概要
劇場版『名探偵コナン から紅の恋歌』の中で語られる、かつて京都に存在した競技かるた会。リーダーの名頃鹿雄の下、大岡紅葉や関根康史を含む20名足らずの精鋭メンバーが日々厳しい練習を積んでいたという。
しかし5年前、名頃がライバル視していた、かるた会「皐月会」の当時の会長・阿知波皐月に勝負を挑んだことから名頃会の運命が激変。
名頃は試合当日に現れず、試合放棄と見なされ皐月の不戦勝に。
「かるた会の面汚し」と罵られた名頃はそれきり行方不明となり、リーダーを失った名頃会は解散に追い込まれる。残されたメンバーのうち、紅葉と関根が皐月会に移ることとなった。
メンバー
リーダー。競技かるたの技量はかなりのもので、名人への挑戦権を得るのも時間の問題と言われていた。プレイスタイルは勝負への強い執着心が表れた「攻めがるた」で、自らの名前に「鹿」の字が入っていることから、紅葉の情景を詠った6枚の札は逃したことがなかったらしい(鹿肉を「モミジ」と呼ぶことに由来)。
一方で、札を巡って対戦相手や審判と揉めることも少なくなく、傍から見ても美しいかるたとは言えなかったという。5年前の試合放棄以来、行方知れずのままでいる。
未来のクイーン間違いなしと言われる実力者で、名頃の一番弟子と呼ぶべき存在。
「攻めがるた」戦法だけでなく、得意札も名頃と全く同じ「紅葉」が詠い込まれた6枚。
移籍先である皐月会が主催する「高校生皐月杯争奪戦」では中学3年時から特別枠で出場し、2年連続で優勝を飾っている。
名頃との師弟関係は良好で、名頃の失踪後も彼の写真をお守り代わりに持ち歩いている。
本業はカメラマン。
2年連続で「皐月杯」決勝戦に進むほどの実力者だが、いずれもライバル・矢島俊弥に敗れ準優勝に終わっている。劇中では日売テレビ爆破事件発生の少し前から連絡が取れず、しばらく経ってから矢島の殺害現場に姿を現す。
その不審な言動からコナンらに疑惑の目を向けられるが……?