ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

037

ぜろさんなな

イタリアの自動車メーカーであるランチアが開発したラリーカー。

解説

イタリアの自動車メーカーであるランチアが世界ラリー選手権(WRC)に向けて開発したラリーカーである。

呼称は、ランチアと同じフィアットの傘下でエンジン開発を担当したアバルトの開発コード「037」から。

ランチアにおける正式な車名は「ラリー」であるが、他のラリーカーとの混同を避けるために「037ラリー」又は「ラリー037」と呼ばれる事が多い。

ランチア・ラリー037

ランチアのミッドシップスポーツカーの「ベータ・モンテカルロ」のモノコックを流用し、前後をパイプフレームとした、ミッドシップエンジン後輪駆動の「グループB」向けラリーカーである。

1982年に世界ラリー選手権に参戦し、翌1983年には当時無敵の存在であった4WDの「アウディクワトロ」を退けてマニュファクチャーズタイトルを獲得した。


しかしながら、不整地では不利な2輪駆動であったため、ライバルの4WD勢の熟成が進むと次第に太刀打ちできなくなり、黄金期は短かった。

1985年には、ミッドシップ4WDの「デルタS4」にその座を明け渡して第一線から退いた。


余談

  • 流麗なデザインと運動性能が高く評価され「最も美しいラリーカー」と評された。ホンダの初代NSXは、037を参考にデザインされたという。
  • 海外のラリーカーでありながら、日本のレースである1994年の全日本GT選手権にスポット参戦したことがある。
  • インターネット通販サイト「Amazon」が配信する自動車情報番組『グラントツアー』のSeason.2 Episode.7で、ジェレミー・クラークソンが037とアウディ・クワトロとの名勝負の特集を行った。

関連記事

親記事

ランチア らんちあ

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 7661

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました