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超決戦!ベリアル銀河帝国

ちょうけっせんべりあるぎんがていこく

正式名称 『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』。2010年12月23日に松竹配給にて全国上映された。略称は「ベリ銀」など。
目次 [非表示]

皇帝ベリアル、降臨。

ゼロ、光とともに立ち向かえ!


炎より熱く、光より速く、鋼より強く。

集結!ウルティメイトフォースゼロ!!


これが、俺たちの光だッ!


概要

ウルトラマンシリーズ45周年記念作品の第1弾。


前作『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』初登場したウルトラマンゼロの主人公とした物語であり、前作の敵役・ウルトラマンベリアルが復活したカイザーベリアル率いるベリアル銀河帝国との決戦と、それに立ち向かうゼロの成長や、新たな仲間との出会いを描く。


ウルトラ戦士たちが住む宇宙とは別の宇宙を舞台にした壮大なスペースオペラとして制作された。

後のウルトラシリーズで多用されることになる多次元宇宙・マルチバースの設定が初めて明言された作品でもあり、いわゆる「レベル2マルチバース」が「超空間に様々な宇宙が泡のように浮いている」という鮮烈なビジュアルで描写された。他にも「惑星エスメラルダを鷲掴みにするように覆い隠すマレブランデス」「宙域を埋め尽くす無数の宇宙戦艦」「宇宙空間に渦巻くスペースニトロメタンの海」など、CGを駆使した美しい映像描写が多数見られる。


また本作品では仲間や親子の絆がテーマとなっており、ウルトラ戦士以外にも同じ円谷作品である『ミラーマン』、『ファイヤーマン』、『ジャンボーグA』に登場したヒーローや怪獣・宇宙人をモチーフとして新しくデザインされたキャラクターが登場する。


ナレーターは『ウルトラQ』や『ウルトラマン』(初期)でおなじみの石坂浩二が務めた。


祝日に公開されるのは『ウルトラマンコスモスTHE_FIRST_CONTACT』以来9年ぶりである。


あらすじ

ある日、光の国に謎の飛行物体が襲来。内部からは3体のダークロプスが放出されたが、ウルトラマンゼロが父・セブンと協力してこれを退けた。

調査の結果、回収されたダークロプスの残骸から別の宇宙へと続くマイナスエネルギーの波動が検出される。光の国の科学力を以てしても、別宇宙へ転移させられる人員はわずか一人。孤立無援の戦いを強いられる危険な任務に、ゼロは自ら志願し飛び立ってゆく。


マルチバースを飛び越えた先に辿り着いた別宇宙・アナザースペースで、ゼロはレギオノイドに襲われた惑星アヌーの兄弟・ランとナオを助ける。瀕死のランを救うため彼と一体化したゼロは、ナオからアナザースペースを侵略する強大な軍事国家・ベリアル銀河帝国の存在を聞かされる。それは、ゼロがかつて倒したはずの宿敵・ウルトラマンベリアル改めカイザーベリアルが築き上げたものであった。


ベリアル銀河帝国に故郷を滅ぼされ逃げ延びた惑星エスメラルダの第二王女・エメラナ姫との出会いを通じ、アナザースペースの人々の苦しい現状を知ったゼロは、銀河帝国を倒すため、宇宙を救うと言い伝えられるバラージの盾を求めてナオ・エメラナと共に旅に出る。

アナザースペースの戦士たちとの邂逅、銀河帝国軍との熾烈な戦いを経て、ついに宿敵・ベリアルと対峙するゼロ。アナザースペースの平和を取り戻すため、ゼロとベリアルの壮絶な決戦が始まる。


