概要
CV:阪脩
本間丈太郎とは、『ブラック・ジャック』のキャラクター。外見は「火の鳥」シリーズに登場する猿田彦その人である。
幼いころ事故に遭い瀕死となったブラック・ジャックを手術し命を救った天才外科医師。
ブラック・ジャックにとっては医師を志すきっかけとなった人物であり、彼にとっては絶対的な恩師だが、直接技術指導されたわけではなく、人生においての心の師のようなものである。
本間血腫と呼ばれる治療法が見つかっていない病気の治療に関して生体実験であると非難され、医学界を追放された。この事件はブラック・ジャックの医学界に対する不信の原因ともなっている。
ブラック・ジャックにとっては掛け替えのない恩師であり尊敬の対象であったが、本間教授自身は完全無欠の人間ではない。
ブラック・ジャックの手術をしたさい、体内にメスを残してしまったまま執刀を終えてしまうという重大な医療ミスを犯してしまったのだが、自身の名声に傷が付くことを恐れて言いだせず後悔と自責の念に苦しまされることとなった。恐怖に駆られながらも次の手術でカルシウムの殻に包まれたメスを間黒男の体内から発見し、人体の神秘と医学の難しさを感じたことを、そのメスを彼に送った際に告白した。
その告白の直後に容体が急変しブラック・ジャックが手術を担当、オペは完璧に終わるが亡くなってしまう。
死の間際に以下のような言葉を残している。
「人間が生きものの生き死にを自由にしようなんておこがましいとは思わんかね」