概要
グールの中でも、脳まで放射能に冒され理性を喪失した元人間。主にフェラルと略される。
人間がグールになるかフェラルになるかは運の要素が大きいようで、同じ場所で同量の
被曝をした場合でもどちらになるかはわからない(どちらにもならずにそのまま死亡する事も多い)。
シリーズが進むごとに設定が二転三転しており、「1」「2」の時代ではグールとの間にあまり明確な区別は無かったが、「3」でははっきりと区別され「グールがその後フェラルグールになる事はない」と明言。
しかし「4」では一転してグールが突如フェラル化して人を襲った事件や、自身がフェラル化していく様子を書き留めたグールの遺書など真逆の描写となりファンの間で議論が撒き起こったりもしている。 (※1)
これらの真相については前者は「とある組織の関与」、後者は「超高濃度の放射能汚染の中に居続けたため」などの解釈もあるが詳細は不明。
ドラマ版ではさらに「フェラル化を防ぐためには何らかの薬物を摂取する必要がある」という設定まで追加された。
そんなフェラルだがだいたい共通する生態としてはグールと違いまさにゾンビのごとし。
基本的に下水道や物陰、建物の中など薄暗い場所を好み、近くを通るものが居ると集団で襲いかかり喰い殺す。作品によっては死んだふりまでしている。
更には肉体が腐っていたり、組織壊死していたり、干からびていたり、果ては焦げていたりと、もうゾンビと見分けがつかない。見分けはつかないがゾンビではないので猛烈に走り寄ってくる上、上位種ともなれば筋骨隆々の肉体で殴りかかってくる。 (※2)
この他、発光クリーチャー(緑色に輝きながら放射能を撒き散らす能力を持つ)のフェラル版「光りし者」(The Growing One)が存在し、作品によっては他の発光クリーチャーと異なり倒したはずのフェラルを蘇生させる能力を持つ。
- Fallout4 DLC「Nuka-World」
- 「焦げたフェラル・グール」。一見茶色のデブった個体に見えるが、フットワークが非常に軽く高速で走って来る上に攻撃力も高い。一匹どころか集団で現れる場合も。
その他
- グールに対しては同族認定しているようで、フェラル側からは手を出してこない(グール側から攻撃してきた場合は別だが)。
- 光りし者にも理性を持つ個体がいるため、一概に「光りし者 = フェラル」とも言えず、上述のフェラル化の件も併せて、どの辺からグールでどの辺からがフェラル・グールとなるのかは未だ明確でない。(※1)
- オズワルド・オッペンハイマー (Fallout4)。「光りし者」だが理性や知恵を持ち会話も可能。