登場人物

ウルトラ戦士

ウルトラマンゼロ

本作の主人公。

セブンからウルトラゼロブレスレットを授かり、アナザースペースへと向かう。


ウルトラマン

ウルトラセブン

ゾフィー

ウルトラマンジャック

ウルトラマンエース

ウルトラマンタロウ

ウルトラマンレオ

アストラ

ウルトラマン80

ユリアン

ウルトラマンマックス

ウルトラマンゼノン

ウルトラマンメビウス

ウルトラマンヒカリ

ウルトラの父

ウルトラの母

ウルトラマンキング

ウルトラマンノア


アナザースペースの戦士達

ゼロが旅の中で出会う勇者たち。

後にゼロと共にあらゆる宇宙の平和を守る新たな宇宙警備隊・ウルティメイトフォースゼロとして活動することになる。

グレンファイヤー

ミラーナイト

ジャンボット

映画公開に向けて、銀河連邦の戦士たちがアップを始めたようです。何か違う


主要人物

ラン

惑星アヌーの開拓民の青年。ナオからは「アニキ」と慕われる心優しい熱血漢。

ナオの窮地を救った際に致命傷を負い、自分達の前に現れたゼロに憑依される。

ちなみに、後に登場した防衛チームの科学と瓜二つの容姿をしているが、関連は不明。


ナオ

ランの弟で、父から託されたバラージの盾のかけらを持っている。

幼いながらも父直伝の「アヌー空手」なる拳法を習得しており、ベリアル軍との決戦ではジャンボットと共にダークゴーネと戦った。

ちなみに、後に登場したベリアルの息子と瓜二つの容姿をしているが、関係は不明。


エメラナ・ルルド・エスメラルダ

本作のヒロインで惑星エスメラルダの第二王女。

ベリアル軍襲撃に際し、ミラーナイトによって一人ジャンバードに転送されて脱出。アヌーの地下で隠遁生活を送っていたところ、ラン・ナオ兄弟と出会う。


その他アナザースペースの協力者

炎の海賊

炎の海賊 ガル・ギル・グル

ベリアル軍に抵抗する正義の宇宙海賊で、グレンファイヤーが用心棒を務めていた。

船長はガル・ギル・グルの三兄弟で、他にも構成員が多数存在する。

ちなみにガル役の平泉成氏は、過去に『ウルトラマンタロウ』第36話、『ウルトラマンレオ』第46話、『ウルトラマンガイア』にて千葉参謀、『ウルトラマンメビウス』にてバン・テツロウ、『ウルトラマンR/B』第4話にて熊城松雄を演じている。ギル役のきたろう氏は『仮面ライダークウガ』のおやっさん役で知られている。グル役のベンガル氏は『超時空の大決戦』などに出演している。


二次元の民

二次元の民

鏡の星に暮らす人々で、劇中では声だけの出演。

ベリアルウィルスに侵されたミラーナイトを保護していた。

声を担当したのはかつてミラーマンこと鏡京太郎役を演じた石田信之氏。


ベリアル銀河帝国

前作において怪獣墓場におけるウルトラマンゼロとの死闘の末、アナザースペースへとやって来た(迷い込んだ)ウルトラマンベリアルが築き上げた一大帝国


主題歌

運命のしずく~Destiny's Star~

作詞:千紗・Kenn Kato/作曲:鈴木大輔/編曲:GIRL NEXT DOOR・水上裕規/歌:GIRL NEXT DOOR

タイアップ記念にGIRL NEXT DOORのマスコットである「ガルネコ」がウルトラセブンの衣装を着た「ガルネコセブン」というキャラクターが誕生している。


余談

この映画に出てくる「惑星エスメラルダ」は、円谷作品の『スターウルフ』の第2話で宇宙港のアナウンスのセリフで名前だけ登場している。同じ星なのかは不明。


撮影が行われていたスタジオのすぐ隣のスタジオでは電人ザボーガーが撮影されていた。


ナオを演じた濱田龍臣は、この6年7カ月後に放送開始された『ウルトラマンジード』で主人公朝倉リク(ウルトラマンジード)役を演じることになった。しかも、映画に出演した際は敵であったベリアルの息子という何とも因縁深い間柄になっている(当時の雑誌でも「まさに運命的なキャスティング」と紹介されていた)。また、エメラナを演じた土屋太鳳から主人公に起用されたことに驚いた様子でコメントが寄せられていた。ちなみに本作の映画公開の7年後の12月23日は偶然にも、『ジード』最終回が放送されており、ベリアルとの最終決戦でもあった。また、本作と『ジード』のBGMを担当したのは川井憲次氏である。

