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自治厨

じちちゅう

迷惑なユーザーを指すネットスラングの一種。無自覚な荒らしの一種。 ピクシブ百科事典では、主に記事を修正(自治)しようとして、思慮の欠けた編集の結果で逆に周りの反感を買う人を指す。
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概要

一般的にはインターネット上の「だれでも、あるいは簡単な手続きで参加可能となるコンテンツ」において荒らしが発生したり、コメント脱線したり、サービスにふさわしくないネタ等が紛れ込んだりするのは、気持ちのいいことではない。


これに対し、うまく軌道修正する等、誰かが何かしらの対策を講じるのは当然の流れだが、基本的にそれは運営あるいは管理人が行う仕事である。 一方、その場の管理者でない人間がやろうとするのが、ここで言う「自治」である。


自治厨とは、この「自治」を特に管理を認められたわけではない利用者の1人が、周りの反応や運営等の意思等を考えずに押し通そうとする行為である。

これを「思慮が足りない=」であると定義したものが自治厨であり、他のユーザーに対し「荒らし対策」等と称して俺様ルール』の強制もある。


このように呼ばれるユーザーは、当人に悪意があるかどうかに関わらず、必要なものまで排除し、熱気や活気をそぎ落としてしまったり、多くの利用者に許容範囲内にもかかわらず無闇に食ってかかる為、却っていらぬ議論を発生させて混乱を招いたりしてしまう事態が多い。


特にこの行為が発生しやすいサイトやサービスとしては、運営や管理者がきちんと活動していないものに多いとされる。


中には、自治厨の暴走に歯止めがかからず、結果サービスが終了したり、サイト自体が閉鎖の事例も存在する。


また、荒らしが混乱を引き起こす為に自作自演したり、荒れさせる目的で意図的に行う場合もある。


自治厨の言動

【スレ違い】

盛り上がってる所をいわゆる「スレ違い」であると話を遮る行為。そもそも盛り上がっているのは、大部分のユーザーは許容しているわけであり、逆に許容されてなければ盛り上がりはない。

また、スレ違いな話題は、短期間で終わるケースが多いので、気に入らないにしても、しばらく静観すれば問題は無いはずである。その辺りの思慮・忍耐が足りない発言ととられる場合がある。

ただし、サービスの利用規約やルール、及び法律に抵触する場合は別である。


【荒れる原因】

特定の話題に対し、「それは荒れる原因になるから……」と話を遮ったり、俺様ルールを押し付けようとする行為。

無論、本当に「荒れる原因」なのであれば運営管理人への報告相談をすべきことであり、ユーザー個人がどうこうすべきではない。


【見苦しいからやめるべきだ】

自分が見苦しいと思っている行為でも、他の人もそう思っているとは限らない。特に自治厨扱いされるユーザーの場合、見苦しいと思っているのはそのユーザーだけの場合が多い。


【そんなことはしない方が良い】

何らかの行為に対しアドバイスと称して、需要が薄そうな作品や一般的ではない事案に対し文句を付ける行為。基本的には否定よりも代替指示や建設的なアドバイスを行う方がうまくいくが、配慮等の不足によりそれができない。本人に悪気がない場合もあるが、結果として余計なお世話の悪印象に終わってしまいがち。


【お前は( 何らかのネガティブなレッテル )だ】

いわゆるレッテル貼り。特に多いのは、自治厨、荒らし等である。

このようなレッテル貼りによりユーザー間の交流を遮る事態ままがある。

また、実際には発言した側がそのレッテル通りの人物であるケースも多々ある。


編集内容の一方的な修正

wiki等の誰でも自由に編集に携われるタイプのサイトに見られる。

他者の意見を一切拒み、文章の表現や記載内容に対する自身の拘りばかりを優先して、他人の行った編集を一方的に削除・存在しない扱いにしてしまう行為(特に誕生日関係で行われやすい)。

記載内容の偏りや編集合戦の原因になる。


【ルールの( ある意味硬直した )適用】

一応サービスにはルール及び、文章化されていないマナー等が存在するが、他のルールやマナー等を無視してそのルールを無理やり適用する行為。


pixiv周りでは

以上の内容をpixiv等に適用すると以下になる。


【ふさわしくない行為】

pixivピクシブ百科事典では「自分タグ」や「自作自演記事」等に食って掛かる行為がそれに当たるか。


【そんな絵は描かない方が良い】

pixivにおいて、アドバイスと称して、需要が薄そうなジャンルやコラボネタに文句を付ける行為。商業作品ならともかく、pixivに限らず全ての作品投稿サイトや同人誌身内ネタ等、他人にとってはどうでもいい内容であっても、自分の作品でさえあれば好きなものを自由に描けるのが魅力の1つなわけだが、それを勘違いしているものと思われる。需要が薄い話も、「本人の知識=世間の常識」になっていて、おおよそ客観的とは言えない場合もある。


大体、閲覧数を伸ばすアドバイスにしても「需要の無いものは描くな」等の否定的な物言いではなく、「こういう作品を増やした方がいいんじゃないか」とする建設的なアドバイスをした方が相手は受け入れ易いだろう。その辺の思慮が足りない。


