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ビーストウォーズ

びーすとうぉーず

ビーストウォーズとは、『トランスフォーマー』シリーズの内部に存在するシリーズである。
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概要

正式名称は『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー(BEAST WARS: TRANSFORMERS)』。

初代『トランスフォーマー』から数百年後の未来が舞台で、惑星エネルゴアでのサイバトロンとデストロンの戦いを描いた作品。

これまでの『トランスフォーマー』シリーズとは違い、登場するトランスフォーマーの殆どが動物の姿に変身することが最大の特徴。その為か、体格も原題のキャラクターに比べると小型の者が多い。

停滞していたトランスフォーマー市場を一気に復活させ大きな人気をもたらし、直後に壊滅に追い込んだ、良くも悪くも強烈なシリーズである。

ビーストウォーズ(CGアニメシリーズ)

伝説の始まり


カナダのメインフレーム社が制作したCGアニメシリーズ。
後に続編として『メタルス』『リターンズ』が制作された。
なお、『無印』『メタルス』はひとつながりの作品であり、日本ではローカライズや放映権の問題で『メタルス』(海外では「シーズン2」)放送が遅れたが、海外では一続きに放映された。

初代トランスフォーマーやアメコミ版の設定を取り入れ、複雑な裏設定を持つ作品だったが、日本で放送された翻訳版では監督岩浪美和大幅な脚色が加えられたうえに声優たちによるアドリブの嵐が吹き荒れる凄まじいコメディ作品となった。
シリーズが進むにつれアドリブはエスカレートしてゆき、『リターンズ』の頃には台本なんてほぼないに等しい声優無法地帯とも呼べる作品と化す。
その威力は某声優曰く、「誰もゲストに行きたがらない」ほど。

何げに参加声優はガンダムシリーズで重要なキャラを演じている人が多かったりする(主役を演じた声優が4人も参加している)。
こんな感じで↓

ビーストウォーズ×ガンダム



原作ファンからの批判も多かったが、この変更のおかげか玩具は飛ぶように売れ、一躍人気作品となった。

ビーストウォーズ(シーズン1)

『トランスフォーマー』より数百年後の未来、サイバトロンとデストロン、そしてユニクロンの三つ巴の戦争が終結したセイバートロン星では、両者が共存し平和と繁栄の時代を築いていた。

しかし、サイバトロンが極秘に保管していたエネルゴンの源泉が記録されているゴールデンディスクを、初代メガトロンの後継者を自称するメガトロン(ビーストメガトロン)率いる一軍が強奪。エネルゴンを狙い外宇宙へと逃亡してしまう。

唯一彼等に追いつくことができたサイバトロンの探査船「アクサロン」艦長コンボイ(ビーストコンボイ)は彼らの戦艦を追跡し、ついには両艦ともに「惑星エネルゴア」に不時着。エネルゴンの影響で変身を余儀なくされた両陣営は、惑星の生物の遺伝子情報をスキャンし、動物へ変身する「ビースト戦士」となる。

ビーストウォーズメタルス(シーズン2・3)

一年以上のブランクを置いて放送された初代の続編。

前シリーズの最後に、メガトロンの策略によりコンボイはエイリアンの惑星破壊兵器に激突し散った。
彼の捨て身の活躍により兵器は破壊されたが、その時「クォンタムサージ」というエネルギー波が発生、それを浴びてしまった一部のビースト戦士達は「トランスメタルス」へと進化。メタルのボディと第三形態「ビークルモード」を手に入れた。

また、不時着した惑星エネルゴアは太古の地球であったことが判明。地球の歴史が記録されたゴールデンディスクを持つメガトロンは、歴史を改変しようと新たな作戦を開始した。

2種類の動物の能力を併せ持つ新戦力フューザー戦士も加わり、コンボイもメタルスボディを得て復活。正義のサイバトロン戦士と悪のデストロン軍団によるビーストウォーズはさらに続く。