ウルトラマンジード 1話

劇場版『つなぐぜ!願い!!』では、ナオとリクの外見が瓜二つであることに絡めた小ネタがあり、クライマックスで、ジャンボットに頼まれたリクが「ジャンファイト!」のポーズを取るというシーンがある。

ウルトラマンジード第1話

その後、2020年8月29日に放送された『ウルトラマンZ』の特別総集編「特空機シークレットファイル」において再びナオがジャンボットに搭乗して戦うシーンがピックアップされた。恐らく、ロボット兵器つながりと同時に、濱田氏が同作に朝倉リク役でゲスト出演していたこともあったからだと思われる(ただし、劇中ではナオとリクの容姿が瓜二つであることについては特に触れられなかった)。

なお、濱田はこのエピソードが放送される直前の2日前の8月27日に20歳の誕生日を迎えたばかりだった。製作側がこのことまで意図していたかは定かではないが、正に濱田氏にとっては円谷プロから2日遅れで粋なプレゼントを贈られることになったと言えよう。


『ジード』に登場する小説家:伏井出ケイのデビュー作:「コズモクロニクル」は、この『超決戦!ベリアル銀河帝国』で起きたことを含めてベリアルを主人公に据えることで事実を歪めて書いたものとなっている。ここでは、ベリアルは“勇者アガム”、宿敵であるゼロは“輝きの騎士ゾーラ”という存在に置き換えられている。


ちなみにYouTubeの公式配信では「伏井出ケイの小説は、既に映画化までされているよ!」とか「この映画では、伏井出ケイの原作で悪役だったゼロが主人公なんだ」などの文面で本作が宣伝されている。原作……?


ウルトラマンネクサス』の主人公・孤門一輝を演じた川久保拓司は、本作の映画を鑑賞した事をブログで語っている。恐らく、自らが変身したウルトラマンノアの登場に加え『ネクサス』で和倉英輔を演じた石橋保と西条凪を演じた佐藤康恵が出演していたこともあったのだと思われる(2人はランとナオの両親役で出演していた)。ちなみに本作と『ネクサス』のBGMを担当したのは同じく川井氏である。


当初はダークロプス軍団とウルトラ戦士の戦いをゴモラアントラーが見守る未公開シーンがあった。


エメラナを演じた土屋太鳳氏の弟・土屋神葉氏はウルトラマンゼロを演じた宮野真守氏が声優を志したきっかけであり、その為なのか同じ劇団ひまわり所属になっている。本作でゼロを演じている岩田栄慶氏に師事していたことも公言しており、後に『ウルトラマントリガー』でウルトラマンリブットの人間態を演じることになる。


アナザースペース出身の戦士達はM78星雲の光の国のウルトラ戦士とは違うということを示すために、目が窺いにくいデザインとなっている。原典と比較すると、目の有無ではっきりとわかる。

同作監督のアベユーイチウルトラマンゼロ10周年トークイベントで前から考えてた銀河帝国の後日談エピソードの構想を語っておりいつか撮りたいと語っている。

関連動画

第1弾


第2弾


第3弾


特報PV


関連タグ

劇場版ウルトラマン ウルトラシリーズ ウルトラマンゼロ ウルトラマンベリアル 円谷プロダクション


ウルトラマンゼロTHEMOVIE超決戦!ベリアル銀河帝国


伏井出ケイ


A_wakening_of_the_Trailblazer:本作の数ヶ月前に公開されたガンダムシリーズの劇場版作品。一部のキャストスタッフが共通している。


ウルトラ銀河伝説超決戦!ベリアル銀河帝国ウルトラマンサーガ

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