げんしのちから

ポケモンの技の一つ。

データ

第2世代で追加されたいわタイプの技。「原始の力」という名称から古代生物モチーフのポケモンが習得する・・・というわけでもなく、結構な種類のポケモンが覚える。

第3世代までは物理技だったため、「いわなだれ」を習得できないポケモンが代用として積むといった使い方もなされていた。

威力こそ控えめではあるものの、追加効果が全ステータスが1段階上昇すると言う破格の効果になっている。発動率は10%と低いのであまり当てになるものではないが、一種の「ロマン砲」としてそれを主目的にするトレーナーも稀に存在する。

ゲーム内のバトル施設ではアレが発動して毎ターン当たり前のように強化を遂げる凶悪な攻撃兼積み技に変貌する事もある。

第4世代の物理・特殊の仕様変更を機に特殊技に振り分けられ、いわタイプの特殊アタッカーに積まれるようになる・・・かと思いきや、最大威力の「めざめるパワー」の方が上というまさかの勢力争いが始まる。

めざパはめざパでいわゆる「厳選」行為が困難であったり、仕様上最速が狙えないというデメリットを抱えていたため、「いっそ一致岩技を捨てる」という第三の選択肢も生まれた。

他方で先述の「原始」要素に関して設定面の補強がなされ、特定のポケモンが「げんしのちから」を覚えた状態でレベルアップすると原始的な姿に進化するという一部の道具と同等の扱いがなされるようにもなった。対象はモンジャラ、イノムー、ヤンヤンマ。

第5世代には新技「からをやぶる」が追加され、これと並立できるオムスターやマグカルゴが初撃から大ダメージを狙えるようになった事から積極的に採用の意思を見せ始めた。

第6世代では「めざめるパワー」の威力が60に固定化され、追加効果を有するこちらの単純劣化に落ち着いたため、勢力争いがようやく終結する。

使用者にも、数が多く同族対策の必要に迫られるメガリザードンYや、特性で追加効果を捨てる代わりに火力を上げられるメガバクーダが加わった。