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概要

アメリカのトランスフォーマー公式ファンクラブ「TFFC」が元出。トランスフォーマー(TF)の歴史を根本から改変し、オートボットが悪・ディセプティコンが正義という、今までのTFの常識を公式でひっくり返した異色作。

もっとも、日本語版G1を見ていた一部のファンには何となくしっくりきてしまったりする。特にメガトロン


商品展開は基本的にファンクラブ公式ホームページに備えられた、会員専用コンテンツ(有料)で5本の小説が公開、並列したアメコミと共に話を進めている。玩具は2008年の第21回ボットコンで販売された。

2012年の第25回ボットコンで再びシリーズが展開された。内容はシャッタードグラス世界のトランスフォーマーがG1世界に現れるという展開。更にG1シリーズの玩具をSG風にリペイントしたサウンドウェーブブラスターのVSEセットがネットショップ・e-HOBBY SHOPで2013年に販売される。日本にもシャッタード・グラスがやってきたと日本のファンは歓喜した。

2024年現在、過去のストーリー展開と全く関連が無い為、今後の展開が一切見えない。


pixivではTF以外の「善悪逆転」を取り扱った二次創作でもこのタグがつく事がある。


設定

基本となる世界観はG1だが、戦いの発端などが大きく異なるので話が進むにつれ本編からかけ離れていく。


何が違うかというと、両軍の立ち位置が単純に変わったのではなく、グラス=鏡という名称(ちなみにシャッタードは「欠片」の意)の通り、組織の善悪は勿論、各々の性格と設定が本編と逆転しているという点。おかげでディセプティコン「人類みな兄弟精神で突っ走る超和平路線の一般市民」で、オートボット「笑顔で殺戮を繰り返す残虐非道なテロリスト」というとんでもない基本方針が平然と成り立っている。それこそWikipediaでの本作の項目をして「G1世界のディセプティコンが善人に見えるほど」とまで言わしめた程である。


そのほか個人の性格も、元ネタから考えると本気でえげつなかったり超大ぼけだったりと、天下無双の問題作とは別の意味でとんでもない問題作になりそうな予感が現在進行形で発せられている。なんかもう……。


制作側も問題作になるのは承知の上なのか、それともG1シリーズのファンを呼び寄せるためか、クリフジャンパー事実上のファン代表も兼ねて独りG1世界から迷い込んだエトランゼ、という設定で登場。反転世界のオプティマスに攻撃されて死にかけていたところをメガトロンに助けられ、以後はG1世界との余りのギャップに戸惑いながらもディセプティコンと行動を共にしている。(彼も彼でその血の気の多い性格と言動で、ディセプティコンに迷惑をかけたり、困惑させたりしているが)


あらすじ

任務中、別の世界に飛ばされた(G1世界の)クリフジャンパーは、ロディマスやオプティマス・プライムらオートボットの容姿や残虐な行動にショックを受け、更にはオプティマスに処刑されかけてしまう。

命を救ったのは、なんとメガトロン率いるディセプティコン。この世界の両勢力の事情を知ったクリフジャンパーは、ディセプティコンと共に「悪のオートボット」に立ち向かう。


やがて戦いはSG世界の地球やクリフジャンパーのいたG1世界をも巻き込んでいく。


主な登場人物

ディセプティコン

メガトロン

元は大学の数学教授。オートボットの非道を見かねてディセプティコン自警団を設立する。

正史(G1世界)のメガトロンはファンから理想の上司と言われているのにこちらの世界では自分の命より仲間を守る事を優先する考えのため、さらに磨きがかかっている。

サイクロナスに重傷を負わせされるが、ガルバトロンとして再生している。

余談だが、自警団のメンバーの中にはメガトロンの数学教授であった頃の教え子が数名在籍している。

デザインはSGメガトロンが「スーパーリンク」のガルバトロンにG1シリーズのアニメ第一作のパイロット版に登場したメガトロンに似た頭部、SGガルバトロンは「ギャラクシーフォース」のライブコンボイを紫にしたものとなっている。

スタースクリーム

真っ当な研究者でオートボットの勧誘を良心を優先して断り、そのために殺されそうになったところをメガトロンに救われているため、メガトロンに忠実で非常に信頼されている。

デザインは「ギャラクシーフォース」のスタスクだが、色合いはスカイファイヤーに近い紅白となっている。

サウンドウェーブ

ライムグリーンのハチマキをした好青年。当初はMP3プレーヤーに変形していたが地球で重傷を負った際にリスキャンして車、さらにG1世界のホイルジャックが開発した意識転移装置でスタースクリームの開発したカセットレコーダーに変形するボティへと意識を転送された。

