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解説

主に「キャプテン・マーベル」(マー・ベルキャロル・ダンバース)のヴィランとして登場する。

クリーの軍人であり、マー・ベル、キャロルのクリー時代の上官。

マー・ベルの恋人ユーナに横恋慕しており、彼女を奪うためにマー・ベルを陥れようとする。


MCU

演:ジュード・ロウ、日本語吹替:森川智之


ヴァースことキャロル・ダンヴァースが所属するクリー軍「スターフォース」の長官。

クリーでは英雄として尊敬されている。

常に冷静沈着で、キャロルにもそうあれと指導しているが、実のところは小物であり、ロナン・ジ・アキューザーに自らの失態を指摘されそうになって誤魔化したり、真の力に目覚めたキャロルに対して(その力を使われたら勝てないので)「素手で戦え!」とめっちゃ早口で言ったりした。


キャプテン・マーベル

謎の女性の夢を見るヴァースに対し、精神的鍛錬が足りないと教練を施す。

惑星トルファでの任務でヴァースが行方不明になり、地球に行ったと知り、彼女を追う。


だが、キャロルは記憶を取り戻した。

ヨン・ロッグは、クリーの裏切り者であるウェンディ・ローソン博士=マー・ベルの抹殺と、彼女が開発していたライトスピードエンジンの核である四次元キューブ(スペース・ストーン)の奪取を目的に地球に来た。その際、マー・ベルを殺すことに成功したものの、その影響で、彼女を乗せていた戦闘機の空軍パイロットだったキャロルに、キューブの力が与えられてしまった。ヨン・ロッグはクリーの支配者スプリーム・インテリジェンスの指示でキャロルの記憶を改ざんし、クリーの兵士としてその力を利用することとなった。

キャロルがすべての記憶を取り戻したため、彼女を再び洗脳しようとするが失敗。ロナン率いる増援部隊も半壊させられてしまう。


最後の手段とばかりに、地上での格闘戦に持ち込もうとするが、エネルギー弾で昏倒させられ、乗ってきた小型艇のオートパイロットでクリー本星へと帰っていった。

その後、彼がどうなったのかは不明である。


余談

MCUではジュード・ロウが何の役を演じるのか、公開まで秘密にされていた。

それどころか、マー・ベル役で起用されたという報道や、実際にはタロス役だったベン・メンデルソーンがメインヴィランとして起用されたという報道もあった。

また、劇中でも「ヨン・ロッグ」の名が出るのは、キャロルが記憶を取り戻して彼が敵だと判明してからである。


これは、コミックにおけるマー・ベルが男性であることから、「ジュード・ロウの役柄=マー・ベル」という公開前からのファンの推測をひっくり返すためのミスリードであると考えられる。なお、映画でのマー・ベルは女性である。

また、コミックではヴィランであるスクラル人を映画では善側・弱者側として描くなど、コミックを読んでいるファンこそ先入観から騙されてしまうようなプロモーションがなされている。


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