概要
ラピュタの崩壊を引き起こす呪文。ラピュタ語で「閉じよ」の意味。
王家の末裔であるシータの一族に「勇気の出るおまじない」と対をなす「滅びの言葉」として伝わっていた。
ラピュタの制御キーでもある飛行石の首飾りが完全に発動した状態でそれを手に持ってこの言葉を唱えると、ラピュタの中枢である巨大飛行石結晶体を排出、同時にラピュタ全体の構造物を分解し、最終的にラピュタの城そのものを崩壊へと導く一種の自爆コマンドのようなものである。
転じて、何かが壊れた(壊す)とき、ネタで使う場合もある。
ちなみに発動の際にはその首飾りより強い衝撃と閃光が発生する。
ネットにおいて
当シーンに差し掛かる際、SNSでは全国民が一斉にパズーとシータの詠唱に合わせ「バルス」と呟く傾向がある。
詳しくはバルス祭りを参照。
元ネタ?
昔からネット上での噂では、バルスとは、トルコ語で「平和」を意味する単語「barış(バルシュ)」から来ているといわれている。
パプアニューギニアのピジン語でハトの意味である。
諸星大二郎の漫画マッドメンにムスカとのやりとりの元ネタらしきシーンがあるとの考察もある。
しかし、監督の宮崎駿自身はバルスという言葉の意味についてはこう答えている。
「何もないです。口から出まかせです。なるべく英語でもなく、日本語でもないようなものを考えるんです。『テケレッツのパー』じゃまずいでしょう(笑)」(出典)
関連イラスト
関連タグ
白澤(鬼灯の冷徹):地獄の補佐官がバルスを叫び白澤の手を砕き「あ~あ~手がぁ~、手がぁぁぁぁあっ!!」という白澤の断末魔が響いたのち天国から地獄へ物理的に落とされた(その際にムスカの台詞も言っている)
ホルス(パズドラ):一日だけ名前を「バルス」にされたり、主属性光の別種『バーンホルス』が配布されたりした
銀魂:蟹の回で当台詞はおろかラピュタを丸々パロられた。
君のことが大大大大大好きな100人の彼女:バルスのシーンがこの作品にとって重要な要素となっている。
スバル:2022年に天空の城ラピュタが放映された金曜ロードショーのCMにてパズー役の田中真弓氏がアイサイトを搭載したスバル車の宣伝をしていた。その際「合言葉は”スバル”」と発言している(バルスの文字を入れ替えるとスバルとなるため狙ったものと推測できる)。
天野浩成:Twitter開設で2発目のツイートがこれであり話題になった(詳しくはこちら)。2024年の『ラピュタ』放送日にはバルス祭りに備えて月曜から練習するという徹底ぶりを見せている。
よゐこチャンネル