リスキャン後のデザインは「クラシック」(もしくは「変形!ヘンケイ!トランスフォーマー」)のアイアンハイドやラチェットのものと酷似している。

ショックウェーブ

地球に大使として任命される。元精神科医。

デザインは「スーパーリンク」のレーザーウェーブを黄色くしたもの。

サイドスワイプ

元オートボットだが、上官のドレンチや親友のクリフジャンパー(SG)をオプティマスに殺され復讐を誓う。

デザインは「マイクロン伝説」のランページ(元サイバトロンでアルマダメガトロンに対する恩を返す為にデストロンに転向した)をドレンチのカラーリングにしたもので、オートボットのエンブレムに大きな傷があり、その下に小さくディセプティコンのエンブレムが記されているのもランページから引き継いでいる。

レーザークロー

元大学教授で教え子であるランページやダイブボムと共に自警団に参加した。

ブリッツウィング

サウンドウェーブと仲の良い、気弱な性格で平和主義者。縁の下の力持ち的な存在で何かと苦労が絶えない。

デザインは元のままだが、カラーリングはブロードサイドを意識している。

アストロトレイン

複数のミニコン(マイクロン)を部下に持つメイヘム攻撃隊の隊員。礼儀正しい青年。

サイクロナス

ウルトラマグナス憎しでディセプティコンに身を置いているため、メガトロンへの忠誠心はなく、内心ではアルファトライオンを信奉している。メガトロンに重傷を負わせた事で投獄されるが、紆余曲折を経てディセプティコンに復帰。

カラーリングはホットロディマスを意識している。

トレッドショット

ウルトラマグナスのライバルで臨時指揮官。

フレンジー

普段は物静かだが怒ると怖い少年隊員。

ラヴィッジ

猫型のレコーディコン(=カセットロン)。敵であるにもかかわらずスチールジョーとは仲が良い。

ラットバット

普段はTVキャスターだが、夜になると、地球を守護するダークヒーローにトランスフォームする。バットマンそのままですね。

コントストラクティコンズ

オプティマスによって重傷を負わされたクリフジャンパーを治療した。

スラッグフェスト

元々はホイルジャックによって作られたドローンだったのだが、謎の電子頭脳に魂と変形能力を与えられた。スタースクリームにより脳を改良されたにもかかわらず、それでもディセプティコン一頭が鈍い。

サンダーウイング

セイバートロン星のエリートガードであり、非常に執念深く生真面目で融通が利かない性格をしている。サウンドウェーブを追って地球に到達した。

スラッグスリンガー

「正々堂々」をモットーとする。

オボミナス

芸術を愛する知識深い人物。

スクラッパー

看護要員。主に仲間の修理を担当する。この世界におけるビルドロンと考えられるが、現段階ではボーンクラッシャーだけは存在が確認できず、デバスターに合体可能であるかどうかも不明。


オートボット

オプティマスプライム

死体をコレクションにするのが趣味の正真正銘の破壊大帝

ある意味悪の軍団のボスとしてのカリスマ性はきちんと持ち合わせていた本家破壊大帝以上に破壊大帝している。

しかし元々正史のオプティマス自体が赤組(血の気が多い)だったためファン曰く違和感が無いとの事。

カラーリングはブラックコンボイ系統では無く紫系。

ロディマス

オプティマスを裏切って独自の勢力を結成する。髭が生えており、正史とは違いおっさんっぽい。

ブラー

ロディマスのお目付け役で、左目に眼帯をしている。オートボットにしては珍しく常識的な考えの持ち主。2010ブラーが早口なのに対しSGブラーの場合はやたらゆっくり喋る

ゴールドバグ

SG世界のバンブル。サイドスワイプの上司であったドレンチの地位を引き継いでおり、結構地位が高いがその地位が揺らぐのを恐れている。なお、地位を引き継いだ際、自身を改造してゴールドバグと名乗るようになった。

ジャズ

知能が低く、組織内での扱いもぞんざいな反面、オプティマスには忠実。オリジナル同様音楽好き。カラーリングはこの世界では珍しくG1と同じ。

リコシェ

ジャズのクローン。常にジャズと行動を共にしている。

リコシェというのはステッパーの海外名だが、設定そのものは「バイナルテック」マイスターのリデコであるZoom-Zoomに近い。

リモートパトロールシックス

カムシャフト、ダウンシフト、カップ、パワーグライド、サンドストーム、ワーパスの6人で構成される斥候部隊。この内カップ、カムシャフト、ダウンシフトの3人はハウンドと共にロディマスの命令でオプティマスを襲ったが、あっけなく敗北した。