早い話、余計なお世話である。


【お前は自治厨、もしくは荒らしだ】

ユーザー個人の意見・提案であっても、「こうした方がいいんじゃないですか?」と提案するのと、「こうすべきだ! こうしない奴は悪だ(間違っている)!」と責め立てるのでは、与える印象は全く異なる。

その辺りを考慮せずに、「他のユーザーに意見を言ったら何でも自治厨や荒らし認定」したのでは、それはそれでユーザー間の交流を遮る事態になるばかりか、下手をすると反発した相手を本当に荒らしに変貌させてしまいかねない。

そもそもの話し、短絡的な荒らし・厨呼ばわりも場を乱す立派な迷惑行為であり、その点を理解していない。


荒らしやアンチが、擁護意見を貶める為に使ったりしているように見えるケースもあるが。


【適当な理由での削除】

ピクシブ百科事典等で、明らかに必要な記事の一部あるいは全てを「規約違反」「不要記事」「荒らし記事」「自演記事」「アンチのたわごと」「不要な記述(不適切)」「記事の誇大化(肥大化)」「無関係無意味)」「的外れ」「記述の整理」「悪文」等の決めつけや簡潔な一言だけ(もしくはこれらを複数組み合わせた長文)で削除してしまう。


押し付けとまではいかないにせよ、せっかく(記事や記述の)構造を考えたり、情報を調べたりして書いた記事や記述が削除されるのは気持ちのいい話ではない。真剣に考えた上で不要と思ったのなら、そこは責められるべきものではないが、せめて消された内容に携わった編集者が納得できる程度の内容を伴った記述で理由を述べるべきだろう。でないと不毛な編集合戦に発展しかねない。


それ以前の問題として、ピクシブ百科事典にはコメントアウト機能(記載内容を保護したまま非表示にする機能)がなく、掲示板機能も機能しているとは判じ難い為、「この記事(記述)は必要か? 不要か?」と感じたら、pixivスタックフィードメッセージ等で周囲に相談・審議した方がよいだろう(もっとも、前述の配慮が微塵できない、もしくはしようとする発想すらないから、自治厨は自治厨なのであるが)。


【明らかな他編集者への罵倒】

自治厨にとって不快な内容の記事、もしくは編集を他者が行った際に、編集内容の欄に明らかな他編集者、記事作成者への罵倒や攻撃的な文章を記述した上で記事を書き換えたり白紙化するという悪質なケースも存在する。このような場合、自治厨は既に「自身の価値観を完全に絶対視し、同時に依存してしまっている」状態がほとんどであり、他者の意見を聞き入れず、一方的な独断と偏見で排除してしまうケースが多い。個が存在する以上は、価値観に相違があるのは当然であり、自己の主観を過剰に入れた内容にするのは、新たなる自治厨の発生原因にもなりうるので、作成者、編集者自身も記事を投稿する前に、その場で推敲を行うのが望ましい。


【本人、或いは本人に通ずる企業・組織以外の情報ソースは書くな】

ピクシブ百科事典に関わるのは、基本的には自分が見知っている情報を扱う素人に過ぎず、万人に正しい情報を伝えるWikipediaの管理人や、新聞やニュースに携わるジャーナリスト等の、情報のプロフェッショナルではない

にも拘らず、自治厨の中には「実在の人物を編集する場合、本人(及び本人に関連した企業や組織)からの公式発表以外の情報ソースを認めない」とする人種も多々存在する。


確かに誤った情報が溢れれば、最悪のケースだと名誉毀損等の犯罪に相当する為、それはもっともな指摘でもある……が、前述の通りピクシブ百科事典に関わるのは基本的に素人であり、そんな情報ソース等まず得られる訳がない。

その上、行き過ぎた場合は『れっきとした記者が書いたネットニュースの記事すら否定する情報のプロ由来のものすら拒絶する』『一般的には流出し得ない情報の漏洩=公式発表ではないものの、明らかにそれに準ずる情報の拒否』等と、実質的に自分の考え以外受け入れないに等しい姿勢を貫いている。


【「個人的な主観」として一方的に削除する】

いわゆる『状況証拠の積み重ねによる考察』「個人的な主観だ」と一蹴、一方的に削除する。

勿論、確証のない情報の記載は過ぎるとダメなのは事実だが、ピクシブ百科事典はWikipediaでもネットニュースでもないので、ある程度ならばユーザー間の考察によって、キャラクターの見方を改める等も許されて良いはずでもある。

