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D兵器

でぃーへいき

『機甲戦記ドラグナー』に登場するメタルアーマー。主人公3人が搭乗する機体の名称でもある。
目次 [非表示]

概要

ラング・プラート博士が開発し、逃亡の際に持ち出された最新メタルアーマー。それぞれ接近戦、中・遠距離戦、電子戦と役割が分かれている。

共通のフレームにそれぞれの役割に特化した外装や装備などを取り付ける構造で、パーツ換装も視野に入れている機体である。そのフレーム構造は地球連合軍初のメタルアーマー『ドラグーン』の開発スピードの向上に貢献している。


コードネームが『ドラグナー』である理由は、『強大な竜に立ち向かう者』という意味で名付けられており、暴竜と化したギガノスに対抗するために(横流しの形で)連合軍にそれを倒す力を与える、という意思表示でもある。


ドラグナー1型(D-1)

夢色チェイサー

形式番号XD-01/XDFU-01(リフター装備時)
頭頂高17.6m
重量61.5t(運航自重)/91.6t(最大発進重量)
装甲材質マルチプルハイブリッド型ゼライトコーティング
出力21万ポンド/33.6万ポンド (CMP)
最高速度マッハ0.98(リフター装備時・海面速度)/マッハ1.64(同・高度32,000ft)
武装75mmハンドレールガンLPS9型、迫兵戦用レーザーソード×2、迫兵戦用アサルトナイフ×2、対MA用手榴弾×2、スローイングボム(オプション)、2連式25ミリ機関砲×2、ハイブリッドシールド、2蓮105mmハンドレールキャノン、5連デュアルミサイルポッド×2(リフター装備時)


ケーン・ワカバが搭乗するD兵器の1機で、白兵戦用に対応した対メタルアーマー用機体。通称D-1。

頭部は名前の通り、ドラゴンの頭部を思わせる形状である。ツノに当たる箇所は通信アンテナ兼用のレーダーレシーバー、眼部はイメージセンサー内蔵とセンサー類は充実しているが、他2機と異なり重力場感知センサーが本体に装備されていない。キャバリアー0に搭載されているが、そのキャバリアーが10話で失われ、それ以降はセンサーなしでの宇宙戦闘を強いられることとなる。運よく間を置かずに無事地球に到着したためハンデはなくなったが、やはり宇宙戦闘では必須なためカスタマイズ時に設置されることに。


機動性を重視した機体であるものの火力や航続能力に問題を抱えており、単独での最大稼働時間は3機の中でもっとも短い。背部装甲にはブースターノズルを備えており最大加速時には装甲が展開し6基が露出、加速を高める。それにより短時間ながらも大気圏内飛行が可能だった。リフター完成前は戦闘機から流用した主翼と増槽タンクを取り付けて飛行する荒業も披露している。

クララというペットネームを持つAIナビゲーションを搭載するがセキュリティロックも兼ね備えているため、暫くの間ケーンたちはD兵器のパイロットとして戦わなければならなかった。


リフター1

D-1の大気圏内用増加装備。吸入した空気を本体の熱核反応炉で発生した熱によって圧縮・膨張させるターボファンエンジン2基を採用、D-1の飛行性能を大幅に向上させた。主翼の下には機体安定のための副翼を装備、翼下には5連デュアルミサイルポッドや3連空対空ミサイル、3m級空対空ミサイル等を装備可能。空母の格納を考慮している構造で、翼には折り畳み機構も設けられている。ドラグーンの一体型リフターはリフター1を基に製作されているため、ほかのリフターより高性能であることを証明しているといえる。


キャバリアー0(ゼロ)

ドラグナー

D-1専用の宇宙用追加パーツ。詳細はリンク先参照


D-1カスタム

ドラグナー1型カスタム

形式番号XD-01SR
頭頂高17.6m
重量78.7t(運航自重)/121.6t(最大発進重量)
装甲材質トリプルハードニス型 ヘビーコーティング
出力24万ポンド(ドライ)/39.5万ポンド (CMP)
最高速度マッハ0.98(海面速度)/マッハ1.64(高度32,000ft)
武装55.6mmハンドレールガンLPS32型、迫兵戦用レーザーソード×2、迫兵戦用アサルトナイフ×2、6連デュアルミサイルポッド×2、2連式25ミリ機関砲×2、ショルダーボム、スローインボム、マルチディスチャージャー、スーパーハイブリッドシールド、光子バズーカ


