのバニッシュト

 バニッシュトは基本的に聖都ハイチャリティに対して教義を否定して反旗を翻した勢力である。

 軍事組織というより重武装の賊に近いが統率は取れておりジラルハネイとサンヘイリが同じ拠点で生活しても目立ったトラブルは少ないがあるジラルハネイは戦いに勝利した祝杯にサンヘイリを誘ったが文化の違いもあり断られ不満を部隊長に報告しておりジラルハネイが本気で不満を感じた場合の行動にしては極めて大人しい。

 アトリオックスの方針から戦力の拡大に余念がないため役立つ物を常に奪い取る傾向が強く、コヴナントが崩壊した後はコヴナントでは禁忌とされたフォアランナーの技術を下敷きにした新技術等の開発も行う。

 さらには彼らの母星であるドイサックで設計開発したと思われる独自の兵器も保有し、その中にはコヴナント系の戦術を一変させるような画期的な物も存在している。代表格はリーバーと呼ばれる対空ミサイル搭載型ウォーカーで従来のタレットや対空仕様のレイスよりはるかに使い勝手の良い兵器で防空能力が強化され航空兵力に対して大きな脅威となる。

 アークでも同様の行動を取り、現地にいたコヴナントとは敵対関係にあった人類すらも獲物として狩り立て、略奪と殺戮を行った。

 

 余談ながら、コヴナントに反旗を翻した同様の組織として2552年頃、アルファヘイローがあった惑星スレッショルドのガスマインにてアービターにより排除された異端者のサンヘイリが率いていた叛乱者が存在した。(このサンヘイリはアトリオックスと違い予言者の嘘を自力で看破したのでなく、アルファヘイロー崩壊後の宙域調査の際に発見されたアルファヘイローのモニターである343ギルティ・スパークからHALO本来の機能等を知りコヴナントに反旗を翻した。)


幹部

 主にジラルハネイとサンヘイリが幹部として君臨している。

 ジラルハネイは基本的には陸戦で指揮を行う事が多いがサンヘイリは戦闘艦艇の指揮運用を任されており地上への支援任務等をこなす。

 またアトリオックス自身が指揮を担当する場合、元来水と油の関係であるジラルハネイとサンヘイリを同じ戦場で同じ時に同時に展開させ戦闘を行う事すら可能としている。


アトリオックス

 バニッシュトの総帥にして、バニッシュト最強の戦士でもある。

 ジラルハネイとしては同族のタルタロスを遥かに超える突然変異レベルの知性を持ち、サンヘイリ達すら彼の言葉を真実の言葉であり戦士の言葉として受け止め従わせるほどのカリスマ性を持ちドイサックでも強い影響力を持ち始めている。

 予言者の嘘に散々振り回され現在でも内戦状態にあるサンヘイリ達にしてみれば、彼の語る真実の言葉は戦士としての心を動かすほどの力を持っている。

 実際に彼の言葉を聞いたあるサンヘイリの近衛兵はもっと早く彼に従うべきであったとすら感じている上に彼がコヴナント軍に所属していた時代ですら運用側のサンヘイリが手を焼くほどジラルハネイ達への影響力が強く割り当てられた任務はどれも片道切符でありながら想定外と言える力を発揮して生き残りサンヘイリに対しては人類の能力を過小評価し過ぎていると糾弾し真実の預言者から抹殺命令が出されている。

 2559年頃アークに到達した際は、アークを掌握するため侵攻を開始して現地にいた人類を皆殺しにし、いつも通り役立つ物を略奪する等ジラルハネイらしい気質もある。(コヴナント所属のジラルハネイは地球での戦闘では核弾頭の確保に勤しんでいたケースがありそこをSPARTANに強襲されたことがあった。)

 廃墟と化した研究所でSPARTAN-Ⅱ 3名と遭遇し戦闘になるが、2531年APEXにおいて10名以上のサンヘイリの近衛兵達を容易に殲滅した程の実力を持つSPARTAN-Ⅱレッドチームをメイスに改造したグラビティハンマー2本のみを駆使し優れた技術で3名の攻撃をものともせず圧倒してみせ片手で戦闘艦艇と同等の材質で作られたアーマーを腕ごと破壊する等圧倒的な力を見せつけた。

