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予告

暗闇に電話のベルが鳴る!その時、人間は……

温泉地を襲う怪事件!それは新たなるメザードの襲撃なのか!?

次回、ウルトラマンガイア『マリオネットの夜』

君も興味を持たれている……!

概要

1998年11月28日放送。

STORY

ある日の夜、とある町で電話のベルが鳴り響いていた。その電話に出た住民は皆様子がおかしくなり、1人の少年は恐怖に怯え逃げ惑っていた。


翌日、我夢は大学の友人たちと通信しており、友人の1人であるサトウが彼女にフラれたショックで、実家である山梨県“城岩町”に里帰りするという話を聞いた。


同じ頃、KCBでは田端が先週の報道特番の視聴率が最悪だということで上司から説教されていた。そしてその夜、倫文と共に居酒屋に来てやけ酒しそうになっていたのだが、「明日の城岩温泉の旅番組の取材に響く」ということで止められる。すると城岩という言葉を聞いて、田端は一昨日城岩町から1本のビデオテープが送られてきたのを思い出す。

本社に戻った田端と倫文は、玲子と一緒にビデオを確認する。すると突然どこかの外国による内乱のニュース映像のような場面が流れた。田端たちは外信部にその映像に映っていた看板を調べてもらうよう伝える。


さらに翌日、KCBクルーたちは“秘湯巡り番組の取材”という名目の下、現地へと向かう。昨日見た映像は“佐藤タカシ”というビデオテープを送ってきた子供によるいたずらだろうと玲子は思う中、現地に向かう道中で藤宮の姿を目撃した。

そして同じ頃、我夢はマイクロ波による微弱な電波干渉を確認する。数値的には異常なレベルではないのだが、確認したポイントには、昨日話していたサトウの実家があり、どうしても気になるということで石室コマンダーに行かせてもらえないかと頼む。


場所は戻り、城岩町へ向かうKCBクルーたちの車のタイヤが突然パンクしてしまった。パンクの修理を倫文に任せ、田端と玲子は歩いて現地へと急ぐ。「俺は便利屋かっつーの……」と愚痴をこぼしながらも修理を始めようとする倫文だが、突然車のラジオが勝手に鳴り出し、さらに電話のベルを鳴らしながら大勢の住民が迫ってきていた。


その頃、田端と玲子はペンションへと到着する。そこへ、里帰りに来ていたサトウが現れ、携帯電話を鳴らしながら「気分が良いんだ」と呟く。サトウの様子が普通じゃないだけでなく、電話のベルに誘われるかのように集まってくる住民たち。とてつもなく異常だと察した2人は車へと戻ってくるが、そこには倫文の姿がなかった。そして車の中に残っていた携帯電話が鳴り出し、田端は恐る恐るそれに出ると、映っていた外国の看板を調べていた外信部からの電話だった。

外信部の調査によると、ビデオに映っていたのはアメリカにある小さなリゾート地であり、1ヶ月前に封鎖されたという極秘映像だった。なんでも、新種のウイルスで住民全てが凶暴化し、何かに操られたみたいに暴れ出したのだと……。その直後、突然電話が切れ、車のナビにビデオに映っていた映像と同じ映像が流れた。城岩町も同じ運命を辿るのではと戦慄する中、田端は何かに頭の中を覗かれたような感覚に陥る。すると再び住民たちが現れ、田端は現状をカメラに収めるために玲子を逃して撮影を始める。


玲子は森林の中を走ってる最中、警官が現れ拳銃を玲子に向ける。だが、藤宮が現れ警官を気絶させたことで事なきを得る。玲子は以前、藤宮が砂漠化した町に1人で佇んでいたことを思い出していると、藤宮は不意に語り出す。


藤宮「奴らは人に興味を持っている。砂漠化した町も、ここも、その実験場所として選ばれた」


どういう意味なのか疑問を感じる玲子だが、ひとまずまだ残っている仲間を助けてほしいと藤宮にお願いするが、藤宮は「無駄だよ。存在理由のない人間はいずれ消える」と、あまりにも非情な言葉を言い放つ。