ビーストウォーズリターンズ(ビーストマシーンズ)

正式名称は『Beast Machines(ビーストマシーンズ)』。『メタルス』のその後を描いたビーストシリーズ最終章。

太古の地球でのビーストウォーズの終焉により、セイバートロン星に帰還したサイバトロン達。
しかし、気がつくとそれまで自分が何をしていたのか記憶を失い、謎の機械軍団「ヴィーコン」に襲われ、さらにロボットモードへの変身もできなくなっていた。

なんとか仲間達と合流し、セイバートロン星地下深くに逃げ込むコンボイ達。そこで最初のトランスフォーマーの創造主「オラクル」と出会い、フォーマットの書き換えによって、機械と生物の融合体へと生まれ変わった。

何が起こったかを突き止めるためにヴィーコンを撃退し、セイバートロン星の議会に辿り着いたコンボイ。しかし、そこにいたのはセイバートロン星を支配したメガトロンだった。

画面が暗い、キャラがグロイ、話が陰鬱と三拍子揃ったダウナー系アニメ
シーズン1~3で大人気を博したこのシリーズが、「トランスフォーマーを危機に陥れた作品」としても知られているのは、ひとえにこの作品の大失敗のためであり、アメリカではトランスフォーマーシリーズ存続の危機になるほどにやらかしてしまった。
元は動物であってもしっかりとトランスフォーマーとして変形していた前作と違い、今作のキャラクターは光に包まれて変身する、という、トランスフォーマーの良さを潰すようなギミックを持ってしまったことが、玩具売り上げ低下の最大の原因となった。

海外では1999年9月、つまりビーストウォーズ終了の半年後から放送されていたが、この低評価のため、日本では放映までかなりブランクが開き、結局、2004年に衛星放送で放映されるというひっそりとした展開となった。
最初に放送された際はモバイル放送と特殊な形式での放送であり、また放送形式の違いにより規制が緩められ、声優のアドリブがさらに加速、下ネタの嵐となった。
DVD特典であるリミックスに至ってはもはや声優の下ネタ座談会という名の公式MADと化している。

なお、本作の時系列は初代トランスフォーマー世界のアニメ作品中で最も後の時代の話である。

登場キャラクター

サイバトロン(Maximals)

正義のトランスフォーマーの軍団。
名前こそ同じだが、実際は初代TFのサイバトロン(Autobots)とは別組織である。
哺乳類や鳥類に変身する者が多い。

ビーストコンボイCV子安武人
ゴリラに変身するサイバトロンの指揮官。本編の主人公イボンコ

ライノックスCV中村大樹
サイに変身する戦士。心優しい副指揮官。口癖は「~ダナ」。

ラットルCV山口勝平
ネズミに変身する戦士。チームのムードメーカー。ちんこキャラ。

チータスCV高木渉
チーターに変身する戦士。口癖は「~じゃん」。校長先生

ダイノボットCV藤原啓治
ヴェロキラプトル恐竜)に変身する戦士。元・デストロン。ダーダー恐竜。

タイガトロンCV遠近孝一
ホワイトタイガーに変身する戦士。サムライっぽい口調で話す。

ブラックウィドーCV柚木涼香
…デストロン参照。『メタルス』終盤よりサイバトロン加入。

エアラザーCV岩永哲哉
に変身する戦士。日本語版では男性だが、原語版および漫画版では女性。

タイガーファルコンCV遠近孝一
…『メタルス』から登場。ホワイトタイガーと隼のフェーザー戦士で、タイガトロンとエアラザーが合体した姿。口癖は「~ござるでしょう」。

シルバーボルトCV岩田光央
…『メタルス』から登場。のフェーザー戦士。超生真面目な、自称・愛の戦士。口癖は「~デス!」。『リターンズ』ではコンドルに変身するバカ殿になる。口癖は「~ギョエ」。