 その後もやはり役立つ物を奪えと親衛隊達に命じている。

指揮官として敵戦力や脅威度についてきちんと分析した上で作戦を立案し命令を出すものの過去自身がサンヘイリに指摘した通り人類の能力は低くなかった事から局地的な戦闘での敗退が続き戦略的価値の高い目標を次々に攻略された結果カートグラファーを使った兵員展開の破綻や母艦であるエンデュアルコンヴィクションの撃沈でスピリットオブファイアとの戦いでイニシアティブを失い初めHALOの確保に失敗するという明確な敗北を突きつけられる結果となりさらにエンデュアルコンヴィクションの喪失でアークからの撤退や天の川銀河に残した部隊と通信不可能とスピリットオブファイアと同じ立場に立たされる事になる。

またハイチャリティ周辺で使用可能なシップのサルベージを命じ内部への侵入を禁じる命令を出したもののハイチャリティ陥落やアーク攻防戦を経験していない現場指揮官らがフラッドを予言者の戯言とし実在しないと考え封印されたハイチャリティの壁をスカラベの主砲に破壊させ戦利品目当てで突入してしまいハイチャリティ周辺で大規模汚染を発生銀河を滅ぼしかける事態に発展するが粛清を恐れた現場指揮官らの奮闘でどうにか抑え込むことに成功するが一連の騒動で自軍に無視できない損害を被ることとなる。

この際現場指揮官2名には命令には正当な理由があったと叱責した上で穴を埋めるまでは待ってやると汚染除去完了まで処分保留を言い渡した。

アトリオックスのみ他のパニッシュトとアーマーの設計上の外観が異なる。

これは鹵獲したUNSCのアーマーを加工したもので複数のアーマーを繋ぎ合わせた戦利品。

彼のガントレットは強力な腕力をさらに増強する機能を持ち武器はハンマーをベースにカスタマイズしたチェーンブレーカーと呼ばれる取り回しの良いグラビティメイスという独自の装備になっている。


シップマスター Let'Volir

 アトリオックスに賛同して加入したサンヘイリの傭兵集団のリーダー。

 バニッシュトの母艦であるCAS級強襲空母“エンデュアル・コンヴィクション”のシップマスターを務め艦艇運用の全権を委任されている。

バニッシュドへの加盟前彼の艦隊はサンヘリオスの剣とコヴナントとは距離を置いていたがLet'Volirの考えは宗教や種族間の対立ではなく部下達を飢えさせ不幸な思いをさせない事であり パニッシュド加盟で彼個人のサンヘイリ的な名誉は失われたが彼にとって瑣末なことである。


ディシムス

 スピリット・オブ・ファイヤが戦闘態勢に移行して、最初の攻略目標とされた拠点の司令官だったジラルハネイ。

 パワードスーツを着込んだ戦闘形態で登場し、右手のグラヴィティ・メイスを振るい、左手のトラクタービームで敵を引き寄せる。飛び道具を装備していないが、その代わりにアーマーに備えられた強固なシールドを利用して、母艦である“エンデュアル・コンヴィクション”からのレーザー攻撃を自身に集中させて、シールドとの対消滅で爆発を起こす範囲攻撃を行ってくる。

カートグラファーへ初めて踏み込んだ際部下であるサンヘイリは彼の態度から未だフォアランナー崇拝を止めていないと看破している。

人類とカートグラファーを利用した改造ポータルの攻防戦で戦死。


コロニー

レクゴロの指揮官でまとめ役を務めている。

通常のハンターと呼ばれるムガ・レクゴロと異なり作戦立案や作戦指揮を行う。

コロニーはムガ・レクゴロより大きく強力なアーマーを装備して戦うこともできる。

彼を含むレクゴロがパニッシュトへいかなる理由で参加したかについてはアトリオックスや僅かな幹部以外は知らされておらず不明となっている。

船を失ったパニッシュトは戦略的に不利であった為フォアランナーのデータを使い戦闘機を製造しそれ自体を対艦ミサイルとしてスピリットオブファイアを破壊する作戦を準備するがODSTの偵察により計画が露呈し人類のスピアブレイカー作戦で投入されたマンティスやコロッサス等のUNSCの大型戦闘ウォーカーのADSを大量投入された結果対抗しきれず作戦は崩壊し最後は自ら武装して戦場へ向かったがODSTとの交戦の末戦死している。