ラング・プラート博士の改良案を基に、中国重慶基地で改修されたD-1である。

フレームの20%を新素材に交換、熱核反応炉は新型に変更された。2次装甲は新素材のものに変更され、装甲厚・重量共に低減された。機体容量に余裕が生まれたためエネルギー効率の改善やタンクの増設を行い、最大稼働時間や単独での航続距離を伸ばしている。

フライトユニットは本体と一体化、ドラグーン同様の仕様となった。大気圏飛行の際はリフター1と同様、熱核ジェットを用いる。宇宙では熱核ロケットエンジンへの換装が必要となるが、ユニット化されているため換装は容易である。翼部の折りたたみ機能は実装しているものの、当時のキット(1/100,1/144)ではなぜかそれが再現されていない

なお、カスタマイズ前に問題視されていた重力場感知システムは左肩に搭載されている。

劇中には登場していないが、D-1カスタムにもキャバリアーが用意されていた様子。


旧D-1から大幅なパワーアップを遂げた本機だが、序盤は機体に振り回されることが多く、グン・ジェム隊との初戦ではほかの2機同様中破レベルの大敗という不名誉な記録を作ってしまう。しかしそれを教訓としてケーンが心眼を会得するなど、目を見張る成長を遂げることとなる。




ドラグナー2型(D-2)

[ガチャポン戦士風]ドラグナー2

形式番号XD-02/XDFU-02(リフター装備時)
頭頂高16.8m
重量110.2t(運航自重)/172.9t(最大発進重量)
装甲材質マルチプルハイブリッド型ゼライトコーティング
出力22.8万ポンド(ドライ)/43.2万ポンド (CMP)
最高速度マッハ0.94(リフター装備時・海面速度)/マッハ1.08(同・高度16,000ft)
武装88mmハンドレールガンLPS7型、280mmレールキャノン×2、2連装75mm自動砲×2(リフター未装備時)、2連装ガトリングガン、2連ロケット弾ランチャー、2連式25ミリ機関砲×2、迫兵戦用アサルトナイフ×2、10連デュアルミサイルポッド×2(リフター装備時)


パイロットはタップ・オセアノ。D兵器の一つで攻撃型MAに分類される。

防御と火力を強化した機体で、遠距離攻撃用の重力場感知システムや超望遠イメージセンサーを採用。頭部には近距離の爆光からセンサーを防護するための額部シャッターがある(ただしこれが使用されるのは数えるほど)。背部にはガン・パックを有するが、これには空中給油装置があるため僚機への燃料供給も可能(主に大気圏内飛行時に使用)。また、背部パックにはペイロードを増強するためクレーンも格納しており、懸架も可能となっている。ナビゲートAIのペットネームはソニア


リフター2

D-2用のリフターで大型のターボファン2基を有する。運動性能・上昇性能こそ他のリフターに劣るが、総積載量・航続距離はおよそ2倍。翼には燃焼剤や冷却材のタンクと艦上機ゆえの折り畳み機能を採用、構造自体は簡素なため一般人でも修理が可能だった。翼下には10連デュアルミサイルポッドなどを装着可能。



D-2カスタム

ドラグナーD-2

形式番号XD-02SR
頭頂高16.8m
重量132.5t(運航自重)、189.9t(最大発進重量)
装甲材質トリプルハードニス型 ヘビーコーティング
出力32.4万ポンド(ドライ)、42.9万ポンド (CMP)
最高速度マッハ0.9(海面速度)、マッハ1.32(高度32,000ft)
武装88mmハンドレールガンLPS33型、640mmレールガンBM-06型、2連装75mm自動砲×2、2連ヘビィデュアルミサイル×2、マルチディスチャージャー、2連式25mm機関砲×2、10連デュアルミサイルポッド×2、迫兵戦用アサルトナイフ×2、光子バズーカ


