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概要

怨み屋本舗』の登場人物。

かつて宝条栞こと怨み屋さんとは同期で恋人同士であり、ともに先代怨み屋さんの教えを乞うた間柄であったが、知能・戦闘能力共に高く、周囲に怨み屋の次期後継者と目されており本人もその気でいたが、その性格を危惧した先代によって現怨み屋(栞)が後継者となったため、逆恨みし厚木支店による反乱を起こし先代を抹殺する。

最終的に怨み屋に崖から突き落とされて死亡したものと思われていたが、秘かに生きており同じ復讐企業「怨み屋商会」を作り、復讐の機会をうかがっている。


人心掌握に長け、自己評価の高い自信過剰な人物で、杉河里奈曰く「人をいじめるのを楽しんでる」「いじめっ子がそのまま大人になったようなゲス野郎」

能力は高い一方で思い込みが強く、弱者に対する油断があり、また自身の失敗は認めず他人のせいにする悪癖を持つ。自分達の行為を必要悪と考える怨み屋に対して、自らを「正義」と標榜する歪んだ正義感の持ち主で、ターゲットに必要以上の制裁を加える。依頼人への「その復讐に正義はあるか?」の問いが決め台詞。

自分の仲間のことも道具程度にしか考えておらず、側近として優遇していた刑部英郎が死んだ際には悲しむそぶりを見せたものの、それもまた忠誠心を高めるための演技にすぎなかった。

動向

第3部

REBOOT計画の遠因の存在として初登場し、その後、先代怨み屋との因縁や、彼女の懐中時計に絡んだ謎について暗躍していたことが明かされる。部下の柳海律子の独断専行で計画が狂ってしまうも、すべての裏を明かした上で自身が操っていたドクターを殺害し、柳海への制裁という形で怨み屋との手打ちということで手を引いた。

第4部

過去の因縁から恨み屋を狙っているIT社長の藤堂歩や関西の半グレ組織「タイガー連合」ボスの由解光明を利用し、恨み屋との戦争の準備を整えつつあった。一方で先代怨み屋の懐中時計に隠されているという10億円の手掛かりも探っていた。

怨み屋達の居場所を知るため、早乙女元次の私設刑務所を襲撃して早乙女、泡森拓実、そして里奈の3人を殺害するも、一連の戦いで刑部が戦死し里奈からは性格の弱点を突かれて左目を失明する。


そして恨み屋との謀略戦の末、怨み屋側についた由解率いる数百人の半グレ集団に襲われそうになるが、混戦の中を柳海や麻生寧音を切り捨て生き延びようとする。しかし、怨み屋に阻まれたため隠し持っていた拳銃で銃撃。そのまま抹殺を計るが死んだと思っていた十二月田猛臣の目潰しによって形勢逆転。全く歯が立たないまま怨み屋に一方的に叩きのめされ左膝を破壊され動けなくなった。自分も連れて逃げるように脅迫するも、怨み屋の計略によってそれまでの信頼が一転して憎悪に転じた柳海に襲われ、ナイフで額を刺された上に滅多刺しにされて死亡。結局自分が駒だとしか思っていなかった部下に殺されるという最大の屈辱を味あわされることとなった。

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