ヴォリドゥス

パヴィウム

 ジラルハネイの現場指揮官。

 身長が小さく、モヒカンのような頭髪と、上下に2本のクローがついたシールドを左手に持っているのがヴォリドゥス。性格はジラルハネイ的な冒険魂を持ちパヴィウムを兄弟と呼ぶ。

感のみに頼ってフォアランナーの機材を動作させる事ができろくでも無い発明と呼ばれる燃焼後有毒ガスを発生させるケミカルジェルを独力で開発している。

 身長が大きく、スキンヘッドで、腕部装着型ロッドガンを右手に、シールドを左手に装備しているのがパヴィウム。こちらは相棒のヴォリドゥスに散々手を焼かされているのか、前の戦争を教訓にしており非常に慎重な性格。

ヴォリドゥスを兄弟と呼び常に助言をし戦いにおいてはヴォリドゥス隊の撤退まで部隊を指揮し迎撃を試みた。

 スピリット・オブ・ファイヤと戦端が開かれてからしばらくして、喪失した戦力の立て直しを図るべく奔走するアトリオックスは、第一次アーク攻防戦の最中にスリップスペースから現れて墜落した聖都ハイチャリティの残骸を調査するように2人に命じた。

 ヴォリドゥスはこれ以前にアトリオックスからの命令を守らなかったことがあるらしく、相棒のパヴィウムは今回の任務でも命令違反をしないよう心配していた。

 アークを保全するセンチネルを撃破しながら、エネルギーシールドで隔離されているハイチャリティ墜落現場を目指して進攻した2人だったが、出撃前にアトリオックスに「絶対に中に入るな」と命令されていたにもかかわらず、ヴォリドゥスは命令を無視して略奪目的にハイチャリティに踏み入ってしまうしかもスカラベで巨大な出入口を作った上で。

 その結果、ハイチャリティの残骸内部に犇めいていたフラッドを解き放ってしまった。

 これにより、銀河の危機に相当するミスをやらかしてしまったヴォリドゥスと、その相棒がやらかしてしまった銀河の危機に相当するミスに巻き込まれてしまったパヴィウムは、目先の利益に釣られて起こしてしまった命令違反の後始末・・・と言うにはあまりにも危険すぎるフラッドの掃除をすることになってしまう。しかも、アトリオックスにバレれば彼のグラビティ・メイスで頭をぶっ潰されてしまうためアトリオックスのいる本隊に救援を求めることはできないが報告しなくても結果は変わらないため増援を要請した。

 自業自得としか言いようがない状況で、彼らは持てる戦力と考え得る対策を用いてフラッドを撃破し続けるが、結局この異変にアトリオックスが気づいてしまい、アトリオックスは激怒、彼が後始末をしに現地にやって来ることになる。

 状況は悪化し、解き放たれたフラッドはグレイヴマインドが誕生する寸前となっており、フラッドの性質上グレイブマインドが完成した場合過去取り込んだ知性を取り戻す為早期に排除しかければ銀河がまた滅亡に瀕する危機的状況(HALOの有効射程外の待避所であるアークで再構成した場合HALOが意味をなさなくなる上に2552年の戦闘の損害を補修した結果保有していた資源を使い果たしており既にHALOを製造は困難な状況にある)に陥ってしまうが、その前に彼らがフラッドに飲み込まれることになる。持てる戦力と考え得る限り最大の戦力レトリバーセンチネルを誘導しプロト・グレイヴマインドを激戦の末に討滅する。

 討滅が完了すると同時にアトリオックスが現着し、ヴォリドゥスはアトリオックスにこってり絞られた後、今回の不祥事の後始末を2人はすることになる。

この後汚染エリアには大量のセンチネルが飛来しそれまで攻撃対象だったパニッシュトに攻撃を加えず残ったパラサイトの排除に専念している。


構成種族

 コヴナントに参加していた種族が多いが、ヤンミーや傭兵気質の強いキグ・ヤーは何故か参加していない。(もしくはアーク派兵に参加していない可能性もある)

