概要
今川家臣で卑馬城城主の飯尾連龍の妻である。夫が今川氏真の謀略によって殺害されたため、夫の後を継ぎ第5代卑馬城主となり城を守った。
やがて1568年(永禄11年)12月に徳川家康が家臣を派遣して城を明け渡すように説得するも、お田鶴の方が承引しなかったため、家康は卑馬城を攻撃した。やがて落城寸前の時、緋縅の鎧に白柄の薙刀、身の丈と同じくらいの長さの黒髪に純白の鉢巻きをしたお田鶴の方と白鉢巻きにたすき掛けと刃を持った侍女18人と家康軍の壮絶な戦いが繰り広げられ、粉骨を尽くすも力尽きたお田鶴の方は侍女18人と共に討死した。
その死を天晴ながらも不憫に思った家康はお田鶴の方と侍女の遺骸を厚く葬り塚を築き、家康の正室、築山殿も自分の手で塚の周囲に百余株の椿を植え供養を営んだ。椿はその後毎年美しく咲き、付近の人々はこの塚所を「椿姫塚」と呼び追善供養を捧げているという。椿姫の名は、この塚の周りに植えられた椿の花に由来しており、浜松城の近くにお田鶴の方を祀った「椿姫観音」が残っている。
戦国大戦において
夫・飯尾連竜とともに今川家の武将として参戦。
二つ名は、上の伝承どおり「椿姫」。
見出し画像は、戦国大戦のイラストがモデルになっている。
今川家特有のフェイスペイントは、額の花模様。
台詞周りも『誰が相手でも一歩も退かないから!』(虎口攻め成功時)や、『たとえ一人になっても、私は戦い抜く!』(落城勝利時)など、勇猛さが見てとれる。
スペックはコスト1 武力1/統率6の弓足軽で、特技は「魅力」。
能力面では頼りないが、持ち計略が強いためこのステータスなのだろう。
その持ち計略「三色八重散椿」(さんしきやえちりつばき)は、効果中に「お田鶴の方が与えた弓ダメージを受け続けている敵部隊」の「武力」「統率」「移動速度」をまとめて低下させる弓強化計略。
また、効果としては自身に対する強化計略のため、敵の計略対象にならなくなる効果である「母衣武者の構え」や、「母衣衆の采配」を無視できるのが強み。
終了時に兵力が(100%基準の)70%固定で低下するが、自身がコスト1であるためある程度は許容できる。
さまざまな効果を一括でぶつけるため、後方援護としてはかなり強い部類。
ただし乱戦はもちろん、弓足軽の常である「静止していないと撃てない」ことから「挑発」(黄梅院など)や「誘導の術」(関口氏広)、「猿回しの術」(松下之綱)といった、「強制的に移動」させるものに弱いのが弱点。
素の武力も1と低く、これを使っても武力が上がらないこともあり、敵の鉄砲隊や弓足軽などから撃たれると一気に撤退してしまいかねないため、他部隊のフォローも必須である。
また余談ではあるが、弓強化計略ではあるが効果中は「超絶強化」の計略を自軍が使ったときと同じBGMが流れるのも特徴。
「椿の花、枯れさせはしない!」
戦国無双
武器:大太刀 声:鈴木麻里子(新武将・冷静の流用:4のみ) 斉藤佑圭(新武将・活発の流用:4Empires)
「巴板額に比する武勇、味わってみる?」(4Empires特殊台詞)
概要
『Chronicle2nd』にて初登場。井伊直虎とは親友同士だったが、今川から徳川に寝返ろうとした為に今川家や直虎と戦う事になる。家康からは「田鶴の方」、直虎からは「お田鶴ちゃん」と呼ばれる。その死後は弔いに椿を植えられた。
『4』の流浪演武にもイベント内で登場。とある条件を満たすとパートナー武将として使用可能となる。
4-2では流浪演武が削除されたために登場しないが、4Empiresにて姫武将の1人として再登場。ボイスが冷静から活発に変更され、特殊台詞が追加された。