デプスチャージCV梁田清之
…『メタルス』から登場。エイに変身する戦士。正確にはサイバトロンではないが、コンボイとは旧知の仲。
 口癖は「エ~イ」、「い~と~まきまき」。

ナイトスクリームCV神奈延年
…『リターンズ』から登場。蝙蝠に変身するセイバートロン星の住民。オカマキャラ。

ボタニカCV田中敦子
…『リターンズ』から登場。植物に変身する女性科学者。受精。

デストロン(Predacons)

のトランスフォーマーの軍団。
こちらも初代TFのデストロン(Decepticons)とは別組織である。主に虫や恐竜に変身する者が多い。
『リターンズ』では、メガトロンが新たに「ヴィーコン(Vehicons)」という軍団を創設している。

ビーストメガトロンCV千葉繁
ティラノサウルス(恐竜)に変身する本作の破壊大帝。コミカルなアドリブの量が圧倒的だが、策略家っぷりと冷徹さも圧倒的。通称・千葉トロン

スコルポスCV遠藤雅
サソリに変身する戦士。初代副官。おつむが弱いヤンキー気質。

テラザウラーCV飛田展男
プテラノドン(恐竜)に変身する戦士。ニューリーダー病

タランスCV長島雄一
クモに変身する戦士。マッドサイエンティストな変態キャラ。

ワスピーターCV加藤賢崇
ハチに変身する戦士。マイペースな癒し系。口癖は「ぶ~ん」。

ブラックウィドーCV永椎あゆみ
クモに変身する女性戦士。後にシルバーボルトと恋に落ちサイバトロン入りしている。

インフェルノCV三木眞一郎
アリに変身する戦士。メガトロンに絶大な忠誠心を持つ二代目副官。口癖は「ごっつんこ」。

クイックストライクCV飛田展男
…『メタルス』から登場。サソリとコブラのフェーザー戦士。口癖は「ぎっちょんちょん」「ぶら~」。

ランページCV檜山修之
…『メタルス』から登場。カニに変身する、不死身のミュータント戦士。広島弁の勇者王。口癖は「ちょっきんな~」。

ジャガーCV森川智之
…『メタルス』から登場。ビースト戦士に生まれ変わった旧デストロン兵士。
 (初代サウンドウェーブの部下のカセットロンの一人)。

タンカーCV中村大樹
…『リターンズ』から登場。戦車型ドローン達のリーダー。口癖は「~ダナ」。

スラストCV加藤賢崇
…『リターンズ』から登場。バイク型ドローン達のリーダー。口癖は「バリバリ」、「ぶ~ん」。

ジェットストームCV岩田光央
…『リターンズ』から登場。戦闘機型ドローン達のリーダー。口癖は「~デス」。

オブシディアンCV小野坂昌也
…『リターンズ』から登場。戦闘ヘリ型ドローン達のリーダー。関西弁で喋る。

ストライカCV愛河里花子
…『リターンズ』から登場。装甲車型ドローン達のリーダー。ドローンでは唯一の女性(?)。

フライングCCV千葉一伸
…『リターンズ』から登場。メガトロンの側近となって働く小型ドローン。

その他

スタースクリームCV矢尾一樹
…旧デストロン航空参謀。スパークのみの存在となり、長い時を経てエネルゴアに漂着。
 ワスピーターに乗り移り、あいかわらずのニューリーダー病を発症させる。

オラクルCV神奈延年
…『リターンズ』から登場。最初のトランスフォーマーを生んだとされる、セイバートロン深部にある
 伝説の巨大コンピューター。コンボイ達サイバトロン戦士のリフォーマットを行った。

ノーブルCV長島雄一
…『リターンズ』から登場。元はセイバートロンの生き残りを名乗っていたが、実際はメガトロンが臨時でスパークを宿していた有機体の化物。後に自我を取り戻し、ナイトスクリームに協力する。

