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どうぶつの森

どうぶつのもり

どうぶつの森とは、任天堂が発売したシリーズゲーム作品。または、それを原作としたアニメーション映画、漫画のこと。
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概要

主人公はどうぶつの森に住み、村の中を散策したり、自分の家を家具で住みやすくしたり、他の住人と交流したりと村でのほのぼのとした生活を楽しめる。


略称は「どう森」が主流。また、「どう森」がメジャーな略称となった事から、後発のシリーズ作品も「〇〇森」と略される事が多い。

海外版ではAnimalCrossingとしてリリースしている。


初代『どうぶつの森』

2001年4月14日発売。NINTENDO64用ソフトとして発売されたがこの時期は既に次世代機であるゲームキューブへの移行を控えていた時期だった事もあり、本作の出荷数は少なめでのスタートとなったが、発売後にネット上での口コミなどで10~20代の女性や普段ゲームをあまりやらなかったプレイヤー層の間で人気が高まった。

予想を遥かに超える反響があっため急遽増産が図られたものの、前述の通り既に64用ソフトが末期市場となっていた為に増産できた本数は限られており、ハードを移行した続編『どうぶつの森+』以降で更に人気を伸ばしていく格好になった。


本作の時点で「ゲーム内で現実と同じ時間が流れ、昼夜や季節の要素がある」、「『どうぶつ語』を話す擬人化された動物キャラクターたちが登場する」、「クリアという概念が無く、プレイヤーはただ好きなように村で過ごすだけ」、という基礎となる要素が固まっており、長く続くシリーズ作品の礎となった。


なお64本体には時計機能がないため、時計機能を内蔵した特別製のロムカセットを使用しており、1本のカセット(=1つの村)で最大4人のプレイヤーが生活できる。

1人がプレイ中は他の3人は不在扱いになるため直接的に会う事はできないものの、コントローラーパックにデータを保存し、他のロムカセットで読み込む事で別の村に出かける事は可能だった。


続く作品の「どう森+」が8ヶ月後という非常に早い時期に発売された事もあり、データを引き継ぐために一時的にデータのお引越しサービスも提供されており、希望者は64の本作→+にデータを移行できた(現在は終了)。


シリーズごとの変遷・進化

内容としては64版のバージョンアップ・移植版に近く、後のマイデザイン要素の元となった「仕立て屋」機能やかっぺいに島に連れて行ってもらうなどの要素が登場。

ハードがゲームキューブに写ったため、データはメモリーカード経由で更にバージョンアップした『どうぶつの森e+』に引き継ぎ可能だった。

また、トレーディングカードが発売されたのも本作からでカードに記載されているあいことばを入力する事であいことばや村メロ、その他のおまけ機能が利用できた。


この頃からゲーム雑誌等に連載記事が掲載されはじめ、徐々に知名度が伸び始めていった。


「どう森+」のヒットを受け、海外版として作られた『Animal Crossing』の要素を一部取り入れた作品。それだけではあまりに追加要素が薄いという事で、当時任天堂から発売されていたカードリーダーである「カードeリーダー+」に対応し、本体とリーダーを接続してスキャンできるようになった。

前作のカードも引き続き使用可能だが、本作では住人のカードをスキャンする事で村に引っ越してきてもらう事が可能になっており、カードさえ持っていればお気に入りの住人を集める事が可能になった。


本作までの時点では引っ越しがかなり唐突で、ある日ゲームを起動すると住人の家が消滅しており、ポストに引っ越した旨を伝える手紙が入っているというものだったため、カードで村に来てもらう事が可能になったのは救済になった反面、推しのカードをなんとしてでも手に入れようとするプレイヤーという構図ができあがった。


この世代の携帯ゲーム機には標準でスリープ機能が搭載されるようになり、空いた時間に手軽に遊べる事になった頃から一気に人気が爆発。

11月発売にもかかわらず年間セールスナンバーワンを獲得すると、2011年末までの間に520万本以上を売り上げるスマッシュヒットタイトルとなった。


ハードが携帯機に変わったことで大幅に操作体系が変わっている他、不便だった収納関連が大幅に拡充されたりと、利便性が向上している。

容量の都合などから一部の住人は登場しなくなったが、季節のイベントやファッションの充実、各種施設の追加などが行われている。


ただし兄弟姉妹や家族等で1つのハード+ソフトでプレイしている場合、家が共用になるため、それぞれのプレイヤーが好みに家具を置けないという面もあった。


本作から住人の引っ越しに予兆が追加され、引っ越し数日前から外で見かけなくなったり、住人が引っ越す事を言うようになる、引っ越し前日には荷物がダンボールに詰められたりするようになった。

