曖昧さ回避
ジャズ(トランスフォーマー)
正義のトランスフォーマー「サイバトロン」の戦士・マイスターの原語版での名前。
ネットでは、実写版TFでの司令官オプティマスの「Oh...Jazz...」という台詞で有名。
G1
詳細はマイスター副官を参照。
実写映画版ジャズ
CV:楠大典
初めて日米合わせて「副官(将校)」と設定された人で、日本ではこの実写映画を期に旧来の日本名であるマイスターから英名のジャズへと変更された。
日本語版は『カーロボット』でブラックコンボイを、『ギャラクシーフォース』でギャラクシーコンボイを担当した楠大典氏が演じる。
変形するビークルはポンティアック・ソルスティス。踊りながら変形したり、音楽に精通している面では先代の副官の血を受け継いでいるが、覚えた言葉がスラング系な言葉ばかりなので、先の日本版マイスターとは比べ物にならないくらい言葉遣いが汚い。
だが、その気さくな言動や仕草からはあの頃の副官の姿がハッキリと見えてくるだろう。
実写映画1作目におけるオートボット側唯一の戦死者となったがその理由についてマイケル・ベイ監督は「一番死にそうにないから」と述べている。なんて理不尽な。
彼の死に悲しむオプティマスの「オォゥ…ジャァズ…」という台詞が有名で、キャラクターが酷い目に遭った際は「オォゥ…●●●」と嘆き悲しむのがファンの間における通例のネタになっている。
アニメイテッド版ジャズ
CV:石川英郎
オートボットのエリート部隊・エリートガードの将校で、サイバー忍者の一人。武器はレーザーヌンチャク。日本語版の吹き替えは『ギャラクシーフォース』で副司令官ドレッドロックの声を当てた石川英郎氏。
地球の文明にはかなり興味を持っており、終盤では地球人を下等生物としか見ていないセンチネルに反発し、オプティマス・プライムの下へ行き、最終決戦で彼らと共闘した。同じサイバー忍者のプロールにも言える事だが、オプティマスとのコンビネーションは良く、互いに協力し合ってブリッツウィングを捕まえる事が出来た。
エリートガードの将校ではあるものの、センチネルと違って驕りを持たない良心派にして彼の諌め役。
最終決戦ではサイバー忍者の後輩であるプロールの犠牲を見届けなければならなくなる。
それ故に「いや、(無事なのは)みんなじゃない…(プロールが)命を懸けて、みんなを守った…」という台詞が哀愁を漂う。
シャッタード・グラス版ジャズ
善悪が反転した世界、すなわち悪の心を持ったジャズで、リコシェ(上記イラスト左)と同一のスパークを分割して生まれた双子という設定。
ブガッティ・ヴェイロン風のスポーツカーに変形する。
鏡写しの反転世界という事もあり、理性的な性格の持ち主として描かれていた本来のジャズ(マイスター)に対し、こちらは知性の低い(ときどき一人称が「J」になるほど)オプティマスの腰巾着のような存在となっているが、地球の文化を好むという点は共通している。
オートボット内での扱いはぞんざいだが、野心的なロディマスらとは違い、オプティマスに気に入られている。
玩具はギャラクシーフォース(Transformers Cybertron)のオートボルト(Crosswise)の仕様変更品で、2008年にボットコンにて他のメンバーと共に限定販売された。
頭部が新規造型となり、車体のスポンサーロゴやマーキングにはKill to win(Pole to winをモジったものと思われる)やMassacure(虐殺・皆殺し) といった物騒な言葉が並ぶ。
キュートランスフォーマー版マイスター
CV:遊佐浩二
第11話に登場。ジャズじゃなくてマイスター。
トランスフォーマー日本展開30周年を記念してご祝儀を持ってきた。
歴代シリーズにおける同名キャラの存在について水戸黄門を例えに使った他、オプティマスとコンボイの違いを『世代的なもの』と考え、バンブルビーを『こせがれ』と呼ぶ一方何故か例えにビフテキを使い自身を『ビフテキ世代』と称した。
尚、変形形態はハチロクトレノ。
アドベンチャー版ジャズ
CV:高木渉
エリートガードの戦士で、バンブルビーとは旧知の中。初代アニメシリーズに似たデザインの白いスポーツカーに変形。肩から強力な音波を放つ他、格闘にも長けている。
憧れの視線を向けるサイドスワイプに対して「もっと気楽にやれ」「周囲の評価なんか気にするな、君には君のいいところがある」と激励するなど、本作のジャズはちょい悪アニキとして登場。
ノリの軽い性格であるが〆るところはきちんとシメ、仲間の為なら体も張るというまさにイカすアニキである。
評議会の命令で、行方不明となった監獄船アルケモア号と、無断でスペースブリッジを使用したバンブルビーたちの捜索のために地球へ赴いた。脱獄囚の一人ペッドを捕える為チームバンブルビーと共闘した。ペッド拘束後は、ビーたちの活躍を伝えるためにサイバトロン星へと帰還していった
…はずなのだが、その後のエピソードとなるはずの第12話ではバンブルビー目当ての賞金稼ぎが二名も飛来しており、「ジャズさん何しに帰ったの」と視聴者からツッコまれてしまっている。
吹替えは『ビーストウォーズ』シリーズでチータスを、『アニメイテッド』でジェットストームを演じた高木渉氏であり、例によって御茶目なアドリブが多い。