和製ビーストシリーズ

人気作となったビーストウォーズであったが、日米のアニメ放映体制の違いからシーズン2=『メタルス』が制作されるまでに時間が空くこととなってしまい、人気の維持のために急遽国内で新アニメを制作する必要が生まれた。
こうして制作されたのが『ビーストウォーズⅡ(セカンド)』、『ビーストウォーズネオ』の2作品であり、それぞれ1年に渡って放映された。
これらはCGアニメではなく、従来どおりのセルアニメである。

急凌ぎの展開であったため、セカンドの初期には今までのシリーズのトランスフォーマー玩具の使い回しや日本未発売品ビースト玩具の使い回しが多かったが、海外で販売中止になってしまった玩具が復活し日の目をみるということもあった。

CGからセルアニメになったことや方向性の違いから離れてしまったビーストウォーズファンもいたが、この2作品からのファンも多く、劇場版が制作されるなど人気は高いまま維持された。

登場キャラクター(セカンド)

サイバトロン
ライオコンボイ
アパッチ
ビッグホーン
タスマニアキッド
スクーバ
ダイバー
ライオジュニア
スカイワープ
サントン
インセクトロン
ジョイントロン

デストロン
ガルバトロン
メガストーム
スタースクリーム
BB
ダージ
スラスト
シーコンズ
オートローラーズ

登場キャラクター(ネオ)

サイバトロン
ビッグコンボイ
ロングラック
ブレイク
スタンピー
コラーダ
マッハキック

デストロン
マグマトロン

漫画版

コミックボンボン』にて連載されたのは「セカンド」「ネオ」「メタルス」の3作品。作者は「プラモウォーズ」を描いた今木商事氏。
「無印」は連載ではなく特集ページ内のみだったが、こちらは緒方信氏。

ストーリーの根幹はアニメに沿っているが、キャラクターの設定や話の展開はオリジナル。また月刊誌連載故に登場しないキャラやゲスト扱いされているキャラも多い。

セカンド」はシリアスな展開を交えつつも後の2作品と比べてコミカルな話も描かれていた(ビッグホーン・スクーバ・スキュウレの恋の話、ライオコンボイの酒乱ネタなど)。またビーストコンボイも少し登場しているがとても真面目で強い。

ネオ」はシリアスで重い展開が続き、特に最終回は涙腺崩壊した読者も少なくなかったであろう。因みにビッグコンボイは一人称がずっと「俺」だったりする。本編のつなぎになる話で漫画版独自ではあるがマグマトロンとビッグコンボイの誕生経緯が描かれた。

メタルス」は劇中のギャグ描写がほとんど見当たらず、シリアスで重くなっているため、前2作以上にアニメとかけ離れた内容である。
コンボイは生真面目な性格で作中最強クラスの強さを誇り、アニメ版で度々指摘された影の薄さを吹き飛ばしている。メガトロンもひょうきんなキャラではなく、他の破壊大帝のような口調に変更されている。
因みにエアラザーは英語版に合わせて女性として描かれていた。
25話の予告で「メタルスになってない」と愚痴をこぼしたライノックスとワスピーターは晴れてメタルス化。

サイバトロンのメンバーは誰かしらビーストモードをデフォルメ化されている(「セカンド」はタスマニアキッドとビッグホーン、「ネオ」はスタンピー、「メタルス」はラットル)。特にキッドは可愛いと女性読者の人気を掴んでいた。

単行本化は「メタルス」に限ってなってない。「セカンド」は全2巻、「ネオ」は全1巻。

余談

後の3Dアニメのトランスフォーマープライムでも、BW(ビーストウォーズ)に出演していた声優が登場しており、BWで演じていたキャラの口癖等を披露している。

関連項目

トランスフォーマー
ビーストウォーズメタルス ビーストウォーズリターンズ
ビーストウォーズⅡ ビーストウォーズネオ
アニメイテッド 近いノリの作品。第36話でゴリラ、サイ、チーター、ネズミのようなものが登場する。

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