ブラスター

クラシック音楽が好きな鬼軍曹。やはりサウンドウェーブとの仲は悪い。

スチールジョー

猫型のカセットボット。怠け者であり日の当たる場所でよく寝ている。飼い主同士は険悪な仲なのだが、何故かラヴィッジに懐かれており、しばしば体よくあしらっている。

ラムホーン

リワインドに捕獲された動物型トランスフォーマー。混沌を好み、偶然にも何かの意味があると狂言する。

リワインド

追跡を得意とするハンター。レコーディコンに負けない野獣を捕獲・調教する様にブラスターに命令されている。

ホイルジャック

マッドサイエンティスト。自らの発明品を馬鹿にしたオプティマスに反逆を企てる。

カラーリングは「アクションマスター」のスライサーを元にしている。

ダイノボット

メガトロンが作ったが、制御できないので廃棄しようとしたところ、オプティマスが強奪した。

コンピュートロンの処置により知能が格段に向上しているのだが、その知能もわずか数分程度しか発揮する事が出来ない。

カラーリングはダイナザウラーを意識している。

ラチェット

軍医と言いつつ実は懲罰係。何故なら治療と言いつつ無意識で患者を改造してしまう癖があるから。

ウルトラマグナス

オプティマスの弟で、彼に顔を剥がされてしまった。

ホイルジャックの手引きで惑星パラドロンの監獄から脱獄し、ジャンキオンを引き連れ正史のクラシック世界にやって来る。

トラックス

性格はG1トラックスと同様、あるいはそれ以上のナルシストで仲間にもウンザリされている。

エリータ・ワン

かつてオプティマスプライムの恋人だったのだが、現在はロディマスに乗り換え行動を共にしている。

オメガドゥーム

オートボットの巨大戦士。ランドクロスらによって作られた。

ドリフト

冷酷非情な性格の傭兵で、刀と銃を武器とする。ビークルモードモードのボンネットには「定」の文字がある。

コンピュートロン

セイバートロン星随一の天才集団が合体した姿だったが、ダイノボットによって頭脳を損傷してしまった為、知能が非常に低くなってしまった。


正史のオートボット

クリフジャンパー

色々あってこの世界に迷い込んでしまった。短気で口が悪い。

パーセプター

自分達の世界とSG世界の融合に驚きつつ、そこのディセプティコンとは協調の姿勢を見せている。

ホイルジャック

SGサウンドウェーブの意識を、SGスタースクリームが製作した新しいボディに転送した。


正史のディセプティコン

ギガトロン(オーバーロード)

正史の世界で一部隊を率いる残忍な。名前はカーロボから来ているが、姿や性格は「超神マスターフォース」のオーバーロードに準ずる。


ネクサスマキシマス

最初の13人の一人「ネクサスマキシマス」の構成メンバー。ヒートウェーブを除いたメンバーはアメコミにて、別事情でSG世界にやって来たTF。

スカイフォール

ランドクウェイク

ブレイクアウェイ

トップスピン

ヒートウェーブ

SG世界のディセプティコンに所属。機械と会話できる。


関連イラスト

ディセプティコン

SG stmg鏡の国のSW【5】「おやすみ」

ハッピーニューイヤー!


オートボット

サ軍のバイザー双子SGロディマス&エリータワン

EVIL AUTOBOTSSGテックボット


創作

俺シャッタード・グラスサウンドウェーブs

SG Arcee and Airachnid


その他

不思議の国のクリフSD SHATTERED GLASS

SHATTEREDGLASSの皆さんBlaster/Blaster

SG司令官in初代メガ様×2


関連タグ

トランスフォーマー 小説 アメコミ 玩具  反転

シャッタードグラス(表記ゆれ・中黒無し) ShatteredGlass(表記ゆれ・英字表記)


関連動画

結月ゆかりと学ぶトランスフォーマーの歴史「悪のオプティマス」2007〜2022


関連・類似作品

コズモクロニクル

ウルトラマンジード』にて伏井出ケイが執筆したプロパガンダ小説(劇中劇)。『超決戦!ベリアル銀河帝国』の戦いを描いているが善悪が反転しており、ウルトラマン版シャッタード・グラスと表して差し支えない。


SSSS.GRIDMAN

登場人物の設定やデザインに、本作へのオマージュが見受けられる。


うつしみの洞窟!鏡の国のサトシとサトシ!?

アニメ『ポケットモンスターXY』の第36話。

鏡の世界に引き込まれたり、自分の知る人物と性格が違ったりなど、本作と瓜二つ。

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