概要
NECホームエレクトロニクスとハドソンが共同で開発した、ファミコンへの対抗ハード(ハドソンは他ハードにもソフト提供をしている)。
R-TYPE、ときめきメモリアルやイース、銀河お嬢様伝説ユナ、ボンバーマン、PC原人、天外魔境、桃太郎電鉄シリーズ等名作が多い。また、超兄貴シリーズといった迷作もある。
今現在はwiiのバーチャルコンソールやPS3のアーカイブスでプレイ可能。
(配信終了している作品もあるので、公式サイトでご確認ください)
コア構想と呼ばれる拡張システムを採用しており、PCエンジン本体をコアとして、後付でディスクドライブやセーブメモリーの追加、システムカードを使ったRAMの追加とアップデートができる拡張性の高い本体となっていた。
1991年にはコアシステムを排除したPCエンジンとCD-ROM²の一体型ゲームマシン「PCエンジンDuo」も発売された。
Huカードを使用するコアとディスクドライブ一体型になった為にドライブの交換などは出来ないが、システムカードを使用してのアップデートは可能なままとなっている。
CD-ROM²の登場で初めてコンパクトディスクを採用したゲーム機となった。
CD-DAによって内蔵音源以上の高音質BGMの演奏、ROM以上の大容量(540MB)からフルボイスが可能になった。
アーケードゲームの移植では他機種と比べ比較的高い移植度を持っていた事から、アーケードゲームユーザーに支えられた。
また、容量を多く使用する(当時としては)高画質の画像データやボイスデータを扱う事ができる事からノベルゲームの一種であるデジタルコミック、ギャルゲなども発売され、そちら系のユーザーにも支えられた。
なお海外市場ではTurboGrafx-16(海外版PCエンジン)という名で発売されたが海外では任天堂のSNESやSEGAのSEGA GENESISの威勢が強かった事もあって、1992年10月10日にはTurbo Duo(北米版PCエンジンDuo)で巻き返しを試みるものの5日後に発売されたSEGA CDが発売された事もあって1993年には海外市場からの撤退を余儀なくされてしまった。
後継機はPC-FX。