だが、それを聞いた玲子は……


玲子「何様か知らないけど、1つだけ言わせてくれる?人の存在理由って誰が決めるのよ!」


そう反論し、警官が持っていた拳銃をせめてもの護身用として手にとって引き返した。


その頃、住民から逃げていた田端は1つのホテルの屋上に逃げ込み、ドアにバリケードを張って隠れる。そして夜になり、せめて外部に連絡さえできればと思っていると、物音がしたのでその場に行くと、1人の少年が隠れていた。その少年こそ、KCBにビデオを送った佐藤タカシだった。タカシの話によると、ビデオを送った後に電話が鳴り出して自分の父母や姉を含めた住民全てが変になったのだという。何日も1人で隠れていてさぞ怖かったであろうタカシの心中を察し、田端はタカシを抱きしめる。タカシは「人は死んだら本当に天国に行けるのかな?」と問い質すが、田端は「俺たちはまだ死にはしない!」と元気付ける。すると、タカシが先程発した“天国”という言葉で田端はあることをひらめいた。


同時刻、我夢はコマンダーから許可を得てファイターEXで城岩町上空を調査していた。だが、特に異常なしな状態のため、思い過ごしだったかもしれないとしてエリアル・ベースに帰還しようとすると、地上に光るSOSの文字を発見。タカシが田端の指示のもとで屋上にあった電球でSOSの文字を作り、それを点灯させて天にいるXIGに伝えるという発想だった。だが、運の悪いことに、近くに隠れていた玲子が大声を出したことで彼女は住民と同じ状態になった倫文に襲われてしまう。

そして上空に、かつて臨海副都心を砂漠化させた波動生命体が出現した。我夢は備えていたパイロットウェーブを照射し、さらにサイドワインダーで攻撃する。

そして波動生命体は地上へ落下して炎に包まれ、実態を現す。

超空間波動怪獣 サイコメザード

以前出現したメザードの同族にして、2足歩行へと進化した超空間波動怪獣サイコメザードだ。


我夢はエスプレンダーを掲げ、ウルトラマンガイアに変身、サイコメザードと戦闘を開始する。ガイアは格闘戦で追い詰めていくが、サイコメザードも負けじと飛行攻撃や光弾で対抗する。すると突然笑ってるかのように目を歪ませると、多くの電話が鳴り出し、住民たちがサイコメザードを守るように陣取り始めた。なんとサイコメザードが電話を鳴らして住民を洗脳し操っていたのだった。

ガイアは住民を盾にされて攻撃ができなくなり、その隙を突かれてサイコメザードが伸ばしてきた両腕に拘束され、さらに電撃を浴びせられる。

そんな中、玲子は操られている倫文をやむを得ず殴って気絶させ、持っていた拳銃をサイコメザードに向けて発泡した。するとサイコメザードは片手でガイアを拘束したまま標的を玲子に変え、光弾を放った。


その時、青い光が光弾を防ぐ。そして光弾が爆発したと同時に発生した強烈な光の中からウルトラマンアグルが現れた。サイコメザードはガイアを開放し、アグルを標的にするが、高速移動に翻弄され、さらには尻尾を掴まれ投げ飛ばされる。

フォトンクラッシャー

そしてトドメにアグルはフォトンクラッシャーを放ってサイコメザードを粉砕、そしてガイアは爆風から住民たちを守ろうとして盾になった。


サイコメザードが倒され、操られていた住民たちはまさに“糸が切れた操り人形”のように気を失って倒れ込んだ。


翌日、現場にG.U.A.R.D.の職員たちも駆け付け、我夢は後のことを彼らに任せようとした時、藤宮の声が響いた。


藤宮「せっかくの力を有効に使えない。それが我夢、お前の弱さなんだ」



KCBクルーたちも無事合流し、サイコメザードはどのようにして人間を操っていたのかを考えていた。田端は、電波を支配して精神に直接干渉したのではと推測する。なぜそうしたかまでは判らないというが、玲子は先日に藤宮が言っていた「奴らは人に興味を持っている」という言葉を思い出す。

何はともあれ、田端が命がけで撮影したという映像もあるため、今回の取材で報道部に返り咲けるのではないかと意気込むが、倫文によると「ノイズばっかでなんにも映ってない」という。結局今までの努力は全部無駄だったのかと田端は意気消沈しかけると、タカシが家族全員と再会し、元気よく手を振ってきた。田端のお陰でタカシは救われたため、決して努力は全て無駄ではなかった。


そしてXIGの独占取材を行うべく、KCBクルーたちは再び駆け出したのだった。

関連項目

ウルトラマンガイア ウルトラマンアグル メザード サイコメザード


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