 構成メンバーの多くはアトリオックスの同調者だが、中には犯罪者や傭兵も存在する。

 組織の性質の影響か狂暴化している者もおり、一部では問題となっている。

ジラルハネイ

 主要構成種族であり指導者層の多くはジラルハネイである。

 陸戦に参加する事が多く持ち前の狂暴性は健在だがアトリオックスの親衛隊等は狡猾さが要求されるためコヴナント戦争で人類と戦いひたすら前線で暴れているだけのイメージとはやや異なる。

 またエネルギーシールドの普及率がかなり低くなっているようで親衛隊等の精鋭達しかほぼ装備していないため人類の火炎放射や実弾で容易に殺害されてしまう。

 武装は独自開発の実弾兵器が多くジェットパックを支給されている者もいる。

 一応仲間となったが相変わらずサンヘイリとの折り合いの悪い者もおり傭兵のわりに気取った連中であると評する者もいるが母艦である強襲空母の防衛には共に参加している。

サンヘイリ

 アトリオックスへ忠誠を誓った者達で、装備面はコヴナント時代と遜色はないがキグ・ヤーがいないため狙撃兵等して戦闘に参加する者や艦艇の運用に集中する者が多いが、中にはソードを装備する儀仗兵も存在する。

 元々は傭兵部隊だったようで保有している戦闘艦艇等を持参し、長い間艦艇を運用してきた経験があるためバニッシュトにおいては戦闘艦艇の運用はほぼサンヘイリが担当している。

サンヘイリの傭兵は戦闘に参加する機会が得にくい部署に配属された場合戦闘に参加しやすい部署への増援として名誉を報酬に行われコヴナントでも定着していたが大分裂後人類との交流から新たに伝わった文化や効率化に加え資本主義の概念は彼らを特に刺激し報酬として名誉でなく金銭を得る為の新しいビジネスモデルに変化しているが戦士としての本質は変わっていない。

 気取った連中と言われる事もあるがサンヘイリは生来の戦士の種族であるそのため同じく戦士であるアトリオックスに同調したのだと思われる。(傭兵団としてはバニッシュトは大口の雇用主とも言えるが)

 コヴナントでは散々予言者の嘘に振り回され母星は未だコヴナントの教義を信じる者との内戦状態にあるためフォアランナーに対する敬意すら捨て去った者も少なくない。

アンゴイ

 コヴナント軍と変わらない扱いを受けている。

 基本的に低コストで大量生産可能なプラズマガンを持たせた使い捨ての歩兵として運用される。一応監視役兼指揮官として1体のジラルハネイが統括する。

 そういった扱いを受けても生きてさえいれば母星に帰る事も出来るようで、食事に関しても困るような状態でもないらしく意外にも裏切りや脱走を行わなくなっている。(単純に我慢しているだけかもしれないが)

 中には異常に狂暴になったアンゴイが存在し、近年の母星の方でも多数確認されているようでバニッシュトでもやはりコヴナント軍と同じように自爆特攻に用いられ、本人たちも派手に吹き飛ぶ事を良しとしている。

ムガ・レクゴロ

 元来サンヘイリ以外との交流の無い種族だが何を思ったのかは不明だが多数参加している。

 彼らの参加についてはアトリオックス等ごく少数しか理由を知らないらしい。(おそらくは、サンヘイリの傭兵団の繋がりか、アトリオックスにサンヘイリと同様の戦士としての敬意を抱いてしまった個体が参加しているのではないかと推測される。)

 コヴナント軍同様強力な重装甲歩兵として運用され装備しているロッドガンは、戦闘車両にすら高い効果を発揮する。

 しかしアンゴイ同様原因不明の狂暴化が起きており、ジラルハネイすら無用な虐殺行為を防ぐため対策を練る必要に迫られるほどである。

ハラゴック

 フォアランナーが生み出した人工生命体であり、あらゆる物を修理する事が出来るため重宝されるが扱いは制御装置を無理矢理組み込んだ奴隷である。

 元々フォアランナー施設の保全を担当していたため、アークの戦いで次々に来る修理依頼を制御装置で無視させ、バニッシュトに隷属するようにしているため、ハラゴックにとってバニッシュトへの隷属は苦痛でしかない。

保有兵器

 基本的な戦闘車両(レイスやゴースト)等はコヴナント軍の物と同等品か独自改修した物が多く赤を基調とした独特のエングレーブのような塗装が特徴で、ジラルハネイとしての性質かアトリオックスや彼の抱えているであろう技術者達の設計と想定される運用目的かは不明だが火力を強化している傾向が強い。

