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レミール

れみーる

小説「日本国召喚」に登場する「パーパルディア皇国」の皇族。自らの傲慢さゆえに破滅し、祖国を敗戦と没落に追い込むことになる。
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プロフィール

出演作品日本国召喚
性別女性

曖昧さ回避

冒険への第一歩。

エニックスより発売されたプロデュース!が開発したSFCロールプレイングゲームミスティックアーク』および『ブレインロード』の男主人公のデフォルトネーム、および『エルナード』の街名。

概要

パーパルディア皇国の皇族で、20代後半の美女。

皇帝ルディアスの妃の最有力候補で、世界の支配者の妻、世界の女王となることを夢見ていた。


滅びゆく栄光編(上)

日本へ使節団を派遣しようとした第3外務局(文明圏外国担当)の対応に対して不満をもち、外交の権限を自身の所属する第1外務局(列強担当)へ移す。


フェン王国軍祭襲撃やロウリア王国での報告を荒唐無稽として信じず、自身と自国の常識に基づき、ただの文明圏外国と考えていた。その結果ニシノミヤコで捕らえた日本人観光客200名余りを人質に、日本へ絶対的隷属を要求する。

日本側が人質の解放を求めると、『蛮族が皇国に要求するだと!?』と激昂。部下に命じて全員を(女性や幼い子供さえも)次々と惨殺させる。


本人は日本への見せしめのつもりであり、「長い目で見れば、これが日本国民の犠牲を最少にすることになる。いま我が国に降伏すれば、日本の払う犠牲は、ほんの200名ほどで済むのだ。これが私の、日本への慈悲だ。蛮族へのものとしては、行き過ぎるほどの慈悲だ」などと、呆れるしか無い、途轍もない、信じ難いほど傲慢な考えをいだいていた。

その傲慢さが、彼女とその祖国を、取り返しのつかぬ破局へと追いやることになる。


その後の『フェン王国の戦い』で、上陸した皇国軍が惨敗するも、『文明圏外の蛮国が皇国より強いはずがない』と信じて疑わず、報復として「日本人すべてを皆殺しにする」殲滅戦を宣言してしまう。

それが破局への一本道であることも、この時がパーパルディア皇国にとって、敗戦と没落から逃れる最後のチャンスであったことも、気付くこと無く……。


滅びゆく栄光編(下)

『アルタラス島の戦い』で再び皇国軍が惨敗した上、地下組織の蜂起でアルタラスの統治機構が壊滅。属領であったアルタラス王国に再独立されたことに衝撃を受ける。その際現地の将兵が飛行機械や回転砲塔を備えた軍艦を目撃したことから、列強中唯一の科学文明国であるムーの関与を疑い『ムーが日本に兵器を輸出している』と想定、ムーの大使を詰問する。しかし返ってきたのは、日本はムーすら超える科学文明国家であり、その力は神聖ミリシアル帝国をも超えているという返答であった。

これにより、ようやく自分が最悪のミスを犯していたこと(自国よりずっと強大な国を、本気で怒らせてしまったこと。祖国を、滅亡どころか全国民皆殺しにされても文句の言えない立場にしてしまったこと)を知った彼女だが、後悔しても、もう何もかも手遅れであった。

その後の戦闘もすべて、見るも無惨な一方的大敗。パーパルディア皇国は国力と軍事力の大半を失う。彼女は、自分の「世界の女王になる」夢が完全に絶たれたこと、このままでは破滅するしか無いことを思い知らされた。


その上、アルタラス王国の新女王ルミエスの煽動により、全属領が大反乱を起こす。それを押さえる国力と軍事力はすでに無く、皇国は国そのものが崩壊して、もはや滅亡寸前。しかしその時、第3外務局長カイオスがクーデターを起こし、権力を掌握した上で日本に事実上の条件付き降伏(名目上は講和)。

日本に引き渡されて処刑されることを恐れ、逃亡しようとするが、「生兵法は怪我の素」を地でいくミスをして失敗。


パーパルディア皇国が降伏して後、犯罪者として護送された日本で、自国を遙かに上回る発展度を目の当たりにし、ムー大使の言葉がすべて本当だったこと、最初から勝ち目は無かったこと、日本人観光客を殺させた時点で自分の破滅は決まっていたことなど、苛酷極まる、残酷極まる現実を突き付けられ、激しい自責と後悔と、絶望に打ちのめされる事になる。


なお、作中の日本のこの件に関係("新世界技術流出防止法"の存在や、対パ皇戦終結以降どう見ても集団的自衛権をフルに発動してる描写があったりするので、関係ない面では物語初期から法律の(改正・立法・運用を問わなければ)違いは出始めている。また、余談の余談だが作品wikiの考察では、パ皇の侵略を受けても憲法改正は行われていないとする説が有力視されている)する法律がリアルと同じと仮定した場合、犯した罪からして死刑は免れないと思われるが、仮にも皇族であるため極めて高度な政治的判断が成される可能性も考えられる。


2020年02月15日にブログ版で公開された5巻特典によると、〝何かしら共通点のある、どこかの誰か〟と夢を共有できるとの触れ込みの木の実を摂取した人物の夢の中に現れ「長ったらしい裁判にうんざりしている」と語っている。

摂取したのは彼女と直接面識の無い人物であり、他の発言もこれといって矛盾するものではないがあくまで夢の中での出来事であり、どの程度正確なものかは不明。

夢の中での彼女は既に自分の運命を受け入れているらしく、以前の傲慢さが完全になりを潜めた様子を見せている。


コミカライズ版

巨大な縦ロール豊満な胸など原作のtoi8による挿絵のデザインを概ね踏襲しているが、タレ目でなぜか裸足でソファに座っているなど、より悪役感が増した見た目となっている。


フェン王国戦後の会談では、レミールの別荘の屋外を会談場所に指定し、新たに配備されるワイバーン・オーバーロードを朝田達日本の交渉団に見せつけて威嚇する。しかし、日本にとってはせいぜい戦間期後半の戦闘機レベル(九六艦戦グラディエーターBf109D型までP-26F2A『バッファロー』あたり)でしかなく、朝田達は全く動じず、朝田はネクタイを緩める(既に公的な交渉は終わったという意味)と、「この国は終わりだ」と切り捨てた。また、カイオスの回想では彼の胸中で「あんなものが外交であってたまるものか」と感想付けられている。


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