この状態の時に話しかけると引き止める事も可能になったが、引き止められずそのまま引っ越してしまう場合もある。


タイトルの通り、今までの「村」や「島」だけでなく、現代的な「街」へお出かけできるようになったのが最大の追加要素。

「おい森」で容量不足で登場しなかった住人たちが復活している他、同作からのデータの一部引き継ぎや、お出かけ機能等が利用可能となった。


今までの作品では「村の住人」でしかなかったプレイヤーが村長となり、公共事業や条例の策定などが可能になった。

一例として、今までの作品では深夜にプレイしたいプレイヤーは時計をずらしたりする必要があったが、「眠らない村」条例によって住人の生活周期を全体的に遅らせたり、逆に全体的に早くする「朝型の村」条例で自分の生活ペースに合わせる事ができるようになった。


ハードが3DSに移行した事で通信関係の他、様々な機能に対応しており、2016年11月2日に配信されたアプデデータで『とびだせどうぶつの森amiibo+』と改題された。

以後販売されたものに関しては、パッケージ版も同様のタイトルとなっている。

タイトルの通りこの時期から任天堂が展開したamiibo+との連動要素となっており、カードを読み込むとゆうたろうがその住人に変身し、会話やアイテムが貰える、翌日~にその住人が引っ越してくるという機能が利用できる。

また、フィギュアのamiiboを読み込むとゆうたろうがその住人に変身して仕事の代役を務め、本物はオートキャンプ場で休暇を取るようになった。

後者の機能は一部の他作品amiiboでも利用可能で、ゲストキャラとしてオートキャンプ場に登場する。


メガヒットタイトルとなった事に加え、この機能が存在する事によりamiiboカードが品薄状態となり、人気の高い住人のカードはオークションサイト等でかなりの高額で取引される事もあった。いわゆる転売行為も少なからず見受けられ、パックが欲しくても買えないという声も多くあったために現在は通常出荷に加え、受注生産扱いでマイニンテンドーストア等で販売されている。


タイトルの通り、部屋作りをメインにしており、今までの作品で入手がランダムだった家具をカタログで入手できるようになったり、家具類の位置・向きの調整を細かく行いやすいようにシステムが変更されている。


本作もamiiboに対応しており、カードを読み込むとその住人に直接営業電話をかける事ができ、その住人の部屋を作ったり実際に来てもらう事ができる。


  • 『どうぶつの森amiiboフェスティバル』(WiiU

今までのコミュニケーション、村作りではなく、すごろくパズルを主軸としている。

舞台となっている村はミニゲームをプレイすると貰えるハッピーチケットで施設の追加や、それにともなうすごろく中のイベントの追加を行う事ができる。


タイトルの通りamiiboに対応しており、amiiboで住人を呼び出せるほか、「ハッピーホームデザイナー」で作ったデータを読み込む事で本作に登場させる事ができる。


DeNA、エヌディーキューブとの共同開発になっており、多言語対応。

プレイヤーはキャンプ場の経営者として、多くの住人たちが訪れてくれるキャンプ場にするために来訪者との交流、設備の追加などを行っていく事になる。


本作は村ではなくあくまでキャンプ場という事で、訪れる住人たちは一定時間で去ってしまうものの、交流を勧めてなかよしレベルが一定以上高ければ対応した家具を置くことで再び来てもらう事ができる。


本作では従来までのように元々住人のいる村に引っ越すのではなく、未開発の無人島に引っ越し、無人島に家や施設を経てて開拓していくという今までにない話となっている。


今までの作品であった要素を統合したような作品となっており、島の開拓に加えインテリア・ファッションを楽しめる他、新要素としてDIYという要素が加わり、島で得られる資源を使い自分で家具や道具を作る事ができるようになった。


ver2.0の大型アップデートにより、無償アップデートとは別の有償コンテンツ「ハッピーホームパラダイス」も開始された。


本作もamiiboに対応しており、住人をキャンプサイトに呼び出す、呼び出した住人を勧誘して島に住んでもらう事が可能になったが、本作から新たに登場したためにamiiboカードが現時点で存在しない住人もいる。

今作新登場の住民に関しては、ハピパラ開始と同日発売の第5弾amiiboカードに更に追加された新住人達と共に収録された。


世界観

殆どの人物は二足歩行ができる擬人化した動物たち(むしろ獣人?)。普通の動物と区別する為にタイトルに倣い「どうぶつ」と呼ばれることが多い。


人と同じく服や帽子、メガネなどを着用する習慣があり、少なくとも上半身は何も着ないと裸だという認識がある様子。

一方でズボンやスカート、靴についてはオシャレで履くこともあるが、基本的に上半身だけ着たプーさん状態でも平気。普段から着用しているどうぶつもおり、イベントの主要キャラは特にその傾向が強い。

