ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ヒガシアジアスッポン

ひがしあじあすっぽん

ヒガシアジアスッポン (Pelodiscus sinensis) は、爬虫綱カメ目スッポン科スッポン亜科スッポン属に分類されるカメの一種。
目次 [非表示]

概要

最大甲長約15~35㎝。

食べ物は主に等の水生の小動物

日本本州以南、中国台湾朝鮮半島ベトナム等の東アジアから東南アジアハワイにも移入。

南西諸島には食用や貨物に紛れ込んだとされるものが逃げ出して野生化している。


特徴

別名:ニホンスッポンシナスッポン、アジアスッポン、キョクトウスッポン、チュウゴクスッポン。

漢字で『』と書く。

最大甲長は35㎝前後。70㎝という記録は捨てられたカミツキガメワニガメの間違いである。即ち現在日本に生息し、確認されている在来種のカメ類の仲間では最大の種類でもある。

日本で「スッポン」というと、殆どがこのカメ類を指す。


平均サイズは甲長20cm〜30cmで、大型のものは約40cm。70㎝という記録は捨てられたカミツキガメワニガメの間違いである。即ち現在日本に生息し、確認されている在来種のカメ類の仲間では最大の種類でもある。


色は背側が緑色で、腹側がくすんだクリーム色。

稀に全体が淡い黄色やクリーム色の突然変異個体も出現する。


生態

主に等の水生の小動物を食べる。

水搔きが発達し、泳ぐのが上手である。非常に臆病な性質で、まず自分から人間やエサ以外の物体を襲う事はない。

防御反応として噛みつく危険性があり、不用意に指を近づけると最悪喰いちぎられる恐れもある。俗に「雷が鳴っても離さない」とも言われるように一度噛みつくと力ずくで外すのはほぼ無理であるとされるが、体を水中に浸してやるとすぐに離して逃げていく。甲羅の後ろを持っていても、長い頸を伸ばして嚙もうとする。


流れの緩やかな河川水田水路等の淡水域に生息し、よく底の泥の中に身を潜める。

通常のカメと違い甲羅は比較的に薄くやわらかく軟骨質で、手足と比べて首が長い。ただし、首以外を甲羅の中に引っ込めることはできない模様。日光浴のために上陸するが、非常に臆病な性格な為、驚くとすぐに水中に飛び込んでしまう繁殖期は日本の場合、6~7月で、1度に10~50個のを産む。


人との関係

少なくとも江戸時代以前より食材とされており、現在も高級料理に用いられていて老舗の商店街の魚屋でも生きたまま並べられている事もある。


骨以外のほぼ全てが可食部位。

栄養価が高く特に精力増強や美肌によく効くとも言われており、ニホンスッポンのエキスをサプリメントとして生産販売する企業も多い

日本料理としては鍋料理(丸鍋)、雑炊、吸い物、唐揚げなどがあり、国外では中華料理やフランス料理等にも用いられる。


骨以外のほぼ全ての部位を食すことが可能。栄養価が高く特に精力増強や美肌によく効くと言われ、スッポンのエキスをサプリメントとして生産・販売する企業も多い。大抵は鍋料理にして賞味されるが、中には生きたスッポンを木綿でぐるぐる巻きにして火中に投じ、丸焼きにする「地獄焼き」なる豪快な料理法も存在する。


老舗の商店街の魚屋でも生きたまま並べられていることもあり、60年ほど前の子供たちは川で偶然捕まえたスッポンを売って小遣いを稼いでいたという。



食材として養殖化されて飼育知識が早く浸透したことと、意外と愛嬌のある顔つきからペットとして飼われることも多い。小さな仔亀の頃から飼ったり長く飼うことによって、人に慣れてあまり噛みつかなくなったり多少のスキンシップもできるようにもなるという。ただしほぼ完全水棲のため大きさと水量のある水槽での飼育と、爬虫類として定期的な日光浴は欠かせないので注意と覚悟が必要。


関連動画


関連タグ

爬虫類 カメ  スッポン科

月とスッポン

関連記事

親記事

スッポン科 すっぽんか

子記事

兄弟記事

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました