そらのおとしものの登場人物
電子戦用エンジェロイドタイプβ(ベータ)Nymph(ニンフ)
声優は野水伊織。
イカロスに次いでシナプスから地上に降りた第2のエンジェロイド。 イカロス回収の
命を受けて地上に派遣され、イカロスが「空の女王」であることを智樹にばらすと吐き捨て、
当初は残忍な方法で彼女を責めていた。しかし同居するうちに幸せな生活を望むイカロスと
彼女を取り巻く智樹達に感化されていき、やがて自分を虐げることに喜びを見出すマスターよりも、優しさに溢れた智樹へ情が移り裏切りを決意した。結果的にはハーピーに翼をちぎられ飛行能力を
失ったが、智樹達に鎖を断ち切られたことでミーノースから解放された。
お菓子をいつも食べており、祭りのときにはりんご飴や綿菓子を食べていた。なぜか不倫系の
昼ドラを好んで鑑賞している。(毎日やればいいのにと言うほど)
またイカロスとは違い、家事全般と歌は壊滅的である。特に歌は世界中の人から声を奪い、
月の一部が欠けた。
エンジェロイドの性質ゆえ、誰かからの命令を求めてしまう一面がある。そのことを心配する智樹に対し、恋愛感情を寄せるようになった。智樹のことも最初は「地蟲」(むし)と呼んでいたが、とある一件以降は「トモキ」と呼ぶようになっている。
元々はシナプスへ侵攻してくる人間と戦う際の情報戦を前提に開発されたため、感情制御と電算能力が非常に高く設定されているが、戦闘能力は他の戦闘用エンジェロイド程には高くない。武装として超々超音波振動子「paradise=song」(パラダイス=ソング)があるものの攻撃力が高くない。他には「P=stealth system」(ピー=ステルスシステム)、高性能レーダーといった装備がある。ただ、翼を失った際にレーダー性能が下がっており、マスターを持たないことと併せて、ニンフ自身のコンプレックスとなっていたが、智樹がニンフのコンプレックスを受け入れる事によって、ニンフの心の傷は確実に癒えていき、失った翼も生えた。
対エンジェロイドタイプΖ戦では、1度はΖ(日和)の破壊を立案し、自ら実行しようとするが、智樹らが現れ、その場で泣き崩れる。智樹の「負けんな!」と言う命令から、素粒子ジャミングシステム「Aphrodite」(アフロディーテ)を展開。見事に初勝利を収めた。
メラン襲撃の際にはミーノースにそそのかされてそうになるが、「自力で智樹を手に入れる」と
豪言し乗り切った。
最終決戦時には決死の覚悟で自らシナプスにPandora状態で戻り、ミーノースの再インプリンティングを受けると見せかけ、自らのジャミングで強化した首輪の爆弾を使用して自爆攻撃を仕掛けた。ZEUSの破壊と同時に涙を浮かべつつ、智樹との思い出や智樹への想いを惜しみながら木っ端微塵となり、その命を絶った。
その後、智樹の「みんなを元通りに」という願いによって復活した。
アニメ
- 文化祭では智樹の歌に会場がドン引きする中ニンフ一人だけ笑顔で演奏していた。
- 2期ではデレが多くなり可愛くなったため通称ニンフルエンザという萌え病を発症する人が多数出現した。
- スイカの食べすぎで腹ボテになった姿を「ニンプ」と揶揄する。