蝶ネクタイのみに見えるフータとか、全裸疑惑のあるとたけけとか怪しいのもあるが。


基本的な文化は人間のものとほぼ変わらないが、食生活については野菜や果物、スイーツなどやその加工食品が好まれ、現実世界におけるペスクタリアンに近い。

例外的に卵や牛乳、魚介類、虫は食べたり調理するイベントが存在する(現時点で魚介類をモチーフとしたキャラクターはタコ住民のみ。)。

一応肉料理も普通に食べられているが、ウシやヒツジの住民もいることもあってかバーベキューの串焼き位で他は話のネタ程度。

感謝祭にターキーを食べる習慣をボヤく七面鳥のシェフがいたりもするが…。


作品の舞台となるのは「村」や「島」である事が多いが、都市や都会も存在しており、その間をつなぐ交通手段も鉄道・バス・船・飛行機など現代的。

テレビ・ラジオなどの他、現代的な家電製品も購入できる。なお、「国」とか「政府」といったものは出てこず、行政は「役場」「案内所」にとどまっている。


全く説明される事はないが、それぞれの住民は本来の動物とは異なる生物として認識されているらしく、トリの住民とは別に小鳥は存在するし、タコの住民とは別に海産物としてタコを釣る事ができる。

博物館の展示などを見る限り、どうやら彼らは*元となった生物が進化して知能を身に着けた*存在らしい(つまり現実でのヒトとサルの関係である)。勿論プレイヤーもまた、ヒトという一つの動物である。


意外だが、同じく動物の擬人化(獣人?)であるスターフォックスの面々がどうぶつの森シリーズへの登場はゲスト含めて実は未だに実現した事が無い。家具にアーウィンが登場した事ならある。

その為、どうぶつの森とスターフォックスが共演したのは大乱闘スマッシュブラザーズだけである。


シリーズ作品

※1既に「とびだせ どうぶつの森」を所持している場合は無料でアップデート可能。

※2事前に「あつまれ」本編が必要。また、直接購入する以外にも加入中にこれをプレイできる豪華版のオンラインプランが存在する。


幻の64DD版

本来は64DD向けのディスクシステムの大容量を利用したロールプレイングゲーム(MMO)として製作されていた。

四季をモチーフとした4つの島を舞台に、様々なプレイヤーが一つの世界観を共有し「"どうぶつ(ケモノ)"を操って冒険を進める」といったシナリオ等が予定されていたが、64DDのあまりのマーケティングの悪さから頓挫してしまう。

カセット作品へ移行するにあたりどうしても小さな村一つ程度のエリアしか確保できず、泣く泣く現在のような「一つの村でのんびり暮らす」ゲームに路線変更する形となった。


時計機能も元々は64DD内蔵のものを利用する筈であり、コンセプト変更後もそれが揺らぐ事なく特殊なROMを用いてまで採用された(64DDには時計機能が内蔵されており、かのサテラビューのように現実の時刻をゲーム内に反映できた)。

また「e+」以前までのシリーズにおける文字入力システムは、この64DDにおける「ランドネットディスク」にて評価の高かった文字入力システムがどうぶつの森へ採用するにあたり改良された上で搭載された物であり、これは64DDユーザーからもどうぶつの森ユーザーからも非常に評価の高い物であった。


RPGの名残なのか戦闘こそないものの、システム的には非常に近い。


64DDはカートリッジソフトのディスクによるゲーム拡張を視野に入れていたが、とびだせどうぶつの森あつまれどうぶつの森の更新データという形でさらなる機能や遊びの拡張という形で実現している。


シェア文化

また、「とびだせ」からはゲーム機からSNS投稿が可能となり、自由度の高さ故の村や島の出来栄えをスクリーンショットやマイデザイン共有といったものがSNSを介したシェア文化との相性の良さにも繋がった。