D-2の改修機。リフター装備時の機体構造を見直し、空気抵抗の低減や推力の調整がなされているため機動性能は若干向上。ただでさえ分厚い装甲はさらに強化されることに。フライトユニットはリフター2と変わらないものの、新型核融合炉への変更やバックパック部のメインスラスターの改良により飛行性能は向上している。武装面では帝国・連合軍双方のMAで最大級の火力を誇るまでに進化を遂げた。




ドラグナー3型(D-3)

ドラグナー3

形式番号XD-03/XDFU-03(リフター装備時)
頭頂高18.2m
重量44.5t(運航自重)、82.3t(最大発進重量)
装甲材質マルチプルハイブリッド型ゼライトコーティング
出力9.2万ポンド(ドライ)、36万ポンド (CMP)
最高速度マッハ0.95(リフター装備時・海面速度)、マッハ1.31(同・高度36,000ft)
武装50mmハンドレールガンLPS3型、3連105mmハンドレールキャノン、アサルトナイフ×2、光子バズーカ


パイロットはライト・ニューマン。D兵器の一つで、電子戦用機。頭部レドームには各種高性能電子戦装備を内包、全周囲に対する索敵を行う。また、胸部には前方探知システムを備える。機体背面下部には対地レーダーも装備。

従来の電子戦機同様の索敵・指揮管制・ジャミングのほか、コンピュータハッキングが可能でデータの書き換えや引き出し、制御機器のコントロールまで行える(例えば弾道ミサイルのセンサーを乗っ取り自爆させることもできる)というある意味チートな機体。ナビゲートAIのペットネームはマギー

他2機と異なり偵察型MAとしては完成された機体で、ハード面での改修は行われていない。ただしカスタマイズの際にムーバブルフレームの交換や内部コンピュータ、解析プログラムなどソフトウェアを中心に大幅にアップデートされている。


リフター3

D-3用の大気圏内飛行用装備。偵察・指揮管制機としての役割を考慮し、低速安定性や高速性、ステルス形状を重視した設計がなされており、最高速度はD兵器用リフター中最速。熱核反応炉の熱と吸入した空気を利用したターボファンユニットを3基装備、下部に推力を向けることで機体を離陸させる推力を持つ。翼下にはほかのリフター同様長距離デュアルミサイルなどを懸架可能。翼を折りたたむことは可能だが、ほかのリフターと異なり上側に折りたたむ形を取る。カスタマイズ時に熱核エンジンを新型に交換し、大気圏外での飛行が可能となった。


余談

重戦機エルガイムで設定された内部骨格に相当する「ムーバブル・フレーム」の構想を発展させた「共通のフレームに異なる特徴を持った外装・装備を付けて異なる性能の機体にする」コンセプトは、「機動戦士ガンダムSEED」のガンダムや「鉄血のオルフェンズ」のMSの設定の先駆となった。

またロボットアニメの主役側機体として「電子戦用機」が登場するのは非常に珍しい例である。


立体物

当時リリースされたプラモデルを除けばROBOT魂やHi-METALなどの完成品が多くを占める。特にカスタマイズされていないD-3はリフター込みでの立体化のケースがほとんどである。D-1はキャバリアーの立体化が不遇なことを除けばカスタム前後共に恵まれている。D-2に関してはカスタム後の立体物が多く、カスタム前はリフター装備を含めて少ないのが現状といえる(現在のところ魂SPECのみ)。一方のプラモデル関連は2022年にようやくD-1リフター装備がプレバンで発売した程度となっている。


関連タグ

ドラグナー 機甲戦記ドラグナー

メタルアーマー ドラグーン

機動戦士ガンダム:元ネタだが、ガンタンクに当たるポジションが大きく異なる。

第1期GAT-Xシリーズ上記の派生作品に登場。機体数が5機に増えているが、X100系機体の役割がドラグナーを彷彿させるものとなっている。

ガンダムスローネ上記の派生作品に登場。役割がドラグナーとほぼ同じだが、1号機と2号機の役割が逆。

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