 ジラルハネイ主体の組織ということもありブルート・チョッパー等も多数保有し偵察や強襲目的で運用している。

 さらにジラルハネイの母星であるドイサックの工房で設計開発されたと思われる新兵器も多数保有しており中にはアークでの戦いにおいて人類側の戦略を転換させるような物まで存在する。

ブルート・チョッパー

 コヴナント軍のジラルハネイでも運用していた軽車両でゴーストとも併用される。

 オートキャノンを装備しており火力はあるものの発射機の配置のせいで正面にしか撃てずゴーストと比較すると機動性は劣るしやや小回りが利かない。

 車両自体はあまり装甲化されておらず頑丈ではないが体当たり攻撃は非常に強力で歩兵達にとっては脅威になりうる殺傷力を持つ。

ローカスト

 コヴナント系車両としては珍しい拠点攻撃用の陸上兵器フォーカスキャノンを装備した戦闘車両だが中身はスカラベと同じくレクゴロで構成される生物兵器に近い。

 実をいうとこの車両元々兵器でなく掘削作業等に用いる重機だったようでそれを兵器に転用したらしくコヴナントでもあまり確認されていないが装備化はされている。

 キャノンはレイスのプラズマ砲と異なり断続的に照射を続けターゲットを焼き払う。

 特に軍事拠点の破壊や戦闘車両への攻撃に有効でエネルギーシールドも装備されている。

 しかしエネルギーシールドを破壊されると本体の装甲は非常に薄いため容易に破壊されてしまう。(元々が重機のため過度の装甲化は難しい可能性もある)

リーバー

 生産地が不明とされている対空ウォーカーだが車体には製造工場のマークらしき物が確認されておりドイサックにて設計開発されバニッシュトが独自に運用している兵器と思われる。

 コヴナントの技術系統の兵器ではなく対空用の兵器はミサイルに似た物を搭載し一応対地用の兵器も装備している。

 この兵器のせいでスピリット・オブ・ファイヤ所属の航空戦力は戦略の転換を迫られるほどの影響を見せた。

 またバニッシュトにおいても対空兵器はリーバーのみでも問題無いと判断され従来の対空兵器の退役が行われている。

マローダー

 ジラルハネイの母星ドイサックでかつて発生した大戦時に運用されていた陸上用のホバークラフト系車両をモデルにして開発された中型の戦車で比較的高速で動くことが可能。

 ジラルハネイの独自兵器としては珍しくプラズマ兵器を装備しミサイルも装備されており一応対空戦闘も可能装甲をモジュラー化する事でさらなる重装甲化も可能としている。

 またステルス機能の追加も可能で一部の部隊が運用している。

ブリスターバック

 バニッシュトが独自開発した最新兵器で主に面制圧を行う。

 砲兵の装備する兵器としては革命的な代物で可変機構を備え脚部を折りたたみ飛行する事が可能。

飛行できるため重量のある自走砲等に付きまとう悪路を乗り越えて展開(下手をすると泥等で動けなくなり装甲回収車等を呼ぶ必要すらある場合によっては爆砕すらされる。)しなければならないのに対して山だろうが谷だろうが崖だろうが問題なく乗り越え道が無くともブリスターバックが着陸できるだけの広さがあれば高速で展開し砲撃する事を可能としている。

 武装は地上展開時は人類でも運用するようなミサイルをVLSで大量に同時発射し面制圧攻撃を行い飛行形態の場合はプラズマ兵器を用いる。

 ただ変形には多少時間が必要なのと近接防御用の兵器をどうも搭載するスペースが無く防空能力も無いので防空と陸上戦力の接近時は護衛に頼らなければならない。

バンシー

 コヴナントでも大量運用された軽戦闘機で反重力テクノロジーにて飛行し宇宙用と地上用が存在する。

 バニッシュトはセラフを保有していない、またはアーク侵攻に用いていないため基本的に航空兵器はこれと、無理な運用ではあるがブリスターバックのみとなる。

 燃料ロッドガンとプラズマキャノンの威力は健在で、ソフトスキンの車両程度であれば簡単に破壊できるが、流石に対艦戦闘に用いるには無理があるのだがスピリット・オブ・ファイヤとの戦闘ではセラフが無いため使用している。

