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隻眼の大百足

せきがんのおおむかで

妖怪漫画「月歌の始まり」に登場する九十九神・百足(ひゃくり)の肩書であり、全力を発揮する巨大化形態(概要画にて、鬼娘の後ろで腕ブラしてる隻眼のでっかい妖怪娘)。
目次 [非表示]

概要

小雨大豆の妖怪漫画「月歌の始まり」に登場する隻眼女妖怪百足(ひゃくり)が冠する肩書であり、全力を発揮する巨大化形態。


普段の少女(人型)から巨大な百足女(半人半虫型)へ変化した様は、いわゆる女性の怪獣形態みたいな様相である。


容姿

下半身は大百足、上半身は阿修羅の如く六本腕が生えた人型という異形。因みに、それぞれの手は三本指


少女時にあった昆虫を模した被り物は無くなり、これへ変わるようにムカデみたいな顎型の前髪がある紅髪短髪(おかっぱ)が露になる。また巨大化に合わせて右目の眼帯も大きな物へ変わっている。


そして一際目に付く・・・見入ってしまう上裸の女体。アオムシ🐛みたいに柔らかそうで巨大な胸は、二本目の腕を組んで支えた風貌となる(ありがとうございます)。



現在は主人の猛将・藤原秀郷(俵藤太)と、もう一体の妖怪・百目鬼三位一体を形成するのに、百足(ひゃくり)は自身の巨体を活用した陣形を取る。具体的には、彼女の巨大な頭部の天辺へ秀郷(藤太)が矢を射るために陣取り、背中へは巨大な輪っか状に変化した百目鬼を背負った全貌は、更に妖艶さと禍々しさを放っている。


百足(ひゃくり)の全力

単純(シンプル)に、隻眼の大百足状態という巨体から生まれる力技が顕著。ただの平手打ちでも多大な打撃力を有する。



現在は主人の猛将・秀郷(藤太)と、もう一体の妖怪・百目鬼と三位一体で連携した阿鼻地獄(キリングゾーン)では、百足(ひゃくり)の長く大きい大百足形態を足場や弓術の射場として活用している。

具体的には―

  • 秀郷(藤太)百足(ひゃくり)の頭部天辺へ射場として陣取らせ、容易に敵を近づけさせず、後述の式神(しきがみ:従属関係を結んだ妖怪で多くは姿形だけの即席妖怪)たちからの包囲網を抜け出した敵を薙ぎ払う。
  • 百目鬼を介して召喚する式神たちの足場として昆虫部位(ムカデ)の長い下半身を活用し、この足場をしつこく登ってくる敵には昆虫部位(ムカデ)をグルんグルん回転させて振り落とす。さらに百足関節肢(かんせつし:昆虫の手足や指のような部位)に当たれば容易に抉り刻み、無惨な肉塊となる二段構えにもなっている。

備考

創作元(モチーフ)である藤原秀郷俵藤太)の「百足退治伝説」では、山を七巻き半するほどの超巨大な百足が登場し、この伝承を彷彿させる百足(ひゃくり)の大百足形態。

彼女が隻眼なのも、秀郷(藤太)が渾身の力で放った矢が百足の脳天に突き刺さった伝承に因んでいるのだろう。



また作中で「隻眼の大百足」が初描写された時点では、本作「月歌の始まり」に登場する藤原秀郷(俵藤太)にも在る「百足退治伝説」と百足(ひゃくり)の明確な関連は不明。でも、彼女が百足伝説に関係してるっぽい示唆はある。


関連項目

月歌の始まり 坂東(月歌の始まり)

平将門追討軍 藤原秀郷(月歌の始まり) 百目鬼(月歌の始まり)


百足 / 百足女

九十九神(九十九の満月) / 昆虫妖 / 虫娘

眼帯 / 隻眼


姦姦蛇螺百足上臈・・・上裸の女体、三対の腕、下半身は異形と容姿の類似がある物の怪たち。



九十九の満月:本作から数百年くらい後のお話が描かれる妖怪漫画

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