漫画・映画

小学館の雑誌にて『ホヒンダ村だより』など、シリーズを題材とした漫画が連載されている。


また『おいでよ どうぶつの森』のヒットを受けて、2006年12月16日には映画『劇場版 どうぶつの森』が公開された。

「どうぶつ村」に引っ越してきた少女「あい」を主人公に、村の住人たちの出会いと彼女が探している「夢」が物語の中心となる。

となり村に住む少年「ゆう」の他、シリーズでもおなじみのブーケサリーがメインキャラクターとして登場。

この「あい」「ゆう」という名前は「I」、「YOU」から取られており、物語の主人公はあなた自身という意味で付けられたものである。

また、ゆうの声優は小林ゆうだが、別に狙ってキャスティングしたわけではなく偶然そうなったとの事である。


制作はOLM小学館集英社プロダクションが担当した。

DVDはバップからリリースされ、DS用のポーチが初回限定特典として付いてきた。

本作のエンドロールで「Wiiで会いましょう」というメッセージが表示され、新作がWiiで発売される事が明らかになるというサプライズ要素があった。


久しぶりの漫画版となるココナス☆ルンバによるどうぶつの森~無人島diary~(オンライン連載含む)が連載され始めた。


その他のゲーム

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズの4作目である『大乱闘スマッシュブラザーズ for NINTENDO 3DS / Wii U』にて、主人公の「むらびと」が参戦、カラーチェンジで男女の切り替えが可能。

また、5作目の『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』では、秘書役の「しずえ」も参戦した。


マリオカート8』、『マリオカート8デラックス』にもプレイヤーキャラクターとして参戦している。


テトリス99』、『ジャンプロープ チャレンジ』とはコラボ要素あり。


プレイスタイル

本作にはゲームクリアという概念がなく、村での1日をどう過ごすかはプレイヤー次第(一応、自宅建築の際に組まれたローンを返済するという当面の目的がある)。

ちなみにスタッフロールはとたけけのライブ中に見ることが可能。

以下に基本的なプレイスタイルを挙げる。


・村の住人「どうぶつ」たちとの交流

色んな性格の「どうぶつ」の悩みを解決したり話し相手になったりして彼らと仲良くなる。


・部屋づくり

店で買ったり、「どうぶつ」たちから貰った家具を自宅に飾って自由なコーディネイト。


・村の美化

雑草を抜いたり、花や木を植えたりして村の環境を整備。


・お金(ベル)稼ぎ

捕まえた虫や魚、不要なアイテムなどを売ったりカブに投資したりしてお金を稼ぐ。


・博物館の充実

最初は殺風景な博物館に虫や魚、化石などを寄贈して展示を賑やかにする。


・おしゃれ

自分好みの服や髪型を選んで個性豊かな外見にする。


・ほかのプレイヤーとの交流


メインキャラクター

本シリーズのキャラクター達は会話時に「どうぶつ語」という架空の言葉を使う。

プレイヤーの設定言語の音声を早回しにしたものを再び通常速度で再生したもので、ある程度字幕に沿って聞き取れるが母音や子音の一部が早回しの過程で省略されるため特徴的な響きになる。

『街森』まではオプションでキャラクターの声をどうぶつ語の他にピピピピや無声にも切り替える事が出来たが、『とび森』以降はそれらが廃止されどうぶつ語に統一されている。


固有のキャラクター ⇒ どうぶつの森の登場人物

村に住む「どうぶつ」達 ⇒ どうぶつの森の住民


関連イラスト

森生活もり!

モイモイ村リセットたずねて三千里


関連タグ等

任天堂 ゲーム シミュレーション ケモノ

たたかえどうぶつの森 むらびと

マイデザイン pixiv村長ズ


どうぶつの森100users入り どうぶつの森500users入り

どうぶつの森1000users入り どうぶつの森5000users入り

どうぶつの森10000users入り


スターフォックスシリーズ:登場人物が同じく動物。動物がメインな点ではジャンルは異なるものの任天堂では先輩作品。後にスマブラで共演。


ゼルダの伝説 夢をみる島:舞台となるコホリント島にはどうぶつだけの村である「どうぶつ村 」がある。ちなみに『夢をみる島』の頃にはまだ『どうぶつの森』は存在せず、カラー化された『夢をみる島DX』の約三年後に発売される。「島に村」という点はある意味予言だったと言える。

どうぶつの森(マリオカート)マリオカート8及びデラックスの同名コースはこちらを参照。


シルバニアファミリー - 世界観が非常によく似た動物人形玩具シリーズ。

メイプルタウン物語 - キャラクター性としてはこちらも世界観が似たアニメ作品。

ボスコアドベンチャー - 世界観がわりと近い動物達の冒険活劇アニメ作品。


とんがりボウシシリーズ - コナミのゲーム作品群。似たようなゲーム性。

ぽかぽかアイルー村 - カプコンモンスターハンターシリーズのスピンオフ作品。互いにコラボした事がある。

福福の島 - ソニーのスローライフゲーム。


関連リンク

どうぶつの森ポータルサイト

初代公式サイト

どうぶつの森公式Twitter

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