スピリット降下艇

 コヴナントでも運用されている降下艇だが、ファントムが登場した事もあり第一線から退いていた。バニッシュトでは貴重な航空戦力の一つとして運用している。

 運用方法も目的もコヴナントと変化が無いが、比較的脆くエネルギーシールドも装備していない。

スカラベ

 コヴナントでも運用される最大級の陸上兵器で、中身はローカスト同様レクゴロで構成されている。

 バニッシュトにおいてもこの兵器は極めて強力な兵器として運用されアークでの戦闘等では重要な局面で投入されている。他の兵器同様バニッシュトは兵器周りに改造を施しており特に主砲燃料ロッドガンの破壊力を強化している。

 代償として中身のレクゴロへの負荷が強くなっているがアトリオックスはそれを許容している。

艦隊

 艦艇の数自体は少ないが最低2隻(うち1隻は艦種不明)は保有している模様。

 アークへの派兵ではCAS級強襲空母のみ運用しているようでスピリット・オブ・ファイヤとの戦闘もCAS級のみが行っている。

旧コヴナントが保有し行方不明だったKey Shipを鹵獲する作戦を行ったが予言者の命令を7年も疑いなく遂行していたジラルハネイの精鋭部隊(船内に相当量の装備や物資が搭載されていた)と交戦になり被害が多数発生させつつもFTLテクノロジーの確保のみ成功したがKey Shipは確保出来なかったが本隊との連絡は可能になり艦隊もこの時期から動きを見せ始めUNSCの艦隊と艦隊戦を行ない初めOperation WOLFEで人類のコロニーだった惑星リーチで活動するSPARTAN Blue Teamやインフィニティ率いる艦隊と遭遇した艦隊はコルベット 重駆逐艦3隻 複数の駆逐艦と巡洋艦にCAS級空母で編成されパニッシュトは強力な艦隊戦力を保有している事が確認された。

2559年ゼータHALOでAIが反乱を起こし弱体化したUNSC艦隊と交戦し勝利したと言われている。



エンデュアルコンヴィクション

 コヴナント海軍でも多数運用されていたCAS級空母。

プラズマ魚雷やパルスレーザーとエネルギープロジェクターを装備しており対艦戦闘と対地攻撃も可能な万能な艦艇。

 船体も5000mオーバーと非常に巨大なため大兵力を搭載する事が可能で、重力リフトを使えば船から直接地上へ物資類や兵員等も送れる。

 エネルギーシールドもコヴナント海軍の物と同様装備されており極めて堅牢な船だが、人類が保有するスーパーM.A.Cガン(軌道防衛グリッドで用いる超大型M.A.Cガン)の直撃には耐えられないためコヴナントのCAS級は地球侵攻時に少なくない犠牲を出している。

 バニッシュトが保有するCAS級は“エンデュリアル・コンヴィクション”と呼ばれている。

 スピリット・オブ・ファイヤとの戦闘ではセラフが無いためバンシーでの対艦戦闘を行わざるを得ず非常に苦労していたようだが、アップグレードされているとは言え旧型のスピリット・オブ・ファイヤの武装を破壊する等して優勢だったが、地上部隊が奇策として粒子ビーム砲で船のシールドを延々と炙り続け徐々にシールドが消失する。当然対処のためバニッシュトも戦闘車両や歩兵部隊を向かわせるもすべて撃退されシールドは消失、さらに重力リフトまで人類に奪われるという事態に直面し対処が遅れついにSPARTANの侵入を許してしまう。

 このSPARTANはハンドガンで次々とサンヘイリを射殺しAIを船へ仕込み現場へ到着した警備のジラルハネイ達は排除を試みるがSPARTANの圧倒的な戦闘力の前に歯が立たずAIが船の兵器コントロールを奪った頃には死体の山を築いていた。

 その後AIはあえて地上をエネルギープロジェクターで爆撃させアークの警備を担当するセンチネル達を刺激し圧倒的な物量の前にエンデュアリングコンヴィクションはズタズタに引き裂かれて破壊された。

 空母を失ったバニッシュトは大幅な戦略の見直しを迫られることとなる。

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