だが、それと同時に中立を自称して『自分の都合の良し悪しだけで、記事内容の残留・削除の強行』を行うのもルール違反である。

何より、その行為こそ『「個人的な主観」の押し付け』であり、正にダブルスタンダードの極みである。


【運営が仕事しないため裁く】

運営に通報しても荒らしに対して動いてくれないために自治行為で荒らしを排除しようとするケース。

このケースの場合は、運営がユーザーからの通報を無視せず、しっかり仕事することで自治厨の発生を防ぐことが出来ると思われる。

ユーザー側の対策としては、自治行為をせず運営に何度もメールを送り続け説得するか、諦めるしかない。

自治行為を行う場合であっても一人では行わず、どこかの掲示板で議論をして、周りの合意を得た上で進めたほうがよいと思われる(合意を得られない場合は諦めるしかない)。


これらの言動が過ぎる場合

上記の言動が行き過ぎた場合、そのユーザーには運営管理人等から不利益な措置を受ける場合が存在する。また、運営等が経営を断念したり、新たなルールが策定され、ユーザーの活動に支障が出る場合が存在する。


pixiv等でも、pixiv事務局に厳重注意を受けた者も存在するらしく、それでも収まらなければ最悪アカウント停止を受ける可能性もある。


しかし、程度の酷い輩は大抵の場合、複数アカウント(棄てアカウント)を所有していたり、アカウント停止後に退会・すぐに新規アカウントの登録が多い為、根本的な対策は難しい。


自治厨への対策

自治厨とされるものは多くの場合、「自分が正義(絶対)である」と思っているようだが、実際は自分以外の人間の多様性を認めておらず、結局のところ自分が気に入らない(気に食わない)から文句を付けているだけであり、我慢配慮妥協のいずれか、あるいはそれらの内二つ以上が足りていないのである。


故に、一度タガが外れると非常にエスカレートし易い傾向にあり、基本的にこういう人に面と向かって「貴方は思慮と我慢が足りてません」等と注意するなどしても、余計に怒らせて話が拗れる事態になる。


対策としては、ネットの迷惑行為対策の基本である「無視」が一番であり、運営等への確認がその次である。

一個人のユーザーが勝手に作った俺ルールなど、初めから従う必要も義務も義理も無いのである( ただし、それが運営等が追認している場合はその限りではない )。


とはいえ、まともに戦っても勝つことは非常に難しい。その為、運営に相談したり、場合によっては提訴予告を出したり法的措置をとるなどの対策をとったほうがよい。

なお放置しても何も問題が起こらない(自分の意見を押し殺せば事が収まるなど)場合は、敢えて自治厨の行動を肯定し、自分の意見を持たないイエスマンになるという手もある。


また、自治厨の編集に対して未然に対策を採るのは困難なので、自分が編集した記事については、バックアップを取っておくのをお勧めする。


あんまりしつこく押し付けてくる場合は、運営に相談するのがいいだろう。自分の意見を押し付けることは「相手の意見・価値観を否定する」一方的な行為であり、往々にして相手の立場や感情を傷つける行為をも孕むからである。


人間がいればその数だけ、互いに異なる価値観と考え方を持ち合わせており、そしてそれらを納得・許容できる範囲も様々である。

相手に意見する前に、少しでも「相手の立場に立って考える」ことが重要だ。


自分が自治厨にならない為に

「利用規約やガイドラインを精読する」

「まずは周囲のユーザーに相談する」

「ネットという場は常に大勢のユーザーが集まる『公共の場』であることを意識する」

「自分がいい(正しい)と思うことが他人に許容されるとは限らないことを常に念頭に置く」

「『自分の運営するサイトで勝手に一人の利用者が暴れていたらどう思うか?』など管理人・運営の気持ちを想像する」

「ストレスを溜めないように気を付ける」

「サイトに忠誠心を持たない」

「他サイトに移動する柔軟さを持つ」

「義憤や私怨で活動しない」

「どうしても我慢できず自治に走ってしまいそうな場合は自分が他サイトで新たに同じ趣旨のサイトを立ち上げ、そこの管理人になるという選択をする」

「自分の感性や好みに反する記事(記述や編集)に対して、独断で削除したり編集内容やコメント欄で喧嘩腰や上から目線な文章を記述しない」

 

そもそも、オーナーはそのサイトの管理人あるいは運営であり、サイトを利用する一ユーザーではない。したがって、オーナーではない、あるいは管理者や運営に依頼されていない限りは、我々利用者に自治をする権限はないのである。


自治行為を武士で例えて説明すると「上様に相談もなく独断で政策を行うようなもの」であり、そのような行為をすればどうなるかは想像に難くない。本質的にしているのはそれと同じである。


歴史上の英雄のような感覚で行っている者もいるかもしれないが、ネットはリアルと違い、別にその環境がなくなっても実生活に影響が出る訳ではない。故に無駄な行為であり、ただの迷惑行為にしかならない。

その上、それらに付随するネット上のトラブルなどで面倒により、周囲のユーザーはもちろん、自治厨本人さえも心身両面で疲弊するj状況に陥る。

たかがネット上の一コミュニティを、自分の思い通りにコントロールしよう等とする考え自体、まったくもって不毛なもの。それを今一度、振り返ってみるべきだろう。


pixivピクシブ百科事典に限らず、インターネットにおけるあらゆる場において、これらを十分にわきまえるのが大切である。


関連タグ

厨房(ネットスラング) 厨房の一覧


アンチ 信者 ネット弁慶 上から目線(喧嘩腰) 無自覚な荒らし 削除荒らし 正義中毒 権威主義 ダブルスタンダード(二枚舌)…これらは、自治厨の得意技及び代名詞とも言える行為や特徴など。


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