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曖昧さ回避

  1. アフリカに生息する大型霊長類(サル)。
  2. 顔立ちが濃い人、体格がたくましい人を指す愛称または蔑称。
  3. ゲーム等で高い攻撃力に任せた力押しを得意とするユニットを指すネットスラング

🦍動物のゴリラ

ゴリラとは、サル目・ゴリラ属の哺乳類である。

学名は「ゴリラ・ゴリラ」。亜種のニシローランドゴリラに至っては「ゴリラ・ゴリラ・ゴリラ」の学名を持つ。ちなみに、ヘイゲンバイソンは「バイソン・バイソン・バイソン」。

英名の「gorilla」は、古代ギリシャの伝承にあるアフリカに住む「毛深い部族:gorillai」が由来であるといわれる。


アフリカジャングルに生息する大型のサル(霊長類)。霊長類としては最大級の堂々たる体格を持つ。


手を使うことが出来るが基本的には四足歩行(拳を地面につけて歩く為、ナックルウォーキングと呼ばれる)で移動する。その太い腕と発達した背筋に違わず非常にパワフル。中でも握力推定500kg(人間(一般):30~50kg/チンパンジー:250~300kg)、腕力は推定2tという驚異的な力を持っていることが判明している。

剛腕による殴打はヒョウを一撃で殴り殺したケースも確認されているほど強力だが、戦う場面となっても腕や脚での攻撃より噛み付き攻撃を多用する傾向が強い。


「シルバーバック」と呼ばれる大人のオスを中心とした群れで生活するが、マウンテンゴリラの場合息子が成長しても群れに残って父親と一緒に暮らし続けることもある。


主な食べ物はセロリやタケノコなど、繊維質が多い植物で、果実も好む。

たまにアリなどの昆虫を食べて蛋白質を補うことはあるものの、ヒヒなど他のサルや鹿を食うこともあるチンパンジーのように他の動物を襲うことはない。

天敵はこどもを襲うヒョウだが、こどもを守るためにヒョウを追い払うこともある。


よくバナナが好物と認識され、実際にゴリラもバナナを食わないわけでは無い(与えれば食べる)が、元来バナナの原産地は熱帯アジアである為不適切である(場所的にはオランウータンの方が合う)。またバナナは中世にヨーロッパ経由でアフリカに持ち込まれ栽培されているが、ゴリラがバナナの栽培場で盗み食いをするにしても、実より寧ろ茎や若芽の方を好んで食べる


群れのリーダーが立ち上がってをポコポコとたたく「ドラミング」行為は外敵を威嚇するときの行動である。外敵に対してはほぼ勢い良くこれを披露して立ち去るだけで、わざわざ自分から挑みかかるようなことは滅多にしない。

実は互いのパワーがあまりにありすぎるため、発達した脳は「戦ったらめっちゃ痛い目に遭う」→「なるべく回避しよう」と考えが立つからこのような行動に出るとのこと。蟷螂の斧の逆と言えば分かりやすいだろうか。その為余程外敵から追い詰められる状況でない限り戦うことを選ばないらしい。むしろ退却を選ぶ性質であるとか。

ちなみにグーではなくパーで胸を叩くのが正しい(キングコングの影響で誤情報が広まったものと思われる)。グーだとゴリラ自身も痛いだろうし。また、ゴリラの胸部には空気袋があり、それを膨らませてパーで叩くことで、より遠くにドラミングを聞かせることが出来る。


ゴリラの知能

1980年代以前の少年向けの学習雑誌などでは猛獣扱いを受け、人間を襲う(ジープをひっくり返し暴れるゴリラにライフルを構えた探検隊が相対するなどのイラストはよく描かれた)ともされたが、実際にはよく抱かれやすい凶暴そうなイメージとは異なり、普段は仲間を気遣ったり群れの子供を助けたりと温和でデリケートな性格。

上から目線で見れば、忽ち敵意を向けてくる。


ついでに言えばちょっとしたことですぐ腹を壊して下痢をすることもある辺り、超強そうな見てくれに対し、シュールなまでに神経質で小心者。群れ同士での会話をしたり、さらには気分がいいと鼻歌も歌う。

テレビやショーなどで人懐っこいイメージがありながら、殺傷事故も多数起こしているチンパンジーとは真逆ともいえよう。

何者も見た目で判断してはいけないのである


若いゴリラに至ってはハイラックスに近縁の小型の植物食動物)をからかって遊んだり、飼育下のゴリラがモルモットをペットとして与えられたら大事に可愛がり、その為に健康状態が良くなったと言う話もある。このあたりは人間と大して変わらないようだ。


霊長類でも知能が高い部類である為、道具を使うこともできる。自然下では(チンパンジーもそうだが)葉っぱを繊維質になるまで噛んでそれをスポンジのようにして水を含ませて飲む為の道具にしたり、飼育下ではコップを器用に使い水を飲むことも確認されている。

野生では営巣の際葉っぱを寄せ集めてベッドにするが、飼育下でも本能的にそうしようとするらしい。


更にゴリラの知能の高さを物語る事例として、アメリカで飼育されていたメスのニシローランドゴリラの「ココ」は2000語以上の手話を学び、それを組み合わせることで人間との相互のコミュニケーションさえ可能だった。

更にはゴリラないしココなりのの概念を持っているようで、「苦痛のない 穴に さようなら」と表現していた。


絶滅危惧種

ゴリラという種全体で、絶滅の危機がささやかれている。

一昔前は「凶暴な猛獣」というイメージから、ハンターたちの自慢話のために狩られていた。(現在でも、少なからず密漁者に狙われている)。「凶暴な猛獣」なのは、欲の皮がつっぱった人間の方かも知れない。しかし昨今では、現地の焼畑農法による森林の減少と、地域紛争による流れ弾や敵兵と誤って撃たれることが、大きな原因とされている。また、戦争は直接災害だけではなく食糧難を引き起こす。補給を絶たれた兵隊たちは、なんとゴリラを射殺しそれを食べることもある。

今、全世界のゴリラの総数は約25万頭と言われている。そのうちマウンテンゴリラは1000頭未満、最も個体数の少ないクロスリバーゴリラは300頭未満とされている。


ゴリラの種類

  • ニシゴリラ
    • ニシローランドゴリラ
    • クロスリバーゴリラ

  • ヒガシゴリラ
    • ヒガシローランドゴリラ
    • マウンテンゴリラ

このうち動物園で見られるのはニシローランドゴリラのみ(主にニシゴリラ表記)。かつて愛知県の日本モンキーセンターでヒガシローランドゴリラが来園したことがあるが、当時の輸送技術の不備などもあり短命に終わっている。

日本では「イケメンゴリラ」で有名なシャバーニのいる東山動植物園やその兄ハオコのいる上野動物園のように複数飼育しているところもあるが、日本モンキーセンターのように雌が亡くなったために雄一頭で飼育しているところもある。


ネットスラング

ソーシャルゲームでは、特定の行動カードを同種3枚揃えているキャラクターを「ゴリゴリの○○カード構成」という意味でゴリラと呼ばれる。

例)バスターゴリラ

また戦略を立てずともレベルを上げて物理で殴る脳筋プレイで難関ステージがどうにかなってしまう高い攻撃力を持つカードのことも指す。

例)初期UR 松浦果南(水ゴリラ)・西木野真姫(歌ゴリラ)



ゴリラをモチーフとしたキャラクター

キングコング」の影響により「コング=ゴリラの別名」のように思われているが、コングは同映画の造語である固有名詞で、怪獣がゴリラになったのは実は後付である。

スーパー戦隊シリーズ

仮面ライダーシリーズ

その他特撮

映画特撮

ドンキーコングシリーズ

アニメ

ゲーム

漫画

その他


ゴリラをモチーフにしてないのにゴリラと呼ばれるキャラクター

大抵はタヌキブタ同様、その容姿ゆえにゴリラと呼ばれるが、中には「人間離れした強靭な肉体」や「本来別の解がある問題を無理矢理力業で解決した」といった理由でゴリラと呼ばれる者も。


実在

注意

黒人の血を引いている人物はくれぐれも書かないように。かつては黒人をゴリラに見立てた風刺画が描かれてきたが、現在では人種差別の問題から決して触れてはならないタブーとされている。2015年、Googleの写真管理サービスにおいて黒人の画像が誤ってゴリラに分類されてしまい、Google側が謝罪する騒ぎが起きた。「自動分類システムが未熟だったため」とのことである。



フィクション


関連イラスト

コンボイ司令官初めてのゴリラ


関連タグ

動物 霊長類 類人猿

ショウジョウ科 絶滅危惧種

バナナ※バナナとゴリラの関係については本文を参照の事

gorilla